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スタッフインタビュー2018 第3回:
収益事業担当 伊藤 圭

2018年度広報インターン 藤井 里彩 2018年度収益事業インターン 竹内 咲雪
2019年4月17日 更新
微笑む伊藤さん。やはりお父さん。微笑む伊藤さん。やはりお父さん。

皆さんこんにちは。2018年度広報インターンの藤井です。これが私のインターン生としての最後の記事になります!ぜひ最後までご覧ください。
2018年スタッフインタビュー第3回目は収益事業(カレンダー)担当の伊藤さんです。3姉妹のパパだという伊藤さん、フリースでますますお父さん感がアップしました。フリーカメラマンから国際協力NGOに入ることになったその経緯をじっくり伺いたいと思います。

国際協力に興味を持ったきっかけはなんですか?

一番最初に興味をもったのは小学生の頃だったと思います。国際協力とか森林保護、飢餓撲滅だの言っていた記憶があって、なんでそう言ったかはよくわからないんですけど、漠然と社会問題に関心を持っていました。
人格が形成されると言われている中高生のときには漫画『美味しんぼ』にはまっていたんですよね(笑)かなり影響されてしまって、「農薬は食べ物にも生産者の健康にもよくない!」とか、「添加物禁止!」とか思うようになりました。食べ物のことを考えると輸入の多い日本では世界規模の問題になるわけですよ。実家が中華料理店だったので、残飯がどうしても出てしまう、もったいない、世界には飢えている人がいるのに、という感じですね。

写真はいつから始めたのですか?

中学生のときからカメラに興味を持っていました。家に父のカメラがあったんですけど、当時は露出もピントもマニュアルですから、全然使いこなせなくて。それが悔しくて、中2のときにお年玉をはたいて一眼レフを買って、中高はずっと写真部に所属していました。
高校生の私は「もつけ」(※津軽弁でお調子者の意)でした。はじけるときははじける少年って感じで、写真以外にも応援団に入っていましたね。応援団といえば甲子園ですが、僕の高校の野球部は1回戦で負けるようなところだったので、応援のし甲斐がなかったのが残念ですね...苦笑 高校は一応進学校だったんですけど、地元に大学がなかったのでイメージが湧かなかったんです。周りに大卒の大人もいなかったし、特に勉強したいことがあったわけでもないので大学進学の必要性を感じていませんでした。なので、高校卒業後は大学には進まず、写真の専門学校に進みました。

専門学校では2年生になると4つのコース(人物、広告、報道、芸術)に分かれたんですね。僕は風景とか花なんかも撮っていたんですけど、社会問題に関心があって報道写真科に進みました。所属したゼミの先生はずっと原発を撮っていた人で、影響を受けて就職せずに、自分のテーマを見つけて写真を撮り続けようと考えていました。とはいえ、社会問題がありすぎたからか、これといって撮りたいと思うようなテーマは見つからなかったんですよね。その頃になんとなく世界の貧困問題などが気になっていて、他のNGOでアルバイトの募集があって応募しました。今のあなた方と同じくらいの年ですね。

カメラマン時代について教えてください。

さっき言ったNGOには約3年いたのですが、写真とは関係のない事務の仕事でした。こういっては何ですが、誰でもできる仕事だったんですよね。自分の得意分野を作らないと何の役にも立たないなと思い、写真の世界に戻ろうと思いました。そこで、NGOを辞め、プロの写真家や業者が利用するプロラボで、フィルムの現像をする仕事を始めました。1日中暗室にこもって太陽に当たらない仕事をしていたので、まるでもやしのような生活でしたね(笑)そこも約3年いましたが、裏方ではなく撮る仕事をしたいと思うようになり、新聞社の出版写真部に契約カメラマンとして入りました。

そこでは政治家のインタビューをはじめ、芸能人など人を撮ることが多かったですね。医療のムック本も出していたので、手術の様子を撮ったりもしていました。いい写真が撮れたら当然うれしいのですが、それ以外にも大臣へのインタビュー内容を聞いたり、普段は入れないようなところに入れたりするのも面白かったですね。

ちょうどその頃、父と母に相次いでガンが見つかったんです。両親は離婚していて、父は東京にいて母は一人で青森に住んでいました。ちょうど契約が切れる頃で、父はフリーになる前に亡くなったんですが、母の世話をするために青森に帰ったほうがいいのか悩みましたね。結果的には、フリーになったら時間の余裕ができるので、空いた時間に青森に帰ることにしました。それから毎月1週間程度青森に通う生活が約4年続きました。

母の治療の合間は普通に生活しているので、家でゴロゴロしていているのはもったいないなくて、青森の風景や民俗行事を撮り始めました。写真がたまったきたので津軽の紹介をする「津軽Style」というホームページを作りました。
http://tsugarustyle.jp/

その間には東日本大震災があって、前にいたNGOの人たちと一緒に被災地を回りました。毛布や日用品などの支給もやりましたけど、私は主に撮影でしたね。被災地の状況や活動の記録のために撮ってました。その写真は海外へ寄付のPRに使われて、けっこう寄付が集まったと聞いています。それまで芸能人などを撮る仕事が多かったんですけど、その頃から人の役に立つ写真が撮りたいと思うようになって、エリアガイドの仕事をするようになりました。取材して、写真撮って、記事も書いて。私が紹介した記事や写真でお店が繁盛するようになったらうれしいじゃないですか。私は青梅に住んでいるんですけど、実は青梅っていい感じのカフェがいっぱいあるんですよ。知る人ぞ知るカフェの街なんです。これを紹介したいと思って「青梅カフェ」というホームページを立ち上げました。
http://ome.town/cafe/

JVCに入った理由を教えてください。

地方の取材をすることもけっこうあって、2017年8月に銚子のイルカウォッチングのガイドさんの取材に行ったんですね。話を聞く中で、その人が「昔の所属していた職場のサイトを懐かしく見ていた」と言ったことが妙に気になったんです。私が昔所属していたところはNGOだな、最近のNGO業界はどうなっているのだろうかと色々と見ていたら、「写真が好きな人」という言葉に目が留まりました。何かと思って見たら、JVCのカレンダー担当の求人情報だったんです。私が日ごろから心がけていることに「やれることはやろう」というのがあって、例えば道に落ちているゴミを拾うとか、小さなことでも私にできることで誰かの役に立つならなるべくやろうと思っているんですね。それで仕事を探していたわけではないんですけど、私で役に立つならやろうと思って応募しました。

JVCの印象を教えてください。

一番の魅力はスタッフの人のよさだと思います。JVCのスタッフはボランティアさんでもそうなんですが、まず受け入れるんですよ。その人を認めて意見を聞いてくれる。入ったばかりで何もわからないからあの人の意見は聞かなくてもいいよ、とはならないんですね。
何か意見を言うと真剣に答えてくれます。そういったところが団体全体の姿勢に表れていると思いますね。辞めたスタッフが遊びに来ることも多いのですが、人間的な魅力がある証拠だと思いますね。

カメラマンとしての経験が、今どのように役に立っていると感じますか。

カレンダーの担当としては、写真家とのやり取りにおいて専門用語を使った話ができるときとか、写真を選定するときに感じますね。
カメラマンとしては、現場にいないカメラマンなんてただの置物でしかないって思っていますから、現地の様子を撮りに行きたいですね。

ちなみにお家のカレンダーはJVCカレンダーですか?
―今年からJVCカレンダー(と貰い物のカレンダー)です(笑)

最後に、国際協力を目指す後輩にメッセージをお願いします。

津軽衆(※津軽の人のことをそう言います)であることにアイデンティティを感じている私から言えることは、国際協力に限らず自分の根っこをしっかり張ってほしいということです。パレスチナ人とかクルド人などがいい例だと思うんですけど、その人の持っているアイデンティティをというのはかなり重要で、国際協力の現場に行くと必ず突き当たる問題だと思うんですね。それを無視して自分の意見を押し付けるからケンカになるし、エスカレートすると紛争や戦争にも繋がっていくわけです。

他人を認めるには「自分とは違う」ということを認めるところから始まるわけですが、じゃあ「私」っていったい何者なのか。

日本人ということを強く意識して、国のために働けということではないですよ。自分の価値観を大事にしてくださいということです。自分がいいと思うこと、嫌だと思うこと、人に見せたい自分、人からこう見られたいと思う自分、などを突き詰めていくと、自分がいったい何者であるのか分かると思います。根っこがしっかり張っていれば、大きく枝を伸ばすことができます。根っこがしっかりしていなければ、すぐに折れてしまう。根っこさえしっかりしていればどこでもうまくやれるのかなと思います。

インタビューをしてみての感想

JVCに入るまでの経緯を伺っている中で、節々に「やれることはやろう」というモットーが感じられました。また、この記事を書くにあたり、改めてHPを見てかっこいいな~と思いました。ぜひみなさんもHPを訪ねてみてください!ちなみに、ライターをされていただけあって、この文章もかなり校正されてしまいました(笑)(藤井)

伊藤さんは、直感でいろんなことに挑戦されていて、JVCで働くことになったという経緯も聞いていて大変面白かったです。波は多いけれど、自分で根っこをしっかり張っていたからこそ上手くいったことなんだと感じさせられました。事務所ではいつも2リットルの水を飲んでいます(^^♪。(竹内)

次は、伊藤さんが「JVCのくノ一」と語るあの人!お楽しみに~

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