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イベント「独立から1年。日本からは見えない南スーダンの現状」に参加して

2012年度アフリカインターン 宮下 智衣
2012年9月18日 更新

2012年8月3日
「独立から1年。日本からは見えない南スーダンの現状~なぜ平和にならないのか~」

主催:J-FUN (Japan Forum for UNHCR and NGOs / 日本UNHCR・NGO評議会)
実行委員会:国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所、AAR Japan (難民を助ける会)、ADRA Japan、JEN、日本国際ボランティアセンター(JVC)
協賛:ジャパンプラットフォーム

南スーダン独立から1年がたち、J-FUN主催で8月3日に「独立から1年。日本からは見えない南スーダンの現状~なぜ平和にならないのか~」というシンポジウムが開催されました。独立1周年を節目に、南スーダンは平和を享受できているのかを考え、意見交換する場となりました。

まず初めに千葉大学文学部教授、主にスーダン共和国近現代史を専門とされている栗田禎子先生から、南スーダン独立に至るまでの過程、独立後の南北の課題などをお話ししていただきました。そして、南スーダンで活動するNGOのスタッフ達から各団体の活動紹介とともに、「平和」をキーワードに現地の状況をお話していただきました。JVCのスーダン事業担当の佐伯さんも、JVCの活動を通して見た南スーダンについて、「移動と平和」という観点からお話しされました。

講演するJVCスーダン事業担当の佐伯さん(写真右)講演するJVCスーダン事業担当の佐伯さん(写真右)

南スーダンで活動するNGOとして、水衛生プログラムなどを行うJEN、農業訓練プログラムなどを行うADRA Japan、水・衛生・保健分野でのプログラムを行うAAR Japan、そしてスーダンの難民・避難民の生活再建支援を行うJVCが集まりました。

各発表では戦闘から逃げ回ることがなくなった、交通網が発達した、食料の自給率が上がり市場に地元の野菜が出回るようになったなど、平和への兆しが見えてきたという意見もありましたが、故郷に戻っても生活を再び始められる環境でないことから避難先に戻ってしまうなど、平和を感じることなく今なお平和を待ち望む日々であるという意見もありました。

また、平和な生活のためには援助離れが必要だという主張が多くありました。一方的な援助は、依存を生み、自立性を奪ってしまうからです。相互扶助、自立のための基盤づくりの提供を、地域にあった形で行うことが大事だということでした。

今回のシンポジウムに参加して、南スーダンの抱える課題の多さに改めて驚きました。スーダンとの関係や、経済、社会など、本当に様々な面での状況改善が求められていて、まだ先が見えない段階にいるのだなと思いました。そして「平和」と一言で言っても、誰にとっての平和なのかによって、つまり誰を対象にした支援をしているのかによって考え方が変わってくるのだなと思いました。

NGO4団体のお話を聞くことで、現地でNGOが及ぼす影響についても考えました。偏見の入った期待をもたれるかもしれないし、生活に関わる援助をするということは、彼らの生活を良くも悪くも変える可能性があります。南スーダンで活動するということは、新国家としてこれからどう進んでいくか分からない場所で活動する分とても難しく重要なのだと改めて思いました。

そして、国として一括りにできないほど、地域の生活スタイルは様々な中、どれだけのことを守りながら、どれだけのことを変えようとするのか、よく考えなければいけないのだなと思いました。

当日は50名以上の方が参加され、室内は満員になりました。質疑応答の時間も質問が途切れることなく出され、さらに同じ質問に対し講演者数人の意見を聞けるという、参加者にとってとてもおもしろい時間になったのではないかと思います。また、活動分野が違う団体が集まっていたため、普段自分にあまり関わりが無かった分野の話も聞くこともでき、とても興味深いお話をうかがうことが出来ました。

参加者は満員、皆さん熱心に質問していました。参加者は満員、皆さん熱心に質問していました。

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