アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
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現地ブログ from 東京事務所

東京事務所スタッフ日記

JVC東京事務所スタッフが、国内のイベントの様子や事務所での出来事の様子をお伝えします。

パレスチナ出張記【1】イスラエル入国~エルサレム到着編のつづきです。

東エルサレムのホテルからの朝焼け。エルサレム、美しい場所です東エルサレムのホテルからの朝焼け。エルサレム、美しい場所です

広報担当の大村です。突然ですが、「プロボノ」という言葉をご存じですか?既に一部の層にはすっかり定着したような気もするワードですが、「プロボノ」とは「各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして社会貢献するボランティア活動全般。また、それに参加する専門家自身」(wikipediaより)のことで、「ラテン語で「公共善のために」を意味する pro bono publico の略で、最初は弁護士など法律に携わる職業の人々が無報酬で行う、ボランティアの公益事業あるいは公益の法律家活動を指した」そうです(へ~、語源はいま知りました)

JVCには頼もしいプロボノの方が何人かいらっしゃいますが、今日はその中から、「デザイン」部門でお世話になっているデザイナーのTSUN(つん)さんをご紹介したいと思います!美大卒業後、広告代理店にデザイナーとして勤務して4年目のTSUNさん。普段はWebや紙媒体での広告デザインを担当されているそうです。

TSUNさん。デザインしてくださった広告と一緒にTSUNさん。デザインしてくださった広告と一緒に

【NGO女子徒然日記】
私のおうちは文化センター メキシコ滞在記【1】

アフガニスタン事業担当 加藤 真希
2017年7月25日 更新

こんにちは。アフガニスタン事業担当の加藤です。現在、メキシコでも首都に次ぐ都市・グアダラハラに住んで早2ヶ月を迎えようとしています。アフガニスタンの治安・情勢が非常に不安定で駐在や出張が叶わないこともあり、現場感覚を少しでも養いたいという思いから、以前住んでいたメキシコにあり、ラテンアメリカで地域開発・オルタナティブ教育分野で実績のある現地の市民団体と連絡を取り、半年間、研修で受け入れてもらうことになりました。

私の研修中は、竹村がアフガン事業を守ってくれています!私の研修中は、竹村がアフガン事業を守ってくれています!

メキシコ国内外で複数のネットワークを構成している団体なので、中南米・カリブ海地域の国々との交流も盛んです。JVCで5年間、アフガニスタンの仲間たちを通じてイスラム文化に触れてから再度ラテンアメリカに来てみると、この地域の新たな魅力にもたくさん気付かされている日々です。活動内容もかなり興味深いのでまた後ほど報告するとして、今日は私が住んでいる不思議なおうちを、少しご紹介。個人的な日記調でお届けします。

パレスチナ出張記【1】イスラエル入国~エルサレム到着編

広報担当 大村 真理子
2017年7月25日 更新

広報担当の大村です。4月にパレスチナ事業地に出張してきました。今回はジャーナリストの堀潤さんがJVCのガザ事業地を訪問・撮影されることになり、アシスタントの役割も兼ねての渡航となりました。

ガザ事業地でパートナーの女性たちと。前列左が堀潤さん、後列左から4番目が筆者。これから数回に分けて出張記を綴っていきます!ガザ事業地でパートナーの女性たちと。前列左が堀潤さん、後列左から4番目が筆者。これから数回に分けて出張記を綴っていきます!

5月31日夜、「東京恵比寿の粋な情報を発信するWEBマガジン」恵比寿新聞と「ニュースは"知る"だけじゃない」が合言葉の8bitNewsが開催するコラボワークショップ「伝える人になろう講座~パレスチナ・ガザから考える平和という言葉~」に参加しました。
「伝える人になろう講座」は、この4月にJVCパレスチナ・ガザ事業地を訪れたジャーナリストの堀潤さんと、恵比寿の人・文化・食を取材し発信する地域密着メディア恵比寿新聞編集長・タカハシケンジさんがタッグを組んでお届けする「学習」・「支援」・「発信」が体験できるワークショップです。
今回のテーマが「パレスチナ・ガザから考える平和という言葉」ということで、ゲストとしてJVCパレスチナ担当の並木さんと、人道支援/平和構築グループマネージャーの今井さんをお招きいただきました。ガザで起きていること、現地で暮らす人々のこと、普段何気なく使っている「平和」という言葉についてなど、様々な角度からトークが繰り広げられました。

4月に堀さんが撮影した動画をもとにトーク開始!4月に堀さんが撮影した動画をもとにトーク開始!

会場はJR恵比寿駅から徒歩5分ほどにあるamuです。ご来場頂いた皆さんは社会人の方がほとんどのように見えました。とても人気のある講座で、今回もJVCで告知する間もなく、数時間で完売したそうです!
はじめに堀さんからご来場頂いた皆さんに、「ガザについてあまり知らない方?」と質問したところ、半分ほどはガザについてあまり知らないとのことでした。知らない方にガザ地区を知っていただくことのできる素敵な機会です。改めて、このような場にゲストに呼んでいただけることに感謝です。

4月に実際にJVCパレスチナ・ガザ事業地を訪れた堀さんは、「JVCと、その現地パートナー団体がおこなう子どもの栄養に関する講習を受けた現地の女性たちは、自分たちの知識に誇りを持つようになり、"自分たちの力で子どもたちを守ることができる"ことに喜びを感じると同時に、知識が口コミでどんどん地域に広がって行く。モノではなく、知識が地域に広がり、それが現地に残るJVCの支援の在り方に非常に共感する」とお話ししていました。このお話を受けて、私自身あらためてJVCは意義のある活動を行っていると感じました。

左から堀さん、タカハシさん、JVC並木、今井。バックは堀さんが撮影したガザ地区での映像左から堀さん、タカハシさん、JVC並木、今井。バックは堀さんが撮影したガザ地区での映像
  • ガザ地区の状況ならびにJVCの活動についての詳細はこちらから
  • 堀さんがまとめた動画はこちらから

ご来場いただいた皆さんが考える平和ご来場いただいた皆さんが考える平和

その後、10分休憩をはさみ、ご来場の皆さんにご自身が考える「平和」について附箋に書いて、ボードに貼っていただく形式のワークショップが行われました。普段何気なく使っている「平和」という言葉。例えば「パレスチナにとっての平和」なのか、「イスラエルにとっての平和」なのかによっても、その言葉の意味は大きく変わってきます。トーク中、並木さんが「平和」という言葉に若干辟易していると仰っていた点が印象的でした。私たちは普段何気なく「平和」という言葉を使いがちですが、よくよく「平和」とは具体的にどのような状況であるのかと、定義を考えてみると簡単なようでなかなか難しいと感じました。

会場には、参加者が考えたたくさんの「平和とは?」が集まり、答えはないものですが、それぞれがその意味を深く考える、貴重な時間になったと思います。

私は今回のイベントに参加し、動画内に登場した子どもたちが、ひっ迫した環境下にいるにも関わらず、笑顔で並木さんや堀さんに話しかけている様子が印象的でした。子どもたちの笑顔は国や地域、関係なく輝いているものですが、どうしても日本と彼らを比べてしまうと、生まれた場所が違うだけでなぜこんなにも暮らしている環境が違うのかという点に疑問を感じました。やっぱりパレスチナの現状はおかしい、なんとか「パレスチナ問題」が解決し、堀さんの動画に出ていたガザのタクシーの運転手さんの言葉のように、「パレスチナ人もイスラエル人も隣同士仲良く暮らせる」未来を作ることができないものかと葛藤のような気持ちがわき上がりました。

集まった付箋をもとに登壇者全員でトーク!集まった付箋をもとに登壇者全員でトーク!

イベントの最後に、JVCはパレスチナ雑貨を販売させていただきました。現地女性が刺繍を施したペンケースや名刺入れ、ポーチなどです。ご来場いただいた皆さんには積極的にお手にとって頂き、最終的に39,200円を売り上げることが出来ました。この売上はJVCパレスチナ事業の活動資金となります。お買い上げいただいた皆さん、ありがとうございました。ちなみに今回のイベントでは、JVCだけではなく、「パレスチナ・オリーブ」というお店のオリーブオイルも販売していました。オリーブオイル大好きの私も購入し、美味しく頂きました。家族にも好評です。興味のある方は是非チェックしてみてください。

堀さんもたくさんお買い上げ!堀さんもたくさんお買い上げ!
登壇者全員で、集まった付箋と一緒にパチリ!登壇者全員で、集まった付箋と一緒にパチリ!

【NGO女子徒然日記】
半年のワーママ海外単身赴任で、肩の力が抜けたお話

パレスチナ事業担当 並木 麻衣
2017年6月20日 更新

こんにちは、パレスチナ事業担当の並木です。

同僚が撮ってくれた、ガザ訪問中の筆者同僚が撮ってくれた、ガザ訪問中の筆者

2016年6月から12月、そして2017年2月から4月まで、エルサレムでの現地駐在/長期出張に行っておりました。その間、だんなくん(配偶者のことをこう呼んでいます)と2歳の娘は日本でお留守番。つまり単身赴任です。
出発前には、こんな記事を書いていました。駐在が終わった今、家族や自分のキャリアという視点から、改めて単身赴任のことを振り返ってみたいと思います。

広報担当の大村です。少し前ですが、2月23日、講談社クーリエ・ジャポンと元NHKアナウンサーで、ジャーナリスト堀潤さん主宰のGARDENとのコラボで、「南スーダン現地派遣職員 緊急報告会」を開催しました。「GARDEN」は、JVCのようなNGOや、地域のために活動している公益事業者を発信で支えてくれる頼もしい存在!今回はJVCが南スーダンで緊急支援を行い、職員が現地と日本を行き来していることを知った堀さんが、「多くの方に知ってもらうべき情報だ」と一緒に企画をしてくださり、更にはクーリエ・ジャポンさんとつなげてくださったのでした。

前回の南スーダン報告会で大好評をいただいた講談社クーリエ・ジャポンと堀潤さん率いるGARDENとのコラボ企画、先日5月25日にはやくも第二弾が実現しました!実はこの4月、堀さんがJVCパレスチナ・ガザ地区の事業地を訪れる機会があり、私広報担当大村もそれに同行しておりました。今回はその出張の様子を多くの方に知っていただきたく、クーリエ・ジャポンさんにも引き続きご協力いただき、開催することができました。いつも会場を無料で貸し出してくださっています。本当にありがとうございます。

【イベント&講演】
「世界と私たちの種のはなし」に参加しました

2017年度広報・ファンドレイジングインターン 小貫真由
2017年6月 8日 更新

はじめまして!2017年広報・ファンドレイジングインターンの小貫真由です。2017年4月~2018年3月までインターンとして活動していきます。
さて、JVCは5月23日(火)に「世界と私たちの種のはなし」を開催しました。このイベントは、遺伝子組み換え作物について、映画上映と、ゲストスピーカーの印鑰智哉(いんやく ともや)氏のトークによる二部構成で実施されました。

主旨説明をするJVCタイ事業担当の下田主旨説明をするJVCタイ事業担当の下田

みなさん、「遺伝子組み換え」についてどの程度知識をお持ちですか?「もちろん知っているよ」という方もいらっしゃる一方、「聞いたことはあるけど、具体的なことは何も知らない」という方が大多数なのではないでしょうか?(実のところ、私もそのひとりでした) このイベントでは遺伝子組み換えによる影響を知り、私たちの「食」をどのように守るかについて考察しました。

会場は事務所に近いJR御徒町駅から出てすぐにある、モンベル御徒町店4Fのサロンスペースです。ご来場いただいた皆さんの年齢層は幅広く、制服で来られた学生やお仕事帰りに来られて方など、70名もの方にご来場いただきました。

第一部では映画『遺伝子組み換えルーレット』を上映しました。この映画では主にアメリカを舞台に、遺伝子組み換え作物による人体や家畜の健康被害について取り上げています。消化器疾患だけではなく、自閉症や不妊にも多大な悪影響があるとのことです。私は最近まで、遺伝子組み換えに関して「自然由来の種がなくなってしまう」といったくらいの知識しか持っていなかったので、遺伝子組み換えの未知の側面を知ることができ、面白い&タメになるような映画であったと思います。

第二部ではトークゲストに印鑰智哉氏をお迎えし、遺伝子組み換えについて熱いお話を聞かせて頂きました。1時間半という短い時間でしたが、映画の内容と関連し、さらに分かりやすく、世界の遺伝子組み換えと現在の日本の状況についてお話頂きました。

長年、食と農をめぐる世界各地の問題を追跡してきた印鑰氏長年、食と農をめぐる世界各地の問題を追跡してきた印鑰氏

特に日本における遺伝子組み換えはあまりメディアでも取り上げられておらず、認知度が低い事象だと思います。「食」は私たちの生活に最も密接なものであるため、遺伝子組み換え作物からなる食品の人体への悪影響の側面を知ることも必要なのではないかと感じました。今後も関連ニュースをこまめにチェックしていこうと思います。

最後に、今年は『遺伝子組み換えルーレット』の続編にあたる映画が完成するとのことです。この続編映画では、遺伝子組み換え由来の食品の購買をやめた人々に、その後どのような良い変化が現れているかについて語られるようです。とても注目ですね。

みんな、この状況をどう受け止めているの?

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の動向が、これまでになく耳目を集めています。アメリカによるシリアやアフガニスタンへの空爆もあり、北朝鮮が次の標的になるかもしれないという憶測、その反発で北朝鮮が国家行事にあわせて核実験を行なうのではないかという危惧。ミサイル発射実験が頻発し、日本では地下鉄の運転見合わせや避難訓練の実施など、「備え」の必要性が強調され、私たちはあふれる情報に翻弄されてしまった感があります。
多くの日本人が「北朝鮮の核やミサイルで、身の安全が脅かされている」と感じ、報道によってその危機感を更に募らせているのですが、いま一度、「みんなこの状況をどう受け止めているんだろう?」「たくさんこぼれ落ちているものがあるのでは?」そんな思いから生まれた緊急企画。集まってくださった様々な立場の方とスタッフが、少人数のグループにわかれて思い思いに語りあいました。

から騒ぎに翻弄されて・・・

本当に日本人の大半が「ミサイルは怖い」と思っているか疑問、との声はいくつも聞かれました。「大半はクール、または無関心なのでは」「まわりと話していて、北朝鮮はこわいけれど、よくよく掘り下げて考えてみたら結局戦争はできないよね、という結論になった」「米政権の出方がわからず、偶発的な事故が起きるのではという怖さはある」といった意見が出るなかで、在日コリアンの参加者からの「今回のようなことが起きると、否が応でもコリアンであることを意識させられてしまう」との発言は重みがありました。どこか現実味がない、無責任にも思える<から騒ぎ>によって、直に痛みを感じている人も少なくないのです。北朝鮮に行き平壌の人たちと実際に話を交わした経験を持つ学生は、「北朝鮮で軍人になると言っていた彼はどんな気持ちでいるのだろうか」と心配したり、「ミサイルだ、防衛だ、の延長線上で日朝が戦争になったら、北朝鮮にいる友人と殺し合わなければならないのか」とまで考えたと言います。

北朝鮮の人たちはどう考えているの?

また、「北朝鮮の人がどう考えているのか」にも関心が集まりました。日本人は当事者として関心が高くなるのは当然としても、「もう一方の北朝鮮側ではどう考えているのか、聞く機会もなく、関心も持たれない」「イラクやリビアの例を経て、核兵器がないと大国にやられる、と思わせてしまった」「北朝鮮は、日本と比較にならないくらい大きな緊張のなかで生きているはず」「北朝鮮の人たちは、北朝鮮がやっていることが正しいと思っているだろう」など、報道からは見通せない背景や、北朝鮮の人たちの声が伝わらず、一方的な立場で盛り上がってしまう報道への危惧が聞かれました。

韓国と日本との違いは?

日本での「ミサイル騒ぎ」とは対照的に、北朝鮮との国境から目と鼻の先のソウルでは特に大きな騒ぎになっていない、市民はいたって冷静、どうしてなのだろうか?という問いかけもありました。その理由に韓国と日本とのメディアの違いもあるのではないかという指摘から、今後メディアをどう変えていくかも、大きなカギになるという声があがりました。「5年、10年後を見据えて、いたずらに危機感をあおるような記事には違った見方からの書き込みを続けていく」「『これから平昌(韓国)、東京、北京(2022年冬季)とこの地域でオリンピックが続くのに本当にアメリカが戦争を起こせるの?』というような、誰もが『そうか、戦争にはならないな』と気付けるようなコメントをする」などのアイデアも出ました。

お互いの顔が見える交流

また、私たち自身の意識について、「お互いの顔が見えないと敵対意識が増幅される。(JVCが他団体と協力して行っている)北朝鮮の人たちとのフェイス・トゥ・フェイスの交流は、規模が小さくても重要」「『北朝鮮はおかしな国だから』と切り捨てず、『どうしてミサイルを撃つのだろう?』と立ち止まって考えるようになったら、少しは変わるのではないか」「北朝鮮の人たちにも、日本の人たちが『怖い』と感じているみたいだ、と知ってもらえたらよい」といった意見も出ました。

JVCは、90年代後半の人道支援をきっかけに北朝鮮に毎年足を運び、絵画交流や大学生交流によって人と人を繋げることで地域の平和づくりに寄与したいと考えてきました。 朝鮮半島の情勢が揺れ動く中で、メディアでは見聞きすることのない情報を皆さんに提供しながら、「本当にそうなの?」と議論をする場をこれからも作っていきたいと思います。

JVCコリア事業のページはこちら↓
http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/korea/
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との絵画交流、大学生交流を行っています。

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