2010年5月アーカイブ

みなさん、こんばんは。

アフリカボラチームの高崎です。

先週の火曜日に文京シビックホールで行われた、JVC南ア事業担当の渡辺さん報告会のまとめと感想を書かせていただきます。

当日は初心者向けと銘打った効果があったのか、沢山の方にご来場いただけまして、大盛況の内に幕を閉じることができました。
ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。 

IMG_0581_s.jpg
■報告会の様子
 ●イントロダクション?渡辺さん自身について
渡辺さん自身の自己紹介では、渡辺さんがどうして今このJVCの南ア事業をしているのか、過去のきっかけを話してくれました。
居心地の良い生活でない、"この社会を変えたい"という気持ちがきっかけで現在にいたるとのこと、私も初めてそのきっかけを聞いて、とても共感しました。

●南アってどんな国?
初心者向けの内容から入り、動物や自然・ワールドカップなどの印象が強いところですが、南アは格差があり、貧富が共存しているような世界。
GDP(国内総生産)は世界27位と先進国と劣らない順位ですが、HDI(人間開発指数)ですと124位という順位で、これはGDPがきちんと分配されていないという事になります。

●実際のアパルトヘイトとは
南アは10%の白人と90%の非白人が住んでおり、非白人は国土のたった14%のホームランドへ移住しなければいけなく、人種差別の居住地区や施設が点在していました。
教育予算も20:1で白人と黒人の間でかなりの差がありました。
また黒人は移動を禁じられており、だからといって、あらゆる生産行為の禁止のせいで白人の農場や都市鉱山への出稼ぎを余儀なくされていました。それはつまり現金が必要だという事につながっており、不安定な生活基盤を作らされたという結果になりました。

□JVCの活動

●HIV支援
世界でHIVの方は3340万人おり、サハラ以南に2240万人もの方がおり、6人に1人が南ア。
両親が健在でいること自体が珍しいくらいで、エイズ遺児がたくさんいるのが南アの現実。その背後には貧困があり、無職だったり収入がないことでエイズで亡くなってしまう人が多くいるようです。

JVCはシェアという日本のNGO団体と一緒に現地NGOと共に予防啓発活動や在宅介護ボランティアの育成・活動支援、HIV陽性者グループ支援、家庭菜園とそれに伴い栄養改善などの活動を行っています。
基本的に南アの地域にあるものを使ったり、育てることで誇りを取り戻し、南アの人が生きやすい生活をつくる手伝いをすることがJVCの活動になっています。

人は自信を持つと周りに教え始めたりするとのことで、野菜を自分たちで作ることにより食事の心配をしなくて良くなったり、正しい知識を身に付ける事でエイズについての恐怖心がなくなったりと変わっていくのだそうです。

アパルトヘイトにより、南アで差別された非白人の方たちは自信を失っていましたが、その重大さを改めて感じたと渡辺さんは仰られていました。

こちらの支援は今年の9月で一旦終了し、また次のプロジェクトに移るとのことです。


●都市における菜園研修
手元にお金が残らない生活は、いつまでたっても生活が楽にならないということですが、南アは逆にお金が少し配布があり、何かを待っている受け身な人が多く、こないと不満になり、自分で生み出すという発想がないと言う傾向もあるとのこと。

植物を育てる上で、たとえば雨水を貯めたり、色々な種類の植物を一緒に植えたり、枯れ草で守ったり、木を植えて風から守ったりそういった発想が中々出ないから、植物が中々育たなく、自分たちでものを作りだすことができない。
しかし、コツを教える事で、植物が自分たちの土地でも育つのだと実際に体験することで、自信を取り戻すことができます。菜園は食糧価格高騰にもあまり影響がなく、周りに振り回されず、都市でも生活ができるように、今回のプロジェクトは発進したようです。

一番初めは学校での菜園を行い、そこから各個人が自宅でも菜園をやってみて、それが成功することで周りの人にも興味を持ってもらえるという好循環な流れができあがったとのこと。
この菜園で作った野菜を近所で販売して、収入を得ることだったり、食費をかけなくする(=支出を減らす)事につながります。

渡辺さんは「南アでは自分で工夫して生計を立てている方々がたくさんいるので、その方たちを応援したい。」

と最後に仰られていました。


そしてJVCが支援している南アの方が、自信と誇りを取り戻した際に言っていた印象に残る言葉があったそうです。

"I become a human"

今までアパルトヘイトにより、彼らの自信や誇りは失われてしまっていましたが、自分たちの手で何かを作り上げることで自信を取り戻す事ができた時、一人ではなく、たくさんの方がこの言葉を口にしたそうです。


私はこれを聞いて大好きなMichaelJacksonのある歌詞を思い出しました。

"We stop existing and start living"
存在するだけでなく、生きることを始めよう


南アの人々はきっと、今まで自分たちの存在自体を否定されてきて、自分という人間や先祖に誇りも自信も持てない生活をしてきた方が多かったのかと思います。
けれど、人はいつだって行動すれば変わる事ができ、JVCがそのきっかけを作ってあげることで、少しでも多くの南アの人が変わり、自分に自信を持ってhumanとして生きる事ができるようになれば、それが大きな力になり、渡辺さんの仰っていた"心地よい社会"につながるのではないかと思いました。

そして、このBlogを書くことでより多くの人が南アに興味を持ってくれたり、そこから何か行動してくれたなら、良いなと思います。


初めての報告日記という事で、まとまりのないつたないものになってしまいましたが、ここまでご精読いただきどうもありがとうございました。

また報告会などの機会はあるかと思いますので、今回参加できなかった皆さんも是非、次回があった時はご参加ください。

4/13(火)に文京シビックセンターで、JVCスーダン現地代表の今井さんの報告会が開催されました。「岐路に立つスーダン」―南部独立と和平の狭間で― というタイトルで、今井さんが現地で実際に見聞きして感じられたことを随所に鏤めながらお話し頂きました。

IMG_0552_s.jpg
■報告会の様子
 【スーダンの歴史】
イギリスの植民地時代、分断化政策によって、北部と南部が分断された状態で統治されてきました。この影響もあり、北部はイスラム教徒が多く、言語はアラビア語、南部はキリスト教徒が多く、言語はアラビア語に加えて英語となっています。また、北部と南部のどちらにも属さない周縁化された地域として、ダルフール地方やヌバ山地(南コルドファン州)などもあります。北部中心の開発が進んだことから、南部や周縁化された地域は開発から取り残されてしまいました。北部(ハルツーム政府)に対する根強い不満から、SPLA/M(スーダン人民解放軍/運動)に代表される反政府勢力との内戦が長い間続きました。

【南北内戦後の包括和平合意(CPA)】
CPAは、2005年に合意されました。22年に及ぶ内戦を終結させたという意味では有効でしたが、南部(SPLA/M)とハルツーム政府だけの合意であり、他の勢力は蚊帳の外におかれました。
このCPAにより、南側に大幅な自治権が与えられました。また、連邦大統領を北(ハルツーム政府)から、副大統領を南(SPLA/M)から出すこととし、閣僚や議員の割合も決められました。なお、現在行われている総選挙も実はこのときに実施が決められたものでした。

【総選挙】
現在、CPAでの合意内容に従い、総選挙が行われています。初めての全国規模の選挙で、統一政府の大統領や南部自治政府の大統領など、6種類の投票が12の投票用紙で実施されています(南部の場合)。ほとんどの人々は初めての選挙ですから、投票の種類が多すぎて混乱しているに違いありません。字が読めない人も多いため、立候補者は☆や携帯などのマークを投票用紙に記載しているそうです。携帯のマークにしたら、携帯をほしい人が○を付けてくれたりするかは分かりませんが、人々はどこまで理解して投票しているのか疑問が膨らみました。とはいうものの、選挙期間中に国が一週間の休みを設けて、有権者が投票のために村に帰る動きがあったり(翌日に突然休みが一日だけに変更されて混乱したようですが)、マニュフェストが出回っていたりするそうで、総じて、人々は選挙を楽しんでいるように見えるという今井さんからの報告がありました。
さて、今回の選挙は、統一政府の大統領選は現職のアル・バシール大統領の再選が、南部自治政府の大統領選はこれまた現職のサルバ・キール大統領の再選が確実視されています。大統領選の立候補者が次々と立候補を取りやめた経緯もあり、南部独立と引き換えの密約があったのではないかと噂されているようです。
なお、南部スーダンでは、2009年頃から独立機運が高まっており、「南部スーダン共和国」などのステッカーを貼った車が走っているのを見かけることもあるそうです。

【ヌバ山地/南コルドファン州の状況】
南コルドファン州は、スーダンの中央、南北境界の北側にあり、その中にあるヌバ山地は丘陵状の山々です。この州には、ヌバと呼ばれるアフリカ系農耕・牧畜民、アラブ系牧畜民、ファラータと呼ばれる西アフリカより移住してきた牧畜民などの人々が住んでいます。CPA後は、ハルツーム政府(NCP)とSPLA/Mの共同統治となりましたが、政治的要因(NCP支持者とSPLA/M支持者)や宗教的要因(イスラム教徒とキリスト教徒)などが複雑に絡み合い、様々な住民間抗争が起こっています。
JVCは、2010年より、この地域で平和構築・地域開発事業を開始する予定です。

【まとめ】
スーダンの総選挙は、先日開票結果が出ました。予想通り、統一政府の大統領には現職のアル・バシール大統領が再選されました。これにより、南部の独立機運がますます高まってくることが予想されます。また、南コルドファン州は、2011年にCPAに基づく暫定統治のあり方を今後も続けるか否かの住民投票が行われる予定とのことです。今回の報告会に参加してスーダンの現状をより深く知ることができ、改めて、この国の未来がどのような方向に進んでいくのか興味が湧きあがりました。様々な問題を抱えるスーダンですが、再び内戦になるような事態は決してあってはならず、より平和な国になっていくことを期待したいです。

 記録的に寒かった4月が終わり、5月に入りました。GWの最中、農園に向かいました。

今回は初参加者が私を含めて半数を占めました。総勢9人は最多でした。

今日はやることが多く、最初は2チームに分かれて(女性チーム・男性チーム)。

さて男性チームの分担は、ししとう、ピーマン、ナス、そしてネギでした。レジメに沿って決まられて

位置に穴を掘って、文ちゃんブレンド(BB?)の肥料などを入れて土をもどします。その上に

ビニールを掛けました。そして、それぞれの野菜の位置を決めます。文ちゃん特製定規で測っていた

はずなのに、どうも想定より数センチずれているみたい。それに表面が平らになっていなかったり、

と簡単にはいきません。

F1001694.JPGF1001703.JPG

 

多少違っていても植物のほうでそのミスをカバーしてくれるかな、と期待します。何とかなるでしょう。(右の写真です。)

 

 

次にネギを植えました。横にワラを置きました。

少し見づらいですが、こんな感じです。

F1001702.JPG

 

それから以前に植えていたじゃがいもですが、その生育に差がでてきてしまいました。いくつか植えなおしました。

写真はかろうじて芽を出しています。このまま抜いてしまうのは残念なので、場所を少し変えて、もう少しがんばってもらうことにしました。F1001699.JPG

かなり暑くなってきましたが、12時ごろ作業は終了しました。

これからもっと暑くなりますが、農家であれば、暑いから今日は休み、というわけには行かない

ですね。農業体験ではありますが、今後もできるだけ参加したいと思います(意気込みとしては)。


余談) 終わってからみんなで駅前の店で団子を食べました。おいしかったです。F1001707.JPG

 

 


 

このアーカイブについて

このページには、2010年5月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2010年4月です。

次のアーカイブは2010年6月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

お問い合わせ

お問い合わせは、こちらまで。

jvcafricaあっとgmail.com

(あっとを@に変えてご利用ください)