REPORT

東日本大震災

継続は力なり ~約2年半にわたる地元支援団体との取り組み~

1月29日、鹿折中学校仮設住宅の集会場にて第7回「あづまっぺ!『趣味のじかん』」を開催しました。今回は「新年会」を企画し、福笑い、カルタ取り、花札や健康麻雀など数種類のゲームを行いました。

イベント当日、参加した方々はそれぞれが興味のあるゲームで遊び、会場は和気あいあいとした雰囲気となりました。

顔絵の完成を楽しみに待つ参加者

これまで実施したイベントでは女性住民の参加が多く、男性住民の参加についてはごく限られたものとなっていました。そのため、今回は健康麻雀を取り入れました。その結果、これまでより多くの男性住民の参加を得ることができました。

男性に人気の健康麻雀

真剣な様子でカルタ取りを行う参加者

今回のイベントでは参加者全員分のお弁当を用意し、ゲーム終了後に食事会を行いました。昼食の時間を設けたことで、ゲームの他に参加者同士が交流を深められる機会を提供することができました。参加者からは「今まではイベントが終わったら解散していたけど、こうして皆で食事ができて嬉しい」、「次のイベントもお弁当付きにしてほしい」などの声が聞かれました。

2014年6月から開始した当イベントは、2012年6月から2014年3月までの間に地元支援団体と協同で実施していた「趣味のじかん」が基盤となっています。「趣味のじかん」の開催回数を含めると、今回のイベントで30回目を迎えました。

イベントを企画・実施するにあたり、より多くの参加を得るべく企画内容や呼びかけの方法などについて地元支援団体と毎月協議を行い、試行錯誤を重ねてきました。

花札を楽しむ参加者

約2年半にわたり地元支援団体との合同イベントを実施してきたことで、当イベントが住民の間に定着し、また、JVCと地元支援団体との強固な連携体制を構築することができました。

当イベントの目的である鹿折地区集合型災害公営住宅の入居予定者間の顔合わせを行っていくにあたり、未だ多くの課題が残されていますが、これまでの積み重ねを活かし、JVCは今後も地元支援団体と共に交流イベントを継続していきます。

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