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2012年12月11日 【 東京事務所の日々

嬉しい再会@南アフリカ

南アフリカ事業担当 渡辺 直子
2012年12月11日 更新

11月11日から12月3日まで、南アフリカ現地に出張に行ってきました。

JVCが南アフリカでHIV/エイズに関する活動を始めたばかりの2005年に出会ったデンゼル君。当時ご両親はすでに亡くなり、お姉さんやその子どもたちと、木枠にプラスチックシートを貼っただけの簡素な家に暮らしていました。それでも当時14歳だった彼はJVCが行う家庭菜園研修に参加して熱心に頑張っていて、大人顔負けの菜園をつくっていました。

当時「将来は(当時研修トレーナーの)ジョンのようになって、子どもたちがちゃんとご飯を食べられるような社会をつくりたいんだ」と夢を語ってくれていました。研修開始当初、悲しそうな表情をした少年が、研修を経るにつれて笑顔を見せるようになってくれたことを今でも覚えています。

当時のデンゼル君当時のデンゼル君

しかしその後、JVCが当時の活動地を離れてまもなく、デンゼル君は家を出てしまい消息がわからなくなっていました。

後に、学校も辞めてしまい、乗り合いタクシーの運転手の手伝いをしていると噂に聞き、彼の村のそばを通るたびに気になっていました。

今回、そのデンゼル君と7年ぶりに再会しました。数ヶ月前、突然、ジョンのところに「また菜園づくりを学びたい」と連絡があり、ジョンも「それなら自分の家に来たら」と誘ったのだそうです。

「どうしてまた突然思い出したの?」の質問に「JVCもジョンも、当時自分をサポートしてくれた人たちをがっかりさせてしまったことがずっと気にかかっていたんだ。それで自分の将来について考えていたときに、菜園づくりとかジョンのことを思い出して・・」ジョンに電話をしてみて、戻ってきたのだ、と。この再会、嬉しくて涙が出そうでした。

当時、私たちの活動が一人の子どもに、少しでも希望を与えていられたのでしょうか。自分のこれまでのJVCでの活動のなかで、一、二を争う嬉しい出来事でした。

現在のデンゼル君。ジョンよりも背が高くなっています。「少年」と いうよりは立派な青年です。現在のデンゼル君。ジョンよりも背が高くなっています。「少年」と いうよりは立派な青年です。

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