アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
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第一回は南スーダン、第二回はパレスチナと続いてきた講談社クーリエ・ジャポンと堀潤さん率いるGARDENとのコラボ企画の第三弾。今回のテーマは朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)。ちょうどこのイベントの行われた6月は北朝鮮にまつわるニュースが連日マスコミをにぎわせており(今の方がより進んでいますが・・・)、6月6日には鳥取県庁で、ミサイルが県内に着弾したと想定した初めての対応シミュレーション訓練が実施されていました。

相手を知ること

今回のテーマは、「相手を知ること」。一部を切り取った報道のみで判断するのではなく、北朝鮮という国、そして何より「そこに住む人々」を知ってみよう、という試みでした。進行役に、おなじみ(いつもありがとうございます!)の堀潤さんをお迎えし、スピーカーには、JVC人道支援/平和構築グループマネージャーの今井、コリア事業担当(当時)の寺西のほか、2015年・2016年と、JVCが他NGOと実施する「日朝大学生交流」に参加した日本の大学生2名、そして「クーリエ・ジャポン」創刊号より朝鮮半島担当スタッフとして従事され、現在はフリーで活躍されているライターの金香清さんにご登壇いただくという、本当に様々な目線で「北朝鮮」を知ることができる場を目指しました。

満員御礼の会場!満員御礼の会場!

人道支援~絵画交流「南北コリアと日本のともだち展」

JVCは1995年から北朝鮮に関わっています。自然災害を直接の原因とした飢饉の情報が入ってくるようになり、隣国のために何かできないかと、国際協力団体などが支援に取り組むことになったのがきっかけです。JVCも他団体と支援キャンペーンを展開し、全国から寄付やお米を集め、それを持って行ったのが支援の始まりでした。

寺西:「北朝鮮への支援というと、本当に現地に届いているのかが常に問題になります。配給所に食糧を取りに来てもらった後に、幼稚園を訪問して食べるところを見る、いわゆるモニタリングをしなければならない。ただ、現地の方々の生活を覗き込むのは難しくて、何度も回を重ねて、信頼されてやっと見せてもらえる。積み重ねが重要です。特に日本は他の国と違って歴史の問題があるので、完全にマイナスからのスタート。だからこそ、信頼関係を築くことに気を遣ってきました。何度か通ううちに、幼稚園の先生から、「昼食の時間になるので見て行ってください」と言ってもらえるようになりました。」

この言葉に大きく頷く会場。一つ一つを丁寧に積み重ねてきたからこそ、今があります。その後、2001年からは韓国のNGOとも協力し、JVCを含むいくつかの日本の市民団体で実行委員会を組んで、東京・青山のこどもの城で初めての絵画展を開きました。お互いの絵やメッセージの交換、展示を行うこの絵画展は、「南北コリアと日本のともだち展」として現在まで続いています。

日本からの絵を前に談笑する平壌の小学生日本からの絵を前に談笑する平壌の小学生
東京での「南北コリアと日本のともだち展」の様子。北朝鮮の子どもたちが描いた絵も展示されている。東京での「南北コリアと日本のともだち展」の様子。北朝鮮の子どもたちが描いた絵も展示されている。

平壌外国語大学の学生との交流

2012年からは、平壌外国語大学で日本語を学ぶ学生たちとの交流が始まりました。日本からも希望する大学生が訪朝に同行するようになり、大学生同士の交流が生まれています。会場では、2015年の日朝学生交流の様子を動画で流しました。

平壌外語大の女子学生:日本人と初めて会って、最初はなんか緊張していてとても胸がドキドキしていたんですが、なんか3日の間一緒に話し合ったり今日のように登山したりしながら、皆とよく親しくできてよかったと思います。今後も今日のような交流を広げていったらいいと思います」

カメラの向こうで日本語を話す北朝鮮の大学生の姿。こちらも会場の皆さんの真剣なまなざしが印象的でした。

2016年、現地で意見交換をおこなう日朝の大学生たち2016年、現地で意見交換をおこなう日朝の大学生たち

会場には2015年、2016年と交流のために訪朝した大学生の旭さん、長尾さんが。2人の口から語られる「北朝鮮の大学生」の姿は、スマホで写真を撮りあったり、「ジブリが好き」「『秒速5センチメートル』を見た」「普通に恋愛している」という、当たり前といえば当たり前なのに、色々な情報が飛び交う中でなかなか想像することのできない等身大の大学生の姿でした。しかし一方では旭さんの「反日感情を持っているのは知っていましたが、想像以上に日本のことが嫌いなんだなと最初に強く感じました。なぜ日本語を学ぶようになったのかと聞くと、みんな家族から植民地時代の話を聞いていて、その日本がどんなに悪い国かを勉強するために学びはじめたという答えだったんです。」というような話も。それでも交流を重ねるにつれ、「ミサイル発射」についてまで話すことができるというのは、改めて、直接お互いを知ることの重要性を教えてくれているような気がします。

軍事費から見る「北朝鮮」

交流の話を終えたところで、別の視点から見る北朝鮮についてゲストの金さんから。「これまで「北朝鮮の人たちの顔が見える話」をしていただきましたが、いまミサイルの話をしないと、臭いものにフタのようなことになってしまうので、ここで触れておきたいと思います」という金さんの言葉、本当にそのとおりです。

金:どういうことか理解するためにデータを見ていきたいと思います。世界の国防費の1位はアメリカ、2位は中国ですが、北朝鮮はというと75億ドルで46位のギリシャと同じ規模です。一方で、ロシアは4位、日本は8位、韓国は10位です。
では、対GDPで軍事費の割合が一番多い国はどこかというと、北朝鮮です。GDPの23%、約4分の1を占めます。アメリカ4.3%、中国2%、日本1%ですから、どれくらい軍事費が北朝鮮経済を圧迫しているかが分かる数字だと思います。

さすが、分かりやすい!いかに北朝鮮が軍事費に重きを置かざるを得ないか。改めて、そこに住む人々と、国の姿勢のギャップが浮き彫りになる瞬間でもありました。
その後の「私たちは行けるうちに現地に行って、人に会って、日本の人がどう思っているかを伝えて、風を入れていきたいと思っています。」という寺西の言葉が、心に沁みました。小さなことかもしれない。でも、これほど重要なことはないでしょう。「平和」というのは、こういう小さな小さな種をまき続けること、そしてそれがいつか花開くと信じる人々の心そのものだと、感じます。

金さん。分かりやすい解説をありがとうございました金さん。分かりやすい解説をありがとうございました
JVC寺西、約20年の想いを語りますJVC寺西、約20年の想いを語ります

"超"活発な質疑応答

ありがたいことに会場からは、たくさんの質問をいただきました。「なぜ北朝鮮の大学で日本語が教えられているのか」「北朝鮮へ行くにあたっての注意事項」など、皆さんの「相手を知ろう」とする姿勢を感じる時間だったと思います。(回答は本記事ラストのクーリエ・ジャポンのリンクをどうぞ)
「平壌の学生たちとは継続して交流できているのか」という質問への回答は、「手紙を送ることはできるのですが、返事が返ってくることはない。本人たちに届いているかも正直わからない。」
複雑な事情の絡み合う交流ですが、それでも地道に続けることで、道が開けるのだと信じています。まずは「相手を知ること」。この輪を少しづつでも広げて、続けていけたらと思います。

登壇者、右から堀さん、金さん、JVC今井、旭さん、長尾さん、JVC寺西登壇者、右から堀さん、金さん、JVC今井、旭さん、長尾さん、JVC寺西

9月21日(木)19:00~報告会を開催します!

今回のイベントは、8月28日のクーリエ・ジャポンに詳しく記事配信されています。
緊迫を深める隣国でも「人間」が生きているということ|北朝鮮からみた「日本」と「世界」

また、JVCは今年も8月に、他NGOとともに平壌を訪れました。情勢上の理由で大学生を同行しませんでしたが、2名のスタッフが渡航しました。現地の最新情勢をお話する報告会を、クーリエ・ジャポンさん、堀潤さんご協力のもと、開催します。同時期に現地渡航をおこなったイラク事業との同時開催です。この機会をお見逃しなく!

「北朝鮮」と「イラク」を知ろう!~現地でおこなう交流活動を一挙公開します~
■日時:2017年9月21日 (木) 19:00~21:00 (18:30開場)
■場所:講談社 2Fセミナールーム
■参加費:無料(要申し込み、先着100名)
■お申し込み・詳細:http://www.ngo-jvc.net/jp/event/event2017/09/20170921-koreairaq.html

JVCコリア事業詳細・ご寄付はこちらから:http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/korea/

5月31日夜、「東京恵比寿の粋な情報を発信するWEBマガジン」恵比寿新聞と「ニュースは"知る"だけじゃない」が合言葉の8bitNewsが開催するコラボワークショップ「伝える人になろう講座~パレスチナ・ガザから考える平和という言葉~」に参加しました。
「伝える人になろう講座」は、この4月にJVCパレスチナ・ガザ事業地を訪れたジャーナリストの堀潤さんと、恵比寿の人・文化・食を取材し発信する地域密着メディア恵比寿新聞編集長・タカハシケンジさんがタッグを組んでお届けする「学習」・「支援」・「発信」が体験できるワークショップです。
今回のテーマが「パレスチナ・ガザから考える平和という言葉」ということで、ゲストとしてJVCパレスチナ担当の並木さんと、人道支援/平和構築グループマネージャーの今井さんをお招きいただきました。ガザで起きていること、現地で暮らす人々のこと、普段何気なく使っている「平和」という言葉についてなど、様々な角度からトークが繰り広げられました。

4月に堀さんが撮影した動画をもとにトーク開始!4月に堀さんが撮影した動画をもとにトーク開始!

会場はJR恵比寿駅から徒歩5分ほどにあるamuです。ご来場頂いた皆さんは社会人の方がほとんどのように見えました。とても人気のある講座で、今回もJVCで告知する間もなく、数時間で完売したそうです!
はじめに堀さんからご来場頂いた皆さんに、「ガザについてあまり知らない方?」と質問したところ、半分ほどはガザについてあまり知らないとのことでした。知らない方にガザ地区を知っていただくことのできる素敵な機会です。改めて、このような場にゲストに呼んでいただけることに感謝です。

4月に実際にJVCパレスチナ・ガザ事業地を訪れた堀さんは、「JVCと、その現地パートナー団体がおこなう子どもの栄養に関する講習を受けた現地の女性たちは、自分たちの知識に誇りを持つようになり、"自分たちの力で子どもたちを守ることができる"ことに喜びを感じると同時に、知識が口コミでどんどん地域に広がって行く。モノではなく、知識が地域に広がり、それが現地に残るJVCの支援の在り方に非常に共感する」とお話ししていました。このお話を受けて、私自身あらためてJVCは意義のある活動を行っていると感じました。

左から堀さん、タカハシさん、JVC並木、今井。バックは堀さんが撮影したガザ地区での映像左から堀さん、タカハシさん、JVC並木、今井。バックは堀さんが撮影したガザ地区での映像
  • ガザ地区の状況ならびにJVCの活動についての詳細はこちらから
  • 堀さんがまとめた動画はこちらから

ご来場いただいた皆さんが考える平和ご来場いただいた皆さんが考える平和

その後、10分休憩をはさみ、ご来場の皆さんにご自身が考える「平和」について附箋に書いて、ボードに貼っていただく形式のワークショップが行われました。普段何気なく使っている「平和」という言葉。例えば「パレスチナにとっての平和」なのか、「イスラエルにとっての平和」なのかによっても、その言葉の意味は大きく変わってきます。トーク中、並木さんが「平和」という言葉に若干辟易していると仰っていた点が印象的でした。私たちは普段何気なく「平和」という言葉を使いがちですが、よくよく「平和」とは具体的にどのような状況であるのかと、定義を考えてみると簡単なようでなかなか難しいと感じました。

会場には、参加者が考えたたくさんの「平和とは?」が集まり、答えはないものですが、それぞれがその意味を深く考える、貴重な時間になったと思います。

私は今回のイベントに参加し、動画内に登場した子どもたちが、ひっ迫した環境下にいるにも関わらず、笑顔で並木さんや堀さんに話しかけている様子が印象的でした。子どもたちの笑顔は国や地域、関係なく輝いているものですが、どうしても日本と彼らを比べてしまうと、生まれた場所が違うだけでなぜこんなにも暮らしている環境が違うのかという点に疑問を感じました。やっぱりパレスチナの現状はおかしい、なんとか「パレスチナ問題」が解決し、堀さんの動画に出ていたガザのタクシーの運転手さんの言葉のように、「パレスチナ人もイスラエル人も隣同士仲良く暮らせる」未来を作ることができないものかと葛藤のような気持ちがわき上がりました。

集まった付箋をもとに登壇者全員でトーク!集まった付箋をもとに登壇者全員でトーク!

イベントの最後に、JVCはパレスチナ雑貨を販売させていただきました。現地女性が刺繍を施したペンケースや名刺入れ、ポーチなどです。ご来場いただいた皆さんには積極的にお手にとって頂き、最終的に39,200円を売り上げることが出来ました。この売上はJVCパレスチナ事業の活動資金となります。お買い上げいただいた皆さん、ありがとうございました。ちなみに今回のイベントでは、JVCだけではなく、「パレスチナ・オリーブ」というお店のオリーブオイルも販売していました。オリーブオイル大好きの私も購入し、美味しく頂きました。家族にも好評です。興味のある方は是非チェックしてみてください。

堀さんもたくさんお買い上げ!堀さんもたくさんお買い上げ!
登壇者全員で、集まった付箋と一緒にパチリ!登壇者全員で、集まった付箋と一緒にパチリ!

広報担当の大村です。少し前ですが、2月23日、講談社クーリエ・ジャポンと元NHKアナウンサーで、ジャーナリスト堀潤さん主宰のGARDENとのコラボで、「南スーダン現地派遣職員 緊急報告会」を開催しました。「GARDEN」は、JVCのようなNGOや、地域のために活動している公益事業者を発信で支えてくれる頼もしい存在!今回はJVCが南スーダンで緊急支援を行い、職員が現地と日本を行き来していることを知った堀さんが、「多くの方に知ってもらうべき情報だ」と一緒に企画をしてくださり、更にはクーリエ・ジャポンさんとつなげてくださったのでした。

前回の南スーダン報告会で大好評をいただいた講談社クーリエ・ジャポンと堀潤さん率いるGARDENとのコラボ企画、先日5月25日にはやくも第二弾が実現しました!実はこの4月、堀さんがJVCパレスチナ・ガザ地区の事業地を訪れる機会があり、私広報担当大村もそれに同行しておりました。今回はその出張の様子を多くの方に知っていただきたく、クーリエ・ジャポンさんにも引き続きご協力いただき、開催することができました。いつも会場を無料で貸し出してくださっています。本当にありがとうございます。

【イベント&講演】
「世界と私たちの種のはなし」に参加しました

2017年度広報・ファンドレイジングインターン 小貫真由
2017年6月 8日 更新

はじめまして!2017年広報・ファンドレイジングインターンの小貫真由です。2017年4月~2018年3月までインターンとして活動していきます。
さて、JVCは5月23日(火)に「世界と私たちの種のはなし」を開催しました。このイベントは、遺伝子組み換え作物について、映画上映と、ゲストスピーカーの印鑰智哉(いんやく ともや)氏のトークによる二部構成で実施されました。

主旨説明をするJVCタイ事業担当の下田主旨説明をするJVCタイ事業担当の下田

みなさん、「遺伝子組み換え」についてどの程度知識をお持ちですか?「もちろん知っているよ」という方もいらっしゃる一方、「聞いたことはあるけど、具体的なことは何も知らない」という方が大多数なのではないでしょうか?(実のところ、私もそのひとりでした) このイベントでは遺伝子組み換えによる影響を知り、私たちの「食」をどのように守るかについて考察しました。

会場は事務所に近いJR御徒町駅から出てすぐにある、モンベル御徒町店4Fのサロンスペースです。ご来場いただいた皆さんの年齢層は幅広く、制服で来られた学生やお仕事帰りに来られて方など、70名もの方にご来場いただきました。

第一部では映画『遺伝子組み換えルーレット』を上映しました。この映画では主にアメリカを舞台に、遺伝子組み換え作物による人体や家畜の健康被害について取り上げています。消化器疾患だけではなく、自閉症や不妊にも多大な悪影響があるとのことです。私は最近まで、遺伝子組み換えに関して「自然由来の種がなくなってしまう」といったくらいの知識しか持っていなかったので、遺伝子組み換えの未知の側面を知ることができ、面白い&タメになるような映画であったと思います。

第二部ではトークゲストに印鑰智哉氏をお迎えし、遺伝子組み換えについて熱いお話を聞かせて頂きました。1時間半という短い時間でしたが、映画の内容と関連し、さらに分かりやすく、世界の遺伝子組み換えと現在の日本の状況についてお話頂きました。

長年、食と農をめぐる世界各地の問題を追跡してきた印鑰氏長年、食と農をめぐる世界各地の問題を追跡してきた印鑰氏

特に日本における遺伝子組み換えはあまりメディアでも取り上げられておらず、認知度が低い事象だと思います。「食」は私たちの生活に最も密接なものであるため、遺伝子組み換え作物からなる食品の人体への悪影響の側面を知ることも必要なのではないかと感じました。今後も関連ニュースをこまめにチェックしていこうと思います。

最後に、今年は『遺伝子組み換えルーレット』の続編にあたる映画が完成するとのことです。この続編映画では、遺伝子組み換え由来の食品の購買をやめた人々に、その後どのような良い変化が現れているかについて語られるようです。とても注目ですね。

みんな、この状況をどう受け止めているの?

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の動向が、これまでになく耳目を集めています。アメリカによるシリアやアフガニスタンへの空爆もあり、北朝鮮が次の標的になるかもしれないという憶測、その反発で北朝鮮が国家行事にあわせて核実験を行なうのではないかという危惧。ミサイル発射実験が頻発し、日本では地下鉄の運転見合わせや避難訓練の実施など、「備え」の必要性が強調され、私たちはあふれる情報に翻弄されてしまった感があります。
多くの日本人が「北朝鮮の核やミサイルで、身の安全が脅かされている」と感じ、報道によってその危機感を更に募らせているのですが、いま一度、「みんなこの状況をどう受け止めているんだろう?」「たくさんこぼれ落ちているものがあるのでは?」そんな思いから生まれた緊急企画。集まってくださった様々な立場の方とスタッフが、少人数のグループにわかれて思い思いに語りあいました。

から騒ぎに翻弄されて・・・

本当に日本人の大半が「ミサイルは怖い」と思っているか疑問、との声はいくつも聞かれました。「大半はクール、または無関心なのでは」「まわりと話していて、北朝鮮はこわいけれど、よくよく掘り下げて考えてみたら結局戦争はできないよね、という結論になった」「米政権の出方がわからず、偶発的な事故が起きるのではという怖さはある」といった意見が出るなかで、在日コリアンの参加者からの「今回のようなことが起きると、否が応でもコリアンであることを意識させられてしまう」との発言は重みがありました。どこか現実味がない、無責任にも思える<から騒ぎ>によって、直に痛みを感じている人も少なくないのです。北朝鮮に行き平壌の人たちと実際に話を交わした経験を持つ学生は、「北朝鮮で軍人になると言っていた彼はどんな気持ちでいるのだろうか」と心配したり、「ミサイルだ、防衛だ、の延長線上で日朝が戦争になったら、北朝鮮にいる友人と殺し合わなければならないのか」とまで考えたと言います。

北朝鮮の人たちはどう考えているの?

また、「北朝鮮の人がどう考えているのか」にも関心が集まりました。日本人は当事者として関心が高くなるのは当然としても、「もう一方の北朝鮮側ではどう考えているのか、聞く機会もなく、関心も持たれない」「イラクやリビアの例を経て、核兵器がないと大国にやられる、と思わせてしまった」「北朝鮮は、日本と比較にならないくらい大きな緊張のなかで生きているはず」「北朝鮮の人たちは、北朝鮮がやっていることが正しいと思っているだろう」など、報道からは見通せない背景や、北朝鮮の人たちの声が伝わらず、一方的な立場で盛り上がってしまう報道への危惧が聞かれました。

韓国と日本との違いは?

日本での「ミサイル騒ぎ」とは対照的に、北朝鮮との国境から目と鼻の先のソウルでは特に大きな騒ぎになっていない、市民はいたって冷静、どうしてなのだろうか?という問いかけもありました。その理由に韓国と日本とのメディアの違いもあるのではないかという指摘から、今後メディアをどう変えていくかも、大きなカギになるという声があがりました。「5年、10年後を見据えて、いたずらに危機感をあおるような記事には違った見方からの書き込みを続けていく」「『これから平昌(韓国)、東京、北京(2022年冬季)とこの地域でオリンピックが続くのに本当にアメリカが戦争を起こせるの?』というような、誰もが『そうか、戦争にはならないな』と気付けるようなコメントをする」などのアイデアも出ました。

お互いの顔が見える交流

また、私たち自身の意識について、「お互いの顔が見えないと敵対意識が増幅される。(JVCが他団体と協力して行っている)北朝鮮の人たちとのフェイス・トゥ・フェイスの交流は、規模が小さくても重要」「『北朝鮮はおかしな国だから』と切り捨てず、『どうしてミサイルを撃つのだろう?』と立ち止まって考えるようになったら、少しは変わるのではないか」「北朝鮮の人たちにも、日本の人たちが『怖い』と感じているみたいだ、と知ってもらえたらよい」といった意見も出ました。

JVCは、90年代後半の人道支援をきっかけに北朝鮮に毎年足を運び、絵画交流や大学生交流によって人と人を繋げることで地域の平和づくりに寄与したいと考えてきました。 朝鮮半島の情勢が揺れ動く中で、メディアでは見聞きすることのない情報を皆さんに提供しながら、「本当にそうなの?」と議論をする場をこれからも作っていきたいと思います。

JVCコリア事業のページはこちら↓
http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/korea/
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との絵画交流、大学生交流を行っています。

春分の日の頃、アフガニスタンでは新しい年(新春)を迎えました。現地の暦では、今年は1396年です。お正月は「新しい」を意味するナウ(naw)と、「日」を意味するローズ(ruz)で「ナウローズ」と呼ばれ、人々が家族で集ってお祝いをする大事なイベントです。

この機会に、日本ではなかなか体験できないアフガ二スタンのお正月料理を楽しみ、その豊かな文化に触れるという趣旨で、ボランティアチームが料理イベントを企画し、準備から全てを担ってくれました。現地の人と相談して本格的なメニューを考えたり、実際の料理指導をしてくれたのも、中央アジアの国々の料理研究家でもあるボランティアチームのメンバーです!

JVCアフガニスタンのボランティアのメンバーJVCアフガニスタンのボランティアのメンバー

【イベント&講演】
【パレスチナ・イベント報告】共生への轍

2016会計インターン 田中達也
2017年3月24日 更新
モロッコ系ユダヤ移民について説明する井川氏モロッコ系ユダヤ移民について説明する井川氏

2016年度会計インターンの田中です。

3月22日「パレスチナ・イスラエルでアラブ系ユダヤ人が架け橋になれる日まで」と題したイベントが開かれました。
前半部では、ユダヤ教にルーツを持つ井川氏と、イスラエルの入植政策を研究している戸澤氏がプレゼンを行い、後半部では来場者による質問を受けました。

JVCは2011年から宮城県気仙沼市で活動しています。 震災から約6年が経過し、高台移転による住宅再建や災害公営住宅の建設が進む一方で、未だ多くの人々が仮設住宅などで不便な暮らしを送りながら復興に向け進んでいます。

広報担当の大村です。11月20日(日)に、「会員・マンスリー支援者のつどい・代表谷山による活動報告」を開催しました。これは普段、JVCを会員、そしてJVCマンスリー募金を通じて支えてくださっている方を対象に実施したもので、今回は初めての関西開催となりました。

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