2013年5月の記事一覧
4月12日にJICA地球ひろばで、JICA×JVC共催報告会「スーダンの今―2つの戦争被災地から―」が行われました。JICAアフリカ部参事役の宍戸健一さんの進行により、JICA経済基盤開発部の土肥優子さんとJVCスーダン現地代表の今井高樹さんがそれぞれ講演されました。
JVCの今井さんは、南コルドファン州での活動について話されました。南スーダンが独立した2011年9月以前からスーダンで地域開発の活動を行っていたJVCは、独立後の紛争の影響をうけて日本人スタッフが南コルドファン州に入れなくなるという状況に苦労しながらも、菜園づくりや物資配布などの支援を行っています。今後も生計向上活動の支援を継続し、支援事業を通して地域住民を避難民の関係づくりの機会を提供していきたいと話しておられました。
JICAの土肥さんは、ダルフール地方の活動についてのお話をされました。ダルフール地方では紛争の影響により、行政サービスの機能停止や質の低下がみられます。そのため住民の政府に対する信頼低下も引き起こされています。JICAはこのような問題に対し、給水施設や母子保健、職業訓練分野において人材育成を行い、公共サービスの向上へとつなげています。多くの住民が利用する公共サービスが改善されることで、住民の政府に対する信頼回復につながっていっていると話しておられました。また、連邦政府と州政府のつながりの薄さに対し、プロジェクトを通しての関係強化を進めているとのことです。
2013年5月11日(土)、アフガニスタン事業担当加藤さんが横浜市立平楽中学校にて中学生を対象とした国際理解教育ワークショップを行い、インターンの私も同行しました。本ワークショップは、15年間続く平楽中学校の「国際学習」の一貫のなかに位置づけられ、昨年もJVCからパレスチナ担当と津高さんとパレスチナ事業インターンの小池さんがワークショップを行いました。
この「国際学習」は、4月26日から7月初旬にかけて行われ、- ともによりよく生きよう。
- 国際平和についての意識を高めよう。
- 「人権・環境・福祉」など多くのことと関連し合っていることに気づき、地球市民として生きる力を身につけよう。
会場に向かって歩いていると、どこからか親しみやすいリズミカルな音楽が聞こえてきました。「なんだか楽しそうだ」と思わずスキップしていました。5月11日、12日の二日間、横浜の赤レンガ倉庫で、アフリカンフェスタ2013が開催されました。民族衣装やハンドクラフト製品からアフリカ料理まで、本当に多くの企業、団体が出展されていました。
3月13日にJVC東京事務所にて第8回「気仙沼はいま」を開催しました。東日本大震災から2年が経ち、気仙沼に残されている様々な課題について報告しました。以下、現地駐在している岩田と石原からの報告を掲載します。