ケニア スタディーツアー日記: 2010年8月アーカイブ

7月下旬にケニアのツアーに参加しました。ナイロビにあるキベラスラムのマゴソ小学校での交流について、「もうひとつのT&E」(JVCの会報誌『Trial & Error』に添えられる、アフリカチームの機関誌)で報告しました。その続きをこのブログで報告します。

ブログに書こうとしていた時、そのマゴソスクールともう一つ訪問したスラムの産院のことが、毎日新聞の8月14日朝刊に見開きで大きく取り上げられていて驚きました。今回旅のガイドをしてくれたナイロビ在住のライター早川千晶さんから、毎日新聞が取材に来て協力した話を聞いていたのですが、こんな大きな写真で載るとは、ビックリでした。そして言葉より写真の訴える力はすごいと思いました。キベラスラムの至る所にあるゴミの山と生活排水や汚水の流れの不衛生さを、私はこの目で見たのでわかりますが、裸足で歩いて感染症にかかった子どもの足の写真はそれをしっかり訴えていました。

毎日jp:「乾きと命:'10海外難民救援キャンペーン?ケニアの首都から 生きたい」 (魚拓

新聞にも載ったフリーダさんの産院(フレパルス産院)に、私たちが訪問したのは午前10時頃で、午前5時と6時に赤ちゃんを産んだ2人のお母さんが入院していましたが、5時に産んだお母さんはもう退院していくところでした。赤ちゃんは1枚の布にくるまれているだけで、何も着せていませんでした。私たち日本人の1人が新生児の服を支援品としてたくさん持って行ったのですが、助産師のリディアさんがものすごく喜んでくれてその赤ちゃんを産んだ2人にも早速3枚ずつあげていました。

リディアさんは、まだ20代の女性ですが、早川さんは彼女の笑っている顔を見たことがなくて、袋いっぱいの新生児服を見たとき笑顔を見せたのが、早川さんが初めて見た笑顔だったそうです。「よほど嬉しかったのよ」と早川さんが言っていました。医師がいなくて少ない助産師だけで(リディアさんだけのときもある)いつも厳しい出産現場をきり抜けているので、厳しい表情になってしまうのでしょうか。

助産師さん一人で7,8人一度に来た妊婦さんから次々に赤ちゃんをとりあげていき、そのうち2人の赤ちゃんは仮死状態で酸素吸入をあてお尻をたたき蘇生させる、そんなすごい状況を切り抜けているそうです。もちろん、スラムなので出産代が払えないお母さんもいるそうですが、分け隔て無く手当しています。

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