【ガザ】粉ミルクの支援を続けています
2025年5月から6月にかけて、現地パートナー団体を通じたガザでの緊急支援として、ガザ北部で粉ミルクの配布を行いました。
現地パートナー団体に届いた粉ミルク,2025年5月
3月初旬から続く支援物資の遮断や需要の高まりにより、ガザ内での調達には予想以上の時間がかかりました。まとまった量を確保するのが難しい中、JVCの現地パートナー団体が力を尽くし、1,750缶を確保することができました。
今回調達した粉ミルクはガザ北部にある、4つの現地パートナー団体の拠点にて配布しました。
JVCの現地パートナー団体スタッフから粉ミルクを受け取る子どもたち、2025年5月
ガザでは今、全ての人が深刻な食糧不足に直面しています。特に子どもの急性栄養失調は爆発的に増加し、UNICEF(国連児童基金)の報告によると、毎日100人以上の子どもたちが栄養失調のために病院などで治療を受けています。
今回、粉ミルクを受け取ったお母さんたちは、
「ガザ中を探しても、どこにも粉ミルクが見つからなかった」と口々に語っていました。
見つかったとしても、価格が高騰し、とても手が出せなかったという声も聞かれました。
粉ミルクは、ガザの子どもたちにとって命をつなぐ希望です。
今回調達した粉ミルクは、2025年7月までに配布を完了することができました。
JVCは、次回の配布に向けた準備をすでに進めています。
皆さまのご支援が、ガザの子どもたちに明日を生きる力を届けます。