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スーダン ワークショップ 
2006年9月15日 更新
 

アフリカボランティアチーム 青木 透

ほっとかないスーダン
〜アフリカ最大の国は今〜  


8/19日JICA地球広場で、アフリカボランティアチームのワークショップ「ほっとかないスーダン〜アフリカ最大の国は今〜」を行いました。当日は猛暑にも関わらず、多くの方にご来場いただきました。

クイズで知ろうスーダンのこと

参加者のみなさんに3つのグループに分かれていただき、スーダンについての一般的な知識と理解を深めるためのクイズを行いました。スーダンの地図をアフリカ全体の地図の中に当てはめるといった基本的な地理の問題から、「内戦終結後、ディンカ族が故郷に持ち帰った15万の貴重な財産とは何か?」という問題まで計5問を出題し、それぞれのグループに回答していただきました。どのグループも積極的に意見を交換し、正解の説明にも熱心に耳をかたむけていました。「スーダンの首相兼大統領の顔写真はどれか?」という問題には全グループが正解し、「ディンカ族が故郷に持ち帰った15万の貴重な財産とは何か?」という問題にも、全グループが牛や家畜(正解は牛)と回答しており、スーダンの内戦や難民問題を含めた厳しい現状に対する参加者の関心の高さが表れていたと思います。

浜口さんのお話

今年の7月18日までジュバに滞在し、現地の自動車修理工場の支援を行っていた浜口さんのお話を聞きました。以下浜口さんのお話のおおまかな内容です。

初めて工場を訪れたとき屋根には穴が開き、工場の床には爆弾の鞘や弾丸が無数に転がっていました。現地では、工具が手に入らず、部品もないためスーダンに行く際にバッグにつめて持っていかなければならなかったものもありました。内戦のため長期間正常な運営を行うことができなかった工場には、ポンコツになった車両が10年、20年もの間取り残されていて、工場で最初に行った作業はそれらの一つ一つにタイヤをつけて工場から運び出す作業でした。
 戦争が終わって最初に始まるのはまず交通で、それによって商業が発展します。ジュバを含めたスーダン南部は以前からアラブの人々が住むスーダンの北部よりも隣国のウガンダやエチオピアとの結びつきが強い地域でした。現在も、ウガンダの首都カンパラや、ケニアのナイロビと結びつき、スーダン北部とは異なる経済圏を形成しつつあります。この経済圏内における移動手段は主に車ですが、ジュバ周辺では車が非常に不足しています。現在使用されている車に関しても、道路状態の悪さなどによって故障が多発しています。こういった点から自動車修理工場の必要性が生じているのです。スーダン南部の人々に話を聞くと、だいたい90%くらいの人が北部からの独立志向を持つ人達です。5年後に独立するかどうかを問う投票が行われるということですが、もし本当に実施されるならば独立を選ぶ可能性は高いと思います。
 難民は帰還したあと、生産的な仕事をして食べていかなければなりません。農地や家畜をみんなが持っているわけではないので、ほとんどの人は都市に出て仕事を探します。給料は要らないから修理工場で働きたいという人もいました。車両整備について学ぶことは、エンジンや動力について学ぶことです。こういった知識が広がっていくことは、今後の発展において大事なことだと思います。工場で一緒に働いた現地の人達はスキルが高く意欲的です。物資さえあれば良い仕事ができる人達です。また、スーダン南部では夜7時に援助関係団体の女性が出歩くことができますし、店で買い物をするときにも値段をふっかけてきたりしません。こういった経験から、この地域の人々のモラルの高さを感じました。

グループで意見交換・発表

浜口さんの質疑応答のあと、再度グループ毎にワークショップについての感想などを話し合っていただきました。そして最後に参加者一人ひとりから、今後スーダンとどのように関わっていきたいかを発表していただきました。

(アフリカボランティアチーム 青木 透)


 
 


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