【声明】米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃に強く抗議し、武力行使の即時停止を求めます

米国とイスラエルのイランへの軍事攻撃は、加盟国による他国への武力行使を明確に禁じている国連憲章第2条第4項に違反します。また、南部ジャジャレ・タイエベ小学校やテヘランのガンディ病院などへの攻撃は、子どもたち、患者、医療人、一般市民などを殺傷する明確な国際人道法違反です。また、この攻撃に対するイランからの報復として米軍の拠点がある湾岸諸国も巻き込まれる事態となっています。私たちJVCはこれらに抗議し、自国・自陣営の権益を優先し、人命をないがしろにする武力行使の即時停止と国際法の遵守を求めます。
私たちは、これまでアジア、アフリカ、中東などで、戦乱と犠牲を強いられた多くの国々で現地の人々と活動してきました。イラクでは、大量破壊兵器を開発しているという虚偽報告をもとに米国によって始められた戦争により、多くの市民が甚大な被害を受け、その後も長く困難な状況にあるのを目の当たりにしてきました。アフガニスタンでも、米国は平和や民主化を実現すると主張していましたが、戦争・内戦その後の混乱の中で多くの犠牲者を出し今も平和は実現されていません。「武力で平和はつくれない」実例です。
戦争・紛争で真っ先に犠牲になるのは脆弱な立場におかれている人々です。そして多大な犠牲を被り社会基盤を壊された人々は、長く戦争の傷跡に苦しむことになります。
また過ちが繰り返されることは決してあってはいけません。
また、1945年の敗戦後、侵略戦争の放棄を明確にした国のNGOとして、日本政府に対し今回の米国とイスラエルによる軍事攻撃に明確に反対する立場をとり、発言・行動することを強く求めます。
私たちは、理不尽に人々の命と尊厳を奪う行為を見過ごさずに声をあげ、対話による共存と人命・人権が尊重される社会を市民の連帯によって実現することを目指していくという強い決意を改めて表明します。
2026年3月17日
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター(JVC)