2018年に発行した号の一覧

- ボランティアが続けた30年間の活動を振り返る
- 1989年から毎年末に開催した「JVC国際協力コンサート」は今年末の公演で30年の歴史に幕を下ろす。30年間のコンサートは多くのボランティア――歌う人、音楽家、実行委員会、裏方等々――に運営されたという財産を残し、同時にボランティアの一人一人にも財産を残した。惜しまれての終了に向かいつつも、関わった個人や組織の立場からコンサート活動の意義を整理したい。
【発行年月日: 2018年10月20日】

2017年度ダイジェスト
- 【4月】アフガニスタンで、平和と非暴力の学び合いの活動を新たに開始
- 【8月】スタッフのモザンビーク入国拒否が発生。署名活動等、入国を求めてモザンビーク、日本両政府に働きかけを展開
- 【9月】未使用・書き損じハガキ支援を団体全体として呼びかけ開始
- 【11月】南スーダンで、緊急支援を終えて避難民キャンプでの教育支援と生活改善支援を開始
- 【12月】「NGO非戦ネット」有志で『非戦・対話・NGO』を刊行。国際ボランティア学会 隅谷三喜男賞を受賞
- 【3月】住民の生活再建に一定の目処が立ち、地域づくりを住民自ら進めていく段階に至ったため、気仙沼事業を終了
【発行年月日: 2018年7月31日】

- 変わりゆく世界情勢にJVCはどう対応するのか
- 今年6月末、JVCの代表が、2006年から12年間就任していた谷山博史から今井高樹へと交代した。タイやラオスの農村開発、紛争が絶えないアフガニスタンやスーダン、南スーダンでの人道支援活動や復興活動などを経験してきた二人が、いま現在の世界の潮流をどう読み、そのなかでJVCはどういう活動に結びつけるのかを対談した。
【発行年月日: 2018年7月20日】

- 被災地での住民の生活と自治を支えた7年間
- 2011年3月11日に発生した東日本大震災から7年が過ぎた。
JVCは震災直後から被災地の宮城県気仙沼市に入り、生活再建、地域づくり、仮設住宅での自治体制の支援などの復興支援を展開してきたが、2018年3月末をもって事業を終了する。
事業終了にあたり、この7年間でJVCが何に取り組み、それが地域住民にどう寄与したのか、そして、JVCが直面した課題を報告したい。
【発行年月日: 2018年4月20日】
- 400万人。人口の3分の1が今も恐怖と不安のなかで生きている
- 昨年、稲田朋美防衛大臣(当時)の訪問を境に注目を浴びた南スーダン。
だがその報道は、日本の自衛隊のPKO増派や撤収を巡っての報道に終始し、同国の内戦で生まれた避難民の困窮した生活を伝える視点はほとんどなかった。
自衛隊が撤退した今、同国に関する報道はなくなったが、現地ではいまだに人々は不安定な生活を強いられている。その最新情報を共有したい。
【発行年月日: 2018年1月20日】