スパムメール対策と言えばPOPFile。インストールから設定、使い方まで説明します。
Posted by Junya HOSONO 2008年7月21日 PM 4:10
朝一の仕事が前の日の夜中に来ていたスパムメールをごみ箱フォルダに叩き込むこと、という方は結構いらっしゃるかもしれません。
世の中にはさまざまなスパムメール対策がありますが、ここ数年個人的に利用していて、上のような虚無感と怒りに満ちた作業をまったくせずに済んでいる方法を書いておきます。POPFileという、自動メール振り分けツールを利用する方法です。
過去の学習の結果、現在では99.9%以上の精度でスパムメールを分類してくれますので、非常に快適です。しかも無料! 今回はインストールから設定までの手順を詳細に説明しますので、ぜひ参考にしてください。
POPFile の情報付加機能と、メールソフトの自動フォルダ振り分け機能を利用する
今回紹介するスパムメール対策方法は、具体的には以下のような流れになっています。
- メールソフトで受信ボタンを押す
- メールがメールソフトの受信箱に入る直前に、POPFile がメールの中身を判定して「スパムかどうか」の情報を付加する
- メールソフトの受信箱に入ってきたメールに対して、メールソフト側で POPFile が付加した情報を元に(スパム用の)フォルダに自動で振り分ける
実は、POPFile はスパムメール対策専用ソフトではありません。「ある特定の傾向を持つメールに特定の情報を付加する」だけのソフトです。なんのこっちゃ、という感じですが、メールの内容から、仕事用と私用に分ける、外部とのメールと社内メールに分ける、といったことができるわけです。それを、「スパムメールと普通のメールに分ける」という目的のために利用することで、スパムメール対策として効果を発揮してもらうわけです。
そして次に、ほとんどのメールソフト(Outlook Express など)が持っている、自動フォルダ振り分け機能を利用します。特定の情報を元に、受信したメールをあるフォルダに振り分けたり、ごみ箱行きにしたり、という機能ですね。ここでは、上の POPFile で付加してもらう「スパムかどうか」の情報をもとに、あらかじめ用意しておくスパムを格納するためのフォルダに自動で振り分けるのです。
...と、ここまで説明してもしかしたら気づいた方もいるかと思いますが、今回の手法は、メールソフトを利用する場合に限定されます。要は、webメールをブラウザで利用する場合には適用できない(IMAPが利用できれば別ですが)、ということです。これに関しては、以下のリンク先を参考にしてみてください。
- YahooやHotmailのWebメールでPOPFileを使うことができますか? [POPFile Documentation Project]
- IMAP.pm の入手と起動方法 [POPFile Documentation Project]
1. POPFile をインストール、そして2つのバケツを作るまで
以下、インストールから手順を追って説明していきます。少し長丁場になりますが、スパムメールからさよならするために、がんばってついてきてください。
まずは、POPFile は以下の公式サイトからダウンロードします。
画面右側のダウンロードのリンクをクリックします。
ダウンロードの画面になるので、画面中ほどの "Current Release" のところのリンクをクリックすると、ダウンロードが始まります。ここでは Windows 版を想定しています。
ダウンロードしたファイルは zip 形式で圧縮されていますので、これを任意の場所で解凍(展開)しましょう。すると、黄色いタコのアイコンの setup.exe ファイルになります。
ここからインストールが始まります。この setup.exe をダブルクリックで実行すると、以下のようなインストール時の言語を選択する画面がでてきますので、ここでは Nihongo を選択して「OK」ボタンを押します。
次に POPFile のリリースノートを表示するかどうかを聞く画面がでてきますが、ここではインストールを急ぎたいので「いいえ」ボタンを押します。リリースノート自体は、インストール後でも読めます。
しばらくすると、インストール画面がでてきます。「次へ」ボタンを押します。
ライセンスを表示する画面がでますので、一通り目を通して、「このライセンス契約書に同意します」にチェックをつけて「次へ」ボタンを押します。
次に、日本語処理の方法を選ぶ画面がでてきます。ここでは、すでに選ばれている "Kakasi" というもののままで「次へ」ボタンを押します。
インストールする細かい機能を選ぶ画面がでてきます。ここではこのままで「次へ」ボタンを押します。
インストールする場所を選ぶ画面が出てきます。ここでもこのままで「次へ」ボタンを押します。念のため、ハードディスクに必要な空き容量があるかを確認しましょう。
インストール内容を確認する画面が出てきます。一応確認して「インストール」ボタンを押します。
インストールが始まります。しばらく待ちましょう。
画面のタイトルが「プログラムファイルがインストールされました。」になったら、「次へ」ボタンを押します。
ここまででインストールは完了しました。ひき続いて、インストール後の設定の画面が出てきます。このまま「次へ」ボタンで進めましょう。
今後 POPFile が保存していくデータの保存場所を指定する画面が出てきます。通常はこのまま「次へ」ボタンを押します。
2つの "ポート番号" を指定する画面が出てきます。いかにも "設定" っぽい画面ですが、「必要でない限り変更しないで下さい。」と釘を刺されている(?)とおり、今回はこのままで「インストール」ボタンを押しましょう。
しばらくすると、「POPFile の分類用のバケツ作成」という画面が出てきます。ここが、今回の記事での重要ポイントその1です。
POPFile における「バケツ」とは、POPFile がメールを分類するための種類のことです。上の画面では、すでの4つのバケツが設定されていますね。画面右側にある、"spam"、"personal"、"work"、"other" の4つのことです。これは、メールを4種類に分類する想定なのです。実はこのままでもいいのですが、今回はあくまでスパムメール対策に集中したいので、「スパムかスパムでないか」の2つに分類するように設定したいと思います。要は、バケツを2つにするのです。
すでに "spam" という名前のバケツはありますので、これはそのまま使わせてもらうことにしましょう。残りの3つを、まずは削除します。バケツの名前の右側の「削除」というチェックボックスに3つチェックをつけて、「続行」ボタンを押します。
すると、"spam" バケツ以外のバケツが消えましたよね。
今度は、スパムメール以外のメールを分類するバケツが要りますので、画面左側の入力部分に、"normal" と入力してもう一度「続行」ボタンを押してください。
これでバケツが2つになりました。ここまで大丈夫ですか? ついてきてますか? 大丈夫なら、重要ポイントその1は OK です。「続行」ボタンを押しましょう。すると、バケツが2つでいいかどうかを確認する画面が出てきます。今回はこれでいいので「はい」ボタンを押します。
次に、「メールクライアントの設定」という画面が出てきます。これは、すでにパソコンに入っているメールソフトで POPFile を利用できるように、メールソフト側の設定を POPFile が変更するかどうかを聞いている画面です。ここでは、後ほど手作業での設定方法を説明しますので、「全てスキップ」ボタンを押して変更しないようにします。
メールソフトの設定変更をキャンセルしたとの画面が出てきます。「次へ」ボタンを押します。
いよいよ POPFile を起動するところまで来ました。「POPFile を起動(システムトレイアイコンを表示)」が選択されていることを確認して「次へ」ボタンを押します。
しばらくすると、設定完了の画面が出てきます。「POPFile ユーザーインターフェースを起動」が選択されていることを確認して「完了」ボタンを押しましょう。
さて、ここで「終わったー」と思うのはちょっと早いです。ここで、2つのことを確認してください。まずは、画面右下のアイコンが並んでいるところ(システムトレイ)に、黄色いタコのアイコンがあること。このアイコンが表示されていれば、POPFile が動いている証拠です。ありますか?
もうひとつ、インターネットエクスプローラなどのブラウザが自動で起動して、下のような「POPFile コントロールセンター」という画面がでてきていることを確認してください。
今後は、この画面(コントロールセンター)で POPFile の各種設定をすることになります。ブラウザの中に表示されているからと言って、インターネットを見に行っているわけではなく、あくまでお使いのパソコンの中の情報を表示していますので、お間違えなく。
そして、POPFile 側の設定が最後にひとつ残っています。表示されたページを下に行くと、先ほど設定したバケツが2つ並んでいる部分があると思います。そこに「件名の変更」というチェックボックスが縦に並んでいますので、このチェックをすべてはずします。そして画面右側の「変更を適用」ボタンを押します。
これは、POPFile がメールの分類を行う際に、メールの件名を勝手に書き換えないようにするためです。これをつけたままにしておくて、メールソフトで受信したときに、各メールの件名の先頭に各バケツの名前である "[spam]" とか "[normal]" といった文字が追加されてしまうのです。ここでは、それを避けるために変更しました。
お疲れ様でした! ここまでで、まずは POPFile 側の設定はひとまず完了です。ちょっと一息ついて、次にいきましょう。
2. メールソフト側で受信時に POPFile を使うように設定を行う
さて、続きにいく準備はいいですか?
ここまでで POPFile のインストールと設定は完了しましたが、これだけでは、まだスパムメールは退治できません。次に、お使いのメールソフト側での設定が必要となります。
POPFile は、スパムかどうかを判定した際に、以下の2箇所にその情報を付加してくれます。
- 件名(つい先ほどの設定で、これははずしましたよね)
- ヘッダー情報(これはまだ今も有効です)
「ヘッダー情報」というのは、メールの本文以外の部分、すなわち件名や送信者名、送信時間などのことです。メールソフトでいつも表示されているもの(件名など)もあれば、普段は表示していないものもあります。POPFileは、この普段表示されないヘッダー情報に、情報を付加するのです。
そしてこのどちらかの情報を元に、メールソフト側が処理を行うように設定してあげればいいわけです。ここでは、Outlook Express 6 (以降OE)と Becky! 2 を例にとって説明をします。他のメールソフトを使っている方は、以降の説明を参考にするか、以下の公式サイトページの「特定のメールクライアントの設定」という部分の記述を参考にして、がんばって設定してみてください。
Outlook Express 6 で POPFile を使う場合
OEでは、件名を元に振り分け判定します。というよりも、OEにはヘッダー情報を元に判定する機能がないからなのですが。
...というわけで、先ほどの POPFile のコントロールセンターをもう一度見てみましょう。まだブラウザに表示されていますか? 消しちゃった、という人は、画面右下の黄色いタコのアイコンをダブルクリックすると、また出てきます。「履歴」の隣の「バケツ」をクリックして、先ほどの画面を表示してください。
画面の中で、先ほどチェックをはずした spam バケツの「件名の変更」のチェックボックスを再びチェックして、「変更を適用」ボタンを押します。お手数おかけしてすみません。
続いて、OEを起動してください。メールを振り分ける設定をしましょう。受信トレイが開きましたか? まずは、受信トレイの下に、にっくきスパムメールを放り込むためのフォルダを作りましょう。
そして、ここからがこの記事の重要ポイントその2である、メール振り分けの設定を行います。「ツール」メニュー → 「メッセージルール」 → 「メール」 を選択します。
「新規のメールルール」という画面が出てきますので、一番上の欄で、「件名に指定した言葉が含まれる場合」の左側をチェックしてください。
次に、その下の欄で、「指定したフォルダに移動する」の左側をチェックしてください。
上の2つを指定すると、その下の欄に、「指定した言葉が含まれる」と「指定したフォルダ」という青くて下線が引かれた文字がでてきますので、まずは「指定した言葉が含まれる」をクリックします。
すると、「単語の入力」画面が出てきます。そこに、半角で[spam] と入力して、「追加」ボタンを押します。
追加されました。「OK」ボタンを押して、前の画面に戻りましょう。
次は「指定したフォルダ」をクリックします。
フォルダを選択する画面が出てきます。ここで、先ほど作成した「スパム」フォルダを選択して「OK」ボタンを押します。
最後に、一番下の「ルール名」の欄に、「POPFileによるスパム対策」とでも入力して「OK」ボタンを押しましょう。
これでメッセージルールが登録されました。もう一度「OK」ボタンを押しましょう。
これで、「件名に"[spam]"という文字があるメールは、「スパム」フォルダに放り込む」ように設定したことになります。ついてこれてますか? ここまでが、重要ポイントその2でした。
続いて重要ポイントその3である、受信の際に(直前で)POPFileがメール判定をできるようにする設定を行います。「ツール」メニュー → 「アカウント」を選択します。
「メール」タブを選んで、普段使っているメールアカウントを選択して「プロパティ」ボタンを押します。
「サーバー」タブを選んで、サーバー情報が入力されている以下の画面を表示します。
ここが、いわゆる「メールの設定」をする画面です。一般的に、ここの設定をうかつに変更するとメールが送受信できなくなります。1文字間違っただけでもダメなので、心配な方は今時点の情報を(変更する前に)紙などにメモしておいたほうがいいですね。また、ここではメールの送受信の設定が一般的な状態における設定の仕方を説明しますが、ご自分の組織でメール設定を変更(例:POPoverSSLなど)している場合には、組織内の管理者の方に一度確認したほうがいいでしょう。
写真にあるのは、あくまで僕自身のアカウントでの設定ですのでこれをそのままメモしても意味はないですからね。ご自分の設定をメモしておいてください。
ここの設定を、下の画面のように変更します。変更するのは、「受信メール(POP3)」という欄と「アカウント名」の2つです。
おちついて確認しましょう。まずは、これまで「受信メール(POP3)」にあった文字列を、「アカウント名」の先頭に挿入しています。そして、その直後に半角コロン(:)を入れて、それまでの「アカウント名」を続けています。
次に、「受信メール(POP3)」を"127.0.0.1"にします。必ず半角で入力してください。
その他のところはそのままで、「OK」ボタンを押します。前の画面にもどるので、「閉じる」ボタンを押します。
ここまでで、メールを受信する際に、OEがメールを受け取る直前に POPFile がメールを判定することができるようになりました。これで重要ポイントその3も完了です。
再び、お疲れ様でした! これで、メールソフト(OE)側の設定も完了です。続いてはBecky! 2 の設定方法の説明になりますので、OE を使っている方は、説明を飛ばしてかまいません。
Becky! 2 で POPFile を使う場合
(申し訳ありませんが、後日追記します)
3. それではいよいよ受信! そして POPFile の学習を開始
さぁ、ここまでで POPFile のインストールと設定、そしてメールソフトの設定が完了しました。いよいよ、POPFile にスパムメールを判定してもらいましょう!
POPFile が起動していること(=画面右下に黄色いタコアイコンがあること)を確認して、メールソフトでメールを受信してみてください。どうですか? とりあえずメールはきちんと受信できましたか? もし受信できなくても、「単に誰からもメールが来ていない」ということであれば、仕方が無いので自分自身宛にメールを出してみてください。まずは、それが受信できるかどうかを確認しましょう。
もしここで受信そのものができないようであれば、おそらく上のメールソフトの設定のどこかが間違っているか、もしくはメール環境であらかじめ特殊な設定がなされている場合だと思います。がんばって確認してみてください。
受信ができたら、メールが受信箱にあるか、スパムフォルダにあるかを確認してみてください...と書いていますが、実はこのタイミングでは、自動でスパムフォルダには入ってくれないと思います。それはイコール、スパムメールの判定がまだできていないためです。
それはなぜかというと、インストールしたばかりのPOPFile は、「どのようなメールをユーザー(=あなた)がスパムメールと見なすのか」を、まだまったく知らないためです。この時点では、POPFile はスパムメールの知識が0なのです。そりゃ、判定もなにもないですよね。
ではどうすればいいのでしょうか? ユーザー(=あなた)が、「これが(自分にとって)スパムメールだ」と、POPFile に教えてあげる必要があるのです。これを「学習」というのです。
POPFile のコントロールセンターを開いてください。そして、「履歴」の画面を開いてください。「最近のメッセージ」として、たったいま受信したメールの情報が一覧となって表示されると思います。そして、画面右のほうの「分類」欄は、すべて "unclassified" (=未分類)となっているはずです。
その右側に、"normal" と "spam" を選ぶドロップダウンがありますので、今画面にでているすべてのメールのタイトルなどを見て、「これはスパム、これは普通、これは...」と、すべて設定してあげてください。受信したメールが多い場合は一覧は一画面だけではないかもしれないので、注意してくださいね。ここであなたが判定を間違うと、POPFile は間違って学習してしまうので、慎重に行いましょう。
そして、全ての設定が終わったら、「再分類」ボタンを押してください。これを忘れると、上の設定はまったく反映されませんので注意してください。
そしてまたメールを受信してみてください。こんどは、いくつかのメールがスパムフォルダに自動で振り分けられたと思います。画面は OE の例ですので、スパムフォルダに入ったメールは、件名の最初に "[spam]" と入っているのがわかると思います。この "[spam]" というのが、POPFile が付加した情報なわけです。
これで、ついにスパムメール判定が自動でおこなわれるようになりました!!
4. 最後に注意点をいくつか
最初の学習を怠らないこと
さて、あなたの POPFile はまだ学習をはじめたばかりです。当然間違って判定することもあります。ですので、最初の数日間は、メールの判定を見て、もし間違った判定が場合は、先ほどのように判定をしなおしてあげる必要があります。
- 受信箱に残ったスパムメールを、"normal" もしくは "unclassified" から "spam" に変更
- スパムフォルダに入ってしまった普通のメールを、"spam" から "normal" に変更
といった感じにです。「えーっ、いちいち判定しなおさなくちゃならないの? いつまでやればいいの?」という皆さんの心の声が聞こえてきそうですが、安心してください。
まず、POPFile は非常に賢いソフトで、最初の数百件で学ばせれば、かなりの確率で正しく判定できるようになります。公式サイトの記述を引用しておきましょう。
POPFileが適正な精度に達するにはどれぐらいかかりますか?
必要な期間は受信するメールの数によります。
ほとんどの場合、 1000 くらいのメッセージを受信すると非常によい精度( 97% 以上)が得られると報告されています。包括的な統計情報(下のリンクを参照)によれば、 500 メッセージ以上のメールを受信した場合の精度の平均は 96% であり、その時点で 85% 以上のユーザは 95% 以上の精度を得ています。
このことは、この状態になるまでに 1000 回もの再分類をしなくてはいけないということではありません。 1000 通のうちのほとんどは正しいバケツに分類されるでしょう。しかし、コーパスが新しいうちは多くの間違いが起こるということを知っておくべきです。
たぶん、一週間後には、「え!? これがスパムっじゃないってよくわかったな...」と、逆に感心することになると思いますよ。少なくとも、僕はそうでした。
そして、POPFile コントロールセンターの「履歴」の一覧から、判定しなおしたいメールを探すの画面だ、という方もいるかと思います。
そんなときは、判定しなおしたいメールのヘッダー情報を表示してみてください。一番下に、"X-POPFile-Link"という項目があるかと思います。その項目にある URL(http://...) をブラウザのアドレスバーにコピペすれば、そのメールの情報が一発で表示されるので、一覧からいちいち探し出さなくても、再判定が簡単にできます。ユーザーにやさしい機能ですね。
- OEでのヘッダー情報の表示の仕方:メールの一覧部分で対象メールの上でマウスの右ボタンをプレスしてメニューを出し、プロパティを選んで、「詳細」タブを表示する
- Becky! 2 でのヘッダー情報の表示の仕方:メール本文を表示する枠の下部にマウスカーソルを持っていくと「ヘッダー」というタブが出てくるので、それをクリックする
また、携帯電話からのメール(特に、件名が無くて本文が短いもの)は、普通の内容のメールでもスパムに間違えられやすいようです。そこで、「この人からのメールは(どんなにスパムっぽく見えても)通常と判断して欲しい」といったような場合には、コントロールセンターの「マグネット」という画面で、学習ルールを無視して強制的に指定のバケツに振り分ける、といった指定もできます。
メールを使うときには、必ず POPFile を起動すること
メールソフトに上で説明したような設定をした場合は、メール受信の際に POPFile が起動されていないと、そもそも受信すらできなくなります。
上の手順でインストールすれば、パソコンの起動と同時に POPFile が起動するようになるかと思いますが、もし今後「メールが受信できない」ということがあったら、POPFile が起動しているかどうか(システムトレイに例のアイコンがあるかどうか)を確認するようにしましょう。
もしそれでもメールが受信できないようであれば、一度 POPFile を再起動してみましょう。システムトレイのアイコンで右ボタンでメニューを出して「Shutdown POPFile」を選択すると、しばらくするとアイコンがいなくなります。これで終了しましたので、今度はスタートメニューから POPFile のグループを選択して、"Run POPFile" を選択しましょう。これで起動できます。
パソコンを換えても、学習記録は移行できる
パソコンは使いつづければ古くなるものです。でも、ほかの新しいパソコンを使い出す際に、いままで POPFile に 学習させた記録がなくなるのは非常にもったいないですよね。わかってます、POPFile のいいところは、それまでの学習記録をそっくりそのまま移行できることです。
僕もここ数年はパソコンを換えるたびに POPFile の学習記録を引き継いでおり、今では19万件超のメール判定をしてきた結果、精度は99.9%以上になっています。平均して1000件に1件間違うかどうか、ということですが、間違いが起こったのはごく初期の学習段階のことなので、現在では1年に数回程度しか間違えませんね。見ようと思わないと、スパムメール自体を目にすることがなくなりました。
移行の方法は、公式サイトの以下のページを参考にしてください。
スパムの自動削除はちょっと・・・
スパムメール対策の中には、プロバイダ側で自動でスパムメールを削除する、といったような方式のものもありますが、個人的にはあまり利用する気にはなりません。もちろん、この POPFile を利用しているからでもありますが、理由は以下の2つでしょうか。
- 最近はこんなスパムがくるのかー、ということを知っておくため(自動で削除されると知ることができない)
- どんなスパム判定にも完璧ということはないために、間違って判定されて通常のメールまで自動で削除されてしまう可能性があるため(メールソフトで受信しておけば、とりあえずは自分であとから探せる)
その点、この POPFile を利用した方法では、いったんすべてを受信するので、間違って他人に消される、ということはなくなります(間違えて自分で消す、ということはあり得ますが...)。
件名に [spam] と入った普通のメールにそのまま返信しないこと
OEの場合には、スパム判定されたメールの件名に "[spam]" と入ることになります。しかしそのメールが普通のメールだった場合には、スパムフォルダから取り出して、その後メールの返事を相手に返す場合がありますよね。その際には、おそらく件名が 「Re: [spam] 〇〇〇...」といったようになってしまうと思います。すると返事を返されたほうに、「おいおい、俺の送ったメールはスパム扱いなのかよ」と思われてしまうかもしれませんので、返信を返す際には件名から "[spam]" を取り除くようにしましょう。
さよならスパム。
いかがだったでしょうか。長々と説明してきましたが、ついてこれましたでしょうか。設定はちょっと大変ですが、その見返りは莫大です。スパムメールに別れを告げることができるのです。ぜひ試してみてください。困ったことや質問などありましたら、以下の公式FAQを参考にするか、コメント欄に投稿してください。
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