アフリカまるわかり講座2009 第1回 「エイズの社会学」 --南アフリカのLove&Life-- おやつ付
イベント報告
・イベントの報告レポート
イベント当日の様子が、JVCのホームページに掲載されました。アフリカチームの おだぎぃ が、感情たっぷりにレポートしています。
http://www.ngo-jvc.net/jp/event_report/20090624_africa.html
・司会者報告編
今回司会を務めたアフリカチーム K-co. からのご報告です。企画者の無茶振りに振り回される姿は、見る者の涙を誘います。
http://www.ngo-jvc.net/blogs/africateam/2009/07/2009-3.html
・企画者からご報告
企画者のアフリカチーム ゆうすけ からのご報告という体で、イベントへの思いのたけが綴られています。
http://www.ngo-jvc.net/blogs/africateam/2009/07/2009-2.html
会場でお答えできなかったご質問へご回答
会場では、参加者の皆様から多くのご質問を頂きましたが、時間の都合上、ごく一部のご質問にしかお答えできませんでした。そこで、会場でお答えできなかったご質問のいくつかについて、この場でお答えしたいと思います。
Q.男の人と、女の人でエイズへの意識の差はあるのですか?
A.青木さんに、男女間の意識の差を感じるかお聞きしました。
意識の差については、自分も調査したことがないのでお答えすることはできませんが、南アでは、女性は妊娠すると、妊婦健診の際にHIV抗体検査を受ける機会があります。(しかし、それでも約半数の妊婦しか検査は受けません)
一方男性にとっては、自主的に検査を受けに行くか、パートナーから勧められてから行くなど、HIV検査のハードルは依然として高いのかもしれません。
性別に関係なく、受検率を上げるためには、感染が判明しても、その後治療を受けることができるという正しい情報、十分な情報が必要なのではないでしょうか。
Q.なぜ介護スタッフ/他スタッフは制服を着るのか?(患者がそれによりサービスが受けられない状況)
A.ユニフォームについて、青木さんにお伺いしました。
村で活動を始める地元のボランティアからは、ユニフォームがほしいという声が上がります。ユニフォームは彼女たちにとって憧れであり、村社会の中で認められているという証でもあるようです。
ある人は、ボランティアをやっていて自分は綺麗になったと語りました。活動に参加するようになってからは、毎日家を出る前に身仕度をするようになったからだそうです。これまで家の中にこもって家事に専念していた彼女たちが社会に出る。ユニフォームはその象徴となっている面もあります。
一方、講座でお話ししたシザースのように、HIV感染がばれないようにと、在宅ケアを拒まれる場合があります。HIV陽性者支援をしている団体の中には、村内の人間関係に配慮し、ユニフォームを着ないで活動したり、ボランティアを知り合いの少ない他村に派遣しているところもあります。
Q.エイズの子供は、学校はどうしているのですか?(差別があるから)
A.子どもの状況について、青木さんに伺いました。
一人一人状況が違うので、一概には言えません。2005年に調査したときには、23の村に約700人の親を亡くした子ども達がいて、そのうちの約100人は子ども達だけでの生活を強いられていました。
本当に一人一人のケースは異なり、ある一人の子は、おばあちゃんの家に引き取られていますが、家では十分な食事を与えられず、過度な家事労働をさせられています。また、エイズの親を介護するため、学校に通えない子もいます。学費が払えず学校に通えない子、学校内でいじめられる子もいます。
ボランティアはこのような状況に介入し、校長と掛け合い、学費を免除してもらう、いじめの標的にならないよう注意してもらう、ということをしています。
Q.HIV感染に関してウガンダではどうやって成功したのですか?
A.
ウガンダは90年代後半以降、目に見えて感染率が低下し、一時は20%近くあった感染率が、2003年には4%前後に落ち着きました。ウガンダは、サハラ以南アフリカでは唯一の「エイズ対策成功国」として位置付けられています。
ウガンダのHIV/AIDS対策の特徴は、
a)初期のHIV/AIDSの拡大による緊急ニーズに対応するため、ケア・サポートを中心としたNGOやPLWHAグループの活動が対策の中心となったこと
b)政府がこれらのNGOと連携してオープンな対策姿勢をとり続けたことや、著名な歌手・宗教者がHIV感染者としてカミングアウトしたことにより、PLWHAに対する差別・スティグマが一定、緩和されたこと
c) 政府が提唱した「ABCモデル」(禁欲=Abstinence、貞操=Be Faithful、コンドーム=Use a Condom)により、対策にコンドームが位置付けられ、政策レベルではコンドームの普及に相当程度の力量が割かれたことによって、予防対策においても一定の成果が見られたこと
です。
以上、(特活)アフリカ日本協議会編『在日外国人 HIV 陽性者支援のための アフリカ6カ国 HIV/AIDS 治療・ケアの現況ガイドブック』からの抜粋です。同資料はアフリカ日本協議会のホームページからダウンロードできます。より詳しい情報は、こちらをご参照ください。
http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/activities/publication.html
Q.予防啓発活動の参加率は?
A.特定のグループへの予防啓発活動ではないので、参加率というのはありません。
予防啓発活動については、JVCのホームページでご紹介しています。
http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/southafrica/prj04detail02.html#2
Q.日本で心に響く予防啓発をするには?
A.例えば、毎年行われている、「AIDS文化フォーラム」というイベントでは、様々な団体がHIV/AIDSについての講座を行います。これらは予防啓発には限りませんが、各団体が試行錯誤の中で出した、「心に響くにはどうすればいいか」への、現時点での回答でもあると思います。
どのような方法を取っているのか、いくつかの団体の講座を見比べてみてはいかがでしょうか。
SHAREのボランティアチーム「HAATAS」も、8/8 16:00?18:00に企画を催します。
http://homepage2.nifty.com/iwamuro/abf2009.htm
継続的に情報が欲しい方へ
継続的に情報を発信しているメールマガジン・ブログなどをご紹介します。国際協力・HIV/AIDS・保健・アフリカ・イベントなどなど、ご関心に合わせてご利用下さい。
メーリングリスト・メールマガジン
- JVCイベント情報
http://www.mag2.com/m/0000245234.html
世界10ヶ国で活動する国際協力NGO、日本国際ボランティアセンター(JVC)のイベント情報や活動の最新情報、またスタッフやボランティアの募集情報をお届けします。
- SHARE メーリングリスト
http://share.or.jp/event/#mail
講師の青木さんが所属されているNGO、SHAREのメーリングリストです。保健医療のイベント情報が多く流れています。
- グローバル・エイズ・アップデート
http://www.melma.com/backnumber_123266/
地球規模の広がりを見せるHIV/AIDS問題。アフリカなど途上国を中心に、現状と国際社会、市民社会の取り組みの最新情報を伝えるメールマガジンです。
- AFRICA ON LINE
http://www.mag2.com/m/0000013255.html
アフリカ関連イベント情報やアフリカ現地レポート、アフリカ音楽紹介など、アフリカに関する様々な情報がぎっしりつまったマガジンです。
- 国際協力NGOナビ
http://www.janic.org/mailmagazine/index.php
NGOの就職情報やイベント情報などが掲載されるメールマガジンです。さまざまなNGOからの情報が集まっています。
※イベント情報については、毎回のテーマにあわせた一部のイベントのみ掲載されています。より多くのイベント情報をお求めの場合、下記のJANIC NGO情報掲示板を参照されることをオススメします。
ブログ・ホームページなど
- SHARE NGOスタッフ日記
http://blog.livedoor.jp/share_jp/
SHAREスタッフ・インターンによるブログです。東京事務所から南アフリカまで、SHAREの活動する様々な場所から更新されています。
- JANIC NGO情報掲示板
http://www.janic.org/janicboard/
イベント情報、人材募集、スタディツアー情報などなど、国内の多くのNGOから寄せられた情報が掲載されています。個人的な感覚ですが、NGOからの情報がもっとも集約されているサイトだと思います。
- Africa team Now!
http://www.ngo-jvc.net/blogs/africateam/
JVC アフリカボランティアチームの活動日誌ブログです。私達の日々の活動、イベントの舞台裏などをご覧いただけます。
より詳しく知りたい方へ
配布資料に掲載しました、「もっと知る」リンク集を転載します。
(1)HIVについて知る
- 国連エイズ計画(UNAIDS)※英文
http://www.unaids.org/en/default.asp
- 世界保健機関(WHO)※英文
http://www.who.int/topics/hiv_aids/en/
- 財団法人AIDS予防財団
- 特定非営利活動法人 ぷれいす東京
(2)アフリカについて知る
- 特定非営利活動法人 アフリカ日本協議会
http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/index.html
- 日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所
http://www.ide.go.jp/Japanese/Research/Region/Africa/
- 外務省 各国地域情勢 アフリカ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/africa.html
(3) NGOについて知る
- 特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター(JVC)
- 特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会
http://share.or.jp/index2.html
- 特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)
NGOを支援するNGO。300近いNGOの情報があります。今回のようなイベント情報も掲載されています。
NGOの活動に参加されたい方へ
JVC,SHAREのオリエンテーション、ボランティアチームをご紹介します。
(1)JVC
- オリエンテーション
JVCがどんな活動をしているのか、どんなふうに参加したらいいのかをご案内する説明会です。
http://www.ngo-jvc.net/jp/volunteer/orientation.html
- ボランティア(アフリカチーム)
アフリカチームは、JVCのアフリカでの活動をサポートするための組織です。
活動内容は、イベント企画・販売・広報・報告会準備・勉強会・機関紙発行・アフリカ料理を食べに行く・などなど。
活動内容を決めるのは、わたしたちアフリカチームのメンバーです。
http://www.ngo-jvc.net/vteam/africa/
(2)SHARE
- 団体オリエンテーション
シェアに興味をもってくださった方、これから活動に参加しようと思った方向けに、オリエンテーションを実施しています。ビデオや写真を見ながら団体のことをもっとよく知るのはもちろんのこと、働くスタッフの生の声と対話を通じて、今後の関わり方のヒントが得られます。
http://share.or.jp/join/study/study/lecture.html
- ボランティア(HAATAS)
エイズをテーマにしたボランティアチームです。様々な分野出身の学生や社会人がシェア東京事務所に集まり、主にエイズについて勉強しています。また、大学生など若者の集まるイベントにおいて、エイズを身近なものとして考えられるようエイズ教育・予防啓発活動にも力を入れています。
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