すける: 2010年6月アーカイブ

 今回の調査にあたり、最初に驚いたのは「木がない!」ということです。そして次に驚いたいのが「木はある!」ということです。
 今回の調査対象地域では、概して左側の写真のように木というものがありません。このような状況は、アジスアベバからバハルダールに行くまでの間もよく見られます。そう、雨がほとんど降らないので、木が育たないのです・・・というのは不正解。雨は降ります。ここはサウジアラビアやエジプトのような砂漠地帯ではなく、数十年前までは森だった地域なのです。今は雨期でバハルダールも夕方になると雷を伴った雨がほぼ毎日、時に激しく降ります。では、なんで木が育たないのか?それは、人が切ってしまったからです。
 一方、右の写真のような風景が突然現れます。この写真の場所、別に水辺が近いわけでも人為的に水を与えているわけでもありません、ただ伐採を規制しているだけなのです。そう、切らなければ木は育つのです。では何のために木を切るのかといいますと、主として食事の煮炊きです。一本一本の伐採は小さなものかもしれませんが、それが積み重なるとこのような状況になること、そして切らなければこんなに鬱葱とした森に成長することに驚きを隠せません。
       木がない.jpg     木がたくさん.jpg

CIMG0010.jpg 今日は日曜日なので、もう一つ。
 エチオピア便り(2)でもお伝えしましたが、拠点であるバハルダールはタナ湖という湖に面しています。この湖沿いには遊歩道が整備されており、夕方や休日は手をつないで歩いている多くの男性女性が見られます。ん?何かちょっと表現がぎこちない?そう、なんで「手をつないでいる男女」と書かないかと言うと、ここエチオピアでは、男と女だけではなく、女と女そして男と男も手をつないで歩いているからです。これがエチオピアでの普通。そういう風景を見ていると人恋しくなって私も隣の男性の手を・・・いやいやそんなことはありません。
※写真はタナ湖畔の遊歩道の様子。夕方とかの散歩には最適なルートです(さすがに手をつないでいる人たちは写真に撮れませんでした)。ところで、この写真は前回渡航時の1月に撮影したもの。現在タナ湖と青ナイル川を撮影することは禁止されています。その理由は何だと思いますか?正解は・・・ここでは言えません。え?気になって眠れない?たまには眠れない夜を過ごすのもいいでしょう。

CIMG0135.jpg 元JVC活動地のマーシャに行ってきた。たまたま今回の業務対象地域にマーシャが含まれていたからだ。残念ながらJVCの活動地そのものには行けなかったが、2年ほど前、調査対象地域を絞るにあたり現地調査を実施した際に「ここは昔JVCという日本のNGOが植林した土地さ」と現地の役人から言われたそうだ。いい意味でJVCの名前が継承されていることを祈りたい。
※写真はマーシャ近郊にある貯水池。ここに堆積している土砂の量を測量し、そこから逆算した結果、毎年3.4mmというものすごい勢いで流域の表土が流出していることが判明。

 エチオピアでは東洋人はひとくくりで「チャイナ!」と言われます。こどもも「チャイナ!」と言ってきますが、意味もわからず言っているので「ノーチャイナ、ジャパン!ジャパン!」と言い返しても「?」と言う感じです。
 一方エチオピアでは日本人は受けがよく、ホテルの受付でも日本人とわかるなり態度が変わり、こう言われました。「おう、なんだ、お前日本人だったのか。俺日本人大好きだよ。日本人いい奴ばっかりだ。俺は今までいやな日本人には"2人"しか会ったことないよ。」と・・・そうとういやな奴だったんだろうなぁ。

 エチオピアの主食はインジェラという、「テフという雑穀を粉にして水に溶いて発酵させたものをクレープ状に焼いたもの」と言葉で表わすとよくわからんものなので、写真を見てください。左から順に1.熱したプレートの上にタネを薄く敷く、2.蒸す、3.かーんせーい!
CIMG0345.jpg    CIMG0346.jpg     CIMG0351.jpg
 インジェラ自体は酸味が強く、それのみで食べるのには抵抗があるのですが、別に作られたワット(シチュー)をかけて食べますので、その癖は多少和らぎます。食べ方は手でインジェラをちぎってワットをまぶしてお口へポイ。ワットも豆やら肉やらいろいろ種類があります。(下写真はティブスという肉のぶつ切りが乗ったインジェラ)
CIMG0008.jpg

CIMG0393.jpg おわぁ!なんとバハルダールではド〇モ携帯のアンテナがバリバリ3本立っているではないですか。(写真左上、見えるかな)だからこんな地域で日本の携帯をなくすと1週間で9万円分ぐらい使われちゃうのね・・・って、おいおい、まさかそんなアホな被害にあう奴なんているわけな・・・いた!
※この物語は事実に基づいたノンフィクションであり、文章中に出てくる人物・数字などは事実と全く一緒であることを保証します。被害にあわれたすける様には心よりお見舞い申し上げます。

青ナイル川の始まり.jpg すける君がお仕事の拠点としているのは、バハルダールというエチオピアで3番目の都市です。標高約1,800mで、昼寝をするには快適な気候の町です。この町の特徴としましては、青ナイル川のスタート地点であるタナ湖に面していることです。写真は青ナイル川で奥に見えるのがナイル川のスタート地点。何があるわけではありませんが、「おおお!これがナイル川のスタート地点かぁ!」と一人興奮してしまいました。
 余談ですが、湖があると聞いてよく調べもせずに「よし湖畔を走ろう!」とマラソングッズを持ってきました。ホテルの受付に「一周走るとどれくらい?」と聞いてみると返ってきた答えが「ううぅん、よくわかんないけど対岸まで船で4時間」だと。ふーん、あ、そう、たったの4時間ね・・・えぇ!?

CIMG0339.jpg特別企画としまして、とあるお仕事でエチオピアに赴任しているすける君より、現地の様子を随時お伝えしていきたいと思います。
 今回エチオピアに行くことが決まり、「ワールドカップ夜更かしせずにリアルタイムで見られるんだぜ」と知人に自慢げに伝えたところ「え?でも試合って日中じゃねぇの?だったら仕事中で逆に見られないじゃん」と言われショックのあまり一瞬気を失いそうに・・・。しかし、こちらに来て調べてみると試合は日中・夕方・夜の3パターンあり、夜の試合なら時間的にOKだということが分かり少し元気が出てきた今日この頃です。
 実は現在は2回目の渡航・・・前回の1?3月の渡航時の情報と併せてお伝えしていきます。
※他の投稿者とは違った軽い文面でお伝えしていきたいと思いますので、読む方も軽い気持ちで読んで頂けると助かります。(写真はホテルから見た首都アジスアベバの様子です)

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