
講演の概要
@北朝鮮の状況とJVCの関わりの概説
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■JVC水曜講座第9回 講師
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- 分断の経緯
- 南北関係
- 地理的状況
- JVCと北朝鮮の関わり
1995年8月の大水害の被害を受けた人々への支援のため、他のNGOとともにKOREAこどもキャンペーンの前身を結成、96年より食糧支援を開始。その後も幼稚園や託児所への食糧支援や太陽光パネルの設置という人道支援を続けるとともに、日本・韓国・北朝鮮に住む子どもたちの絵を一堂に集める絵画展、「南北コリアと日本のともだち展」を日・韓・朝3国で開催している。
A2005年8月、絵画展のために訪朝した際に撮影した映像の上映
朝鮮学校の生徒4名が、絵画展会場となった小学校の生徒とともに、等身大の自画像を描いた。子どもたち同士が協力して自画像を描くうちに徐々に打ち解けていく様子、ビデオカメラを小学校の生徒達に貸したら夢中になって撮影している様子、もう絵画展を開催するのは4度目となる小学校の先生達とはすっかり打ち解けている様子などを紹介
B質疑応答も交え、筒井KOREAこどもキャンペーン事務局長から様々なエピソードを紹介
- 受入体制についてよく聞かれる質問への回答:入国の方法・ルート、受入機関、行動の自由、宿泊先
- 関わり始めた頃に感じたこと:日本と他の国では北朝鮮報道の内容に大きな差がある
- 初めての訪朝の印象とその後の変化: 今でこそあたたかく迎えられているが最初からそうではなかった
- 平壌の街の様子(観光名所、市場、屋台、広場でのマスゲームの練習)
- 協同農場の人々(子どもたちの健康状態の変化、食事、人々の表情の柔らかさに同行したテレビ局の 取材陣が驚いたこと)
- ※来場者からの質問:
Q.「市場に行きたい」など行きたい所をリクエストしてもあまり連れて行ってもらえない、という話を聞いたことがあるが本当か? ⇒A.市場には今年の夏に連れて行ってもらった。「これから会う誰々さんのために何々を買いたいから市場に行きたい」といったように、必要性をしっかり説明すれば受入側の対応も変わる。
- 楽しかったこと:海水浴場で出会った人々との交流(焼いた貝をご馳走してもらったこと、記念撮影を多くの人から
- 印象深かったこと:元山(ウォンサン)で万景峰号の北朝鮮出航に遭遇した際のエピソード(涙して舟を送る人が少なくない。在日コリアンには北朝鮮に親類がいる人も多いが、北朝鮮に住んでいる人は日本を訪問できず、在日もそう頻繁に朝鮮を訪問できるわけではないので、目にしたのはもう二度と会えない親族が日本に帰るのを見送る人かもしれない)
総括
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■開場の様子
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小学校の先生達や協同農場の人々が柔らかい表情を見せてくれるようになったのは、何度も継続的に訪問して人と人としての関係が出来てきたからで、単発の取材では決してこうはいかない。ささやかなものでも支援・交流の活動を続け、こういった表情を日本社会に伝えていくことが自分達の役割。継続的に訪問ているからこそ変化も分かる。
感想
「政府と国民はイコールではない」「相手の立場からものを考えてみる」。これはどこの国を考える際にも重要なことです。しかし、北朝鮮のことや日朝関係を考える際には特に重要である、ということを今回強く感じました。日本では激しい反対運動で迎えられる万景峰号を、涙して送る人が北朝鮮にいる。家族を想う心情、これは日本でもどこでも共通のことでしょう。そんな、同じ人間が北朝鮮にも住んでいる。日朝関係を考える際には、こんなごく当然でありながら忘れられがちな事実を踏まえて考えていかねば、と感じた講座でした。
※この講座に参加された方が、インターネット新聞「JanJan」に記事を書いて下さいましたので、ぜひそちらもお読み下さい。
JanJan:http://www.janjan.jp/world/0601/0601190954/1.php
広報インターン 高橋豊
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