2012年12月の記事一覧
「ボランティアチームの人に聞きました!」の第2弾です。第1弾はこちら。
今回はアフリカボランティアチームから、伊藤 祐喜(いとう ゆうき)さんにお話を伺いました。(インタビュー時12月18日)
伊藤さんインタビュー
―ボランティアやNGOに興味を持ったきっかけは?
伊藤さん「中学生くらいのころ、家族の影響で難民とかの番組をよくテレビで見ていた。大変な人たちがいるということを知って、国際協力の分野に興味を持ち始めました。でも、国際協力=国連などの大きい団体しか知らなく、一流大学ということで一度あきらめました。福祉の仕事に興味があったので、大学卒業後、介護士として5年ほど働きました。しかし、二十代後半になったときに、頭の中にあった国際協力をもう一度やりたいなと思い、NGOなどを探し、イベントやセミナーに参加しはじめました。そこでJVCを知ったんです。」
11月11日から12月3日まで、南アフリカ現地に出張に行ってきました。
JVCが南アフリカでHIV/エイズに関する活動を始めたばかりの2005年に出会ったデンゼル君。当時ご両親はすでに亡くなり、お姉さんやその子どもたちと、木枠にプラスチックシートを貼っただけの簡素な家に暮らしていました。それでも当時14歳だった彼はJVCが行う家庭菜園研修に参加して熱心に頑張っていて、大人顔負けの菜園をつくっていました。
当時「将来は(当時研修トレーナーの)ジョンのようになって、子どもたちがちゃんとご飯を食べられるような社会をつくりたいんだ」と夢を語ってくれていました。研修開始当初、悲しそうな表情をした少年が、研修を経るにつれて笑顔を見せるようになってくれたことを今でも覚えています。
しかしその後、JVCが当時の活動地を離れてまもなく、デンゼル君は家を出てしまい消息がわからなくなっていました。
後に、学校も辞めてしまい、乗り合いタクシーの運転手の手伝いをしていると噂に聞き、彼の村のそばを通るたびに気になっていました。