2009年4月の記事一覧
JVCで20年にわたって制作し、毎年2万部以上ご利用入いただいているJVC国際協力カレンダー。2010年版の制作が着々と進んでいます。
来年の写真は、日本を代表する写真家の一人である長倉洋海さん。アフガニスタンやアマゾン、シルクロードなど、各地を飛び回ってその地ならではの人々の表情をカメラに収め続けています。
春ごろに皆で悩んで選んだ写真がカレンダーとしてレイアウトされ、まもなく印刷が始まります。
「この黒はもっとひきしまるように」
「この女の子に当たる光を強調して、顔に立体感が出るようにね」
制作会議では印刷会社さん立会いのもと、長倉さんから最後のつめとなる細かい修正を受けます。
"チャリティーだから買ってもらう"のではなく、"いい商品だから選ばれる"。
JVCではカレンダーをそんなポリシーのもと作り続け、紀伊国屋さんや丸善さんにも選ばれて販売していただいています。
2010年のカレンダーのテーマは「子どもたちの大地」。
このタイトルからどんな写真を想像しますか?
写真のフル公開をお楽しみに!
JVC東京事務所では、毎年インターンを受け入れています。NGOの実際の仕事を体験できるとともに、スタッフやボランティアさん、他のインターンや他団体の方々などさまざまな人と出会える場でもあります。
そしてこの時期は、NGOとは何か、JVCとはどんな目的をもって何を考えている団体なのか、現地でどんな活動をしているのかなどを、スタッフから新しいインターンに伝える「オリエンテーション」を集中的に実施する時期でもあります。
この写真は、先日行われた事務局長の清水(左から2人目)のオリエンテーションの様子。約30年前のJVCの生い立ちから始まって、NGOという立場で活動するに当たってどんなことをポイントにしているのか、そもそもNGOの活動とはどのように始まるのか&どうあるべきなのか、活動資金をどのように得るべきなのか、政府との関係をどう考えるかなどなど、広い分野にわたった話がされています。
参加したパレスチナ事業インターンのSさんの感想:「NGOという組織の中で活動するにあたって大切なことは、活動の目的・意義を見失わないために、常にそれについて自分自身に問い続けること、だと清水さんは言いました。これからJVCを通してパレスチナと関わっていく上で、自分がどのような意思をどのように注ぎ込んでいけるか、それを常に問い続けながらインターンの活動に取り組んでいきたいと感じました」
つづいてこちらは、カンボジア事業担当の島村(左から3人目)からのオリエンテーション。東南アジア方面に強い旅行会社での勤務経験があり、カンボジア駐在もこなしてきた彼からは、カンボジアのさまざまな側面に関する話がありました。
参加した広報インターンTさんの感想:「カンボジアでは、環境問題、急速な開発、地形や気候による農業の問題など様々な要因が絡まりあって、貧困下にある人々はいつまでもその貧困から抜け出せない貧富の二極化の構造が顕著に現れていると感じました。その不利な環境の中でJVCでは効率的に農業を行う様々な方法を提案しており、特に栄養バランスなどで競い合う料理コンテストの開催は人々の関心を集めやすく、画期的なプロジェクトだと思いました」
このふたつのほかにも、活動国の多いJVCのこと、各国事業スタッフからのオリエンテーションが今後も連続して予定されています。それぞれの活動地や援助の世界に対して造詣の深いスタッフからのオリエンテーションをまとめて、しかも無料で受けられるのは、実はちょっと贅沢なこと。これらの内容を、ぜひ自分たちの知識としてくれればと思います。
(...と書いてインターンにプレッシャーをかけておく)
『春は自転車!』の記事でお知らせしましたとおり、4/19(日)、東京で開催された『アースデー自転車ライド2009』に参加してきました!
当日の天気は快晴、というより、ちょっと暑すぎたくらいですね...。日差しがとても強く、女性の方はUVケアが必須な感じでした。
JVC東京事務所の特徴のひとつに、「珍しいおみやげが食べられる」というものがあります。スタッフの海外出張や一時帰国が多く、またさまざまな人が差し入れしてくださるゆえなのですが、おなじみの定番モノから『コ、コレは...(ゴクリ)』というものまでさまざまです。
写真は、昨日まで東南アジアのラオスという国に出張していたスタッフのKさんが買ってきてくれたものです。
もち米を揚げたお菓子で、ラオスでは定番のものです。ポリポリという歯ごたえと、ほのかな甘さが特徴です。
それと、なんといってもそのデカさ。うすい円筒形なのですが、(なぜか近くにあった)大きめの玉ねぎを横においてみましたが、それでもその3倍くらいの直径があります。
もちろん手ごろな大きさに割って食べるわけですが、もとのこの大きさのまま手に取ると、見慣れないうちはなぜかちょっと笑いがこみ上げてきます。「デ、デカくない?(笑)」という感じに。あまり日本のコンビニなどには置いてない大きさのお菓子です。
今後もおみやげが入荷され次第、報告いたします。
(さっそく袋を開けていただいた)
先日、スーダンから一時帰国していた、現地代表・I井の持ち物を紹介したいとおもいます。

コンピューターを覆っているこの透明のワサワサしたものは、キーボードカバーでも何でもなく。
お花見のニュースが流れる時に必ず出るのが上野公園。
JVC事務所はこの上野公園の徒歩圏内にあります。
そこでポカポカ陽気の先週金曜、ランチタイム花見へ出発!
まさに満開!!
夜の宴会のために場所取りをしている方にシートの一角をお借りして、
たこ焼きやら、きゅうりの一本漬けやら、お好み焼きやらを広げる私たち。
しかし何かが足りない・・・。
ああ、ビールのないお花見なんて・・・!
そんな思いはありつつも、真っ青な空と満開の桜に大満足のひとときでした。
夜8時半、JVCの事務所に集まったボランティアさんたちが、
黄色い液体をペットボトルに入れて振っています。
2リットルのボトルを振るのはなかなかの労力。
何を作っているのでしょう?バナナジュース?
それとも二の腕ダイエット?
これは「石鹸」を手作りしているところなのです。
オリーブオイルをたっぷり入れ、合成界面活性剤は一切使っていません。
排水後は微生物によって水と二酸化炭素に分解される、環境に優しい石鹸です。
私たちが流す排水が地球に与える影響は大きいもの。
「海外支援の前に自分の足元も見直そう。その一歩として、
環境負荷の少ない石鹸を作って使おう、広げよう!」
そんなボランティアさんの思いで、タイ好きが集まる「JVCタイ・ボランティア
チーム」の面々が石鹸づくりに取り組んでいます。
イベントなどで販売して、収益金をJVCタイの活動に役立てています。
最近はパプリカを入れたマーブルタイプも登場!
シェイクの音とともに、手作り石鹸の進化が続きます。