2013年12月の記事一覧
12/6に、2014年のJVC国際協力カレンダー「心のお陽さま」に写真を提供してくださったフォトジャーナリストの安田菜津紀さんを招き、カレンダーに選んだ世界各地の写真のエピソードを語っていただきました。
国際協力コンサートは、JVCの事業を支援するために始まったコンサートで、年に一回、大阪・東京でそれぞれ公演しています。今年は大阪公演が20周年、東京公演が25周年と記念の年でした。また、実行委員長として設立当時から活躍してきたアイネス・バスカビルさんが、実行委員長として舞台に立つ最後の年でもありました。
このコンサートには3つの関わり方があります。一つ目は、コンサートを聴く。チケットをお買いあげいただき、公演を聴いていただくことが、JVCの活動を支えることにつながります。二つ目は、コンサートで歌う。このコンサートの東京公演では、その合唱団はすべてボランティアさんが担ってくれています。毎年春から毎週練習をして年末の本番公演に臨みます。三つ目は、当日ボランティアをする。JVCが一丸となって取り組むこのコンサートの運営を支えます。
私は歌を歌うのが好きで「歌うことで国際協力ができる!」というキャッチフレーズをHPでみてインターンをしながら歌声ボランティアをすることにしました。私自身、合唱は中学の頃からしていましたが、初めての「メサイア」だったので不安なところもありましたが、練習を重ね、メサイア経験者の方々からのアドバイスを聞いていくうちに不安は消えていきました。
先日、前から観たいと思っていた映画『もうひとりの息子』を観てきました。シネスイッチ銀座での公開の最終日・最終回で、ギリギリセーフ。
イスラエルの家庭で育ったミュージシャン志望のヨセフ。その十八歳の兵役検査の際の血液検査から、両親の実子ではないことが彼の母親に告げられた。後日、湾岸戦争下の混乱で取り違えられた事実を、病院で相手側のもう一組の夫婦と同席の場で告げられた。そしてその相手はパレスチナ人だった――。
「赤ん坊の取り違え」。映画『もうひとりの息子』は、それが現代のパレスチナ人とイスラエル人との間において起こったら、という物語です。最初は本人を含めて家族みなが驚き、混乱します。その後、彼ら彼女らがその事実にどう向き合っていくかを追います。
3.11から3回目の秋。11月2日~3日に、第3回「福島・三春の収穫祭」が福島県三春町で開催されました。主催はJVCも参加する三春・滝桜花見祭実行委員会と福島「農と食」再生ネット、そして地元の女性グループ三春町芹沢農産加工グループ。約30人が参加し、野菜収穫やベクレルセンターの見学、交流会などを行いました。
到着後、芹沢農産加工グループ代表の会沢さんのお宅に。とれたて野菜の昼食を頂きながら、農家の現状を伺います。三春町では国の基準より5倍厳しい1キロあたり20ベクレルを超えるものは出荷していません。(米は玄米1キロあたり10ベクレル)。「皆に迷惑をかけたくないから、安心して食べて頂けるものしか出荷したくない、そういう気持ちで毎回検査している」と何度も繰りかえす会沢さんの言葉を、もっと多くの人に聞いて欲しい、と強く思いました。