REPORT

日本 パレスチナ

小中学生の皆さんとパレスチナ刺繍をしました!@津田沼

こんにちは、広報担当の並木です。

先日、ガールスカウト千葉県第43団の皆さんにお声がけいただき、活動時間にお邪魔してきました! 

約100年前に、イギリスで生まれたガールスカウト。子どもたちから大人まで、人種や宗教の違いや国境を超えて活動されています。

挑戦を通じて自分の思考や力を伸ばしながら、仲間と一緒にアクションを起こし、そして地域や社会、女性の未来のために行動する大人になっていく…という、すべての女性のためのガールスカウト活動。それぞれの地域にグループがあり、千葉県習志野市をベースに活動している千葉県第43団でも、「自分たちの集会、私たちで考えよう。私たちにできる、誰かの役に立つことをしよう」をテーマにして日々活動されています。

この日の活動は「パレスチナを知ろう!」がテーマ。

私たちJVCをはじめ、日本のNGOが活動している中東の「パレスチナ自治区」の人々の暮らしや、日本からの支援活動についてお伝えしながら、現地の人々にとって身近なパレスチナ刺繍を小中学生のメンバーに体験いただきました。

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(今回はNGO相談員を利用してのワークショップです)

パレスチナの紹介

まずは地図で、パレスチナやイスラエルの場所を探すところからスタート。

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(中東の場所、パレスチナの場所を、英語の地図で探します)

地図で見つけた後には、パレスチナが日本に比べて小さな地域であることや、「中東」といっても争いや砂漠ばかりではないこと、石造りのお家の様子、人々が食べているものなど、写真を交えてご紹介しました。

実際に縫ってみました

その後には、早速刺繍タイム!

まずは講師から配られた図案から、自分が縫い取ってみたい柄を決め、たくさんある糸の中から自分が柄を縫いたい色を3色ほど選んでもらいます。

その後は、実際に縫ってもらいました。

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(マグネットは針をなくさない工夫だそうです、なるほど便利…!)

小学生、中学生の参加者の皆さんは、色選びや刺繍で大盛り上がり。針に糸を通すことに苦戦しながらも、しばらくすると慣れた手つきになり、どんどん縫い進めていました。

刺繍をしながら、現地の女性たちの中には、なかなか家から自由に出ていくことができない方々もいること、そんな中で例えば「刺繍製品を作ってもらって、日本で販売する」という日本からの関わりが、女性が家の外に出るきっかけを作っていること、刺繍をしながら話すことが女性のコミュニティ作りの力になることをお伝えしました。

参加下さった皆様のコメント

今回のワークショップを企画してくださったメンバーの方からは、こんな嬉しいコメントをいただきました。

「あの年代の子どもたちにとって、遥か遠い地にいる人々のこと、時には紛争に生活や命が翻弄される地域にも日々の暮らしがあることを、知ってもらえてほんとうによかったと思います。ぜったいに忘れないと思います」

参加してくださった大人のメンバーの方からは、作品の写真が届きました!

初めてなのに、裏まで綺麗に縫えていてびっくりです。色合わせも素敵です!

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さいごに

刺繍を通じて、はるか遠く離れた人々の日々の営みや、日本からもつながりを持てることを感じていただけていたら大変嬉しいです。

ガールスカウトさんには、他の団の方々もJVC事務所でボランティア作業をしていただくなど、いつもお世話になっています。またぜひ、ご一緒できたら嬉しいです!

ガールスカウト千葉県第43団の皆さん、この度は本当にありがとうございました…!

JVCは外務省から委託を受けた「NGO相談員」です。出張講演のほか、電話やメール、対面などで、国際協力に関する相談に無料で応じています。どうぞお気軽にご相談ください。
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