2008年8月の記事一覧
JVCでは毎月3回、活動を説明するオリエンテーションを開いています。
スタッフが持ち回りで、海外の支援プロジェクトや国内でのボランティアについ
て説明するものです。
今日は、学生さん5人、社会人2人の7人がいらっしゃいました。
皆さん様々な動機を持って参加しています。
「将来NGOの現場で働きたいと思ってます」
「JICAやNGO、国際協力のいろいろな形を知りたくて来ました」
「今自分にできることを見つけたいです」
参加者の一人であるペルーからの留学生は、
「ペルーで自分でNGOを作りたいです」と話していました。頼もしい!
それぞれの関心に沿うように心がけながら、ビデオや写真を交えて
JVCの海外での活動と、日本でのボランティアを説明。
さすがに関心が高い方たちだけあって、プロジェクト地の選定や支援終了時のこ
となど、質問もどんどん投げかけてくれて張り合いがありました。
今回は7名の参加でしたが、時によってはスタッフ1人に参加者1人ということ
も。(大雨の時などこのパターン多し。)それはそれでじっくり話せていいもので
す。思わず二人で盛り上がって、通常より長くなることもしばしばです。
開催は第1月曜19:00、第2・第4土曜14:00から、1時間半程度です。
予約は特に必要ありませんので、お気軽にご参加ください。
お待ちしています!
アフガニスタンに出張に行っていたスタッフが無事に帰国しました。
治安の悪化が進む中ですが、アフガニスタンの医師や助産師、
診療所の建設を担う職員など、皆ひたむきに仕事に取り組んでいるようです。
(現地での報告はこちら)
そんなアフガニスタンから、スタッフが買って帰ってきたのがこちら。
ピンクやグリーン、きれいな糸で細かく細かく刺繍された雑貨たちです。
パレスチナのハイレベルな刺繍製品を見慣れている私たちは見る目も厳しく、
「ちょっと曲がってるんじゃない」などと言うものの、
アフガン刺繍もなかなかきれいです。
ラオスっぽい雰囲気もありつつ、インドやパキスタンのテイストもありつつ、
それでもやはりアフガニスタンの個性が感じられます。
バリエーションや値段の折り合いがついたら、イベントで販売できるようになる
かもしれません。お楽しみに!
立秋を過ぎていくぶん凌ぎやすくなったものの、まだまだ暑いですね。
いかがおすごしでしょうか。
さて先日、この暑さの中をカレンダーを大量に積んだトラックが到着しました!
納品にいらした業者さんの「ちょっと手伝ってもらえますかねー」の一言に
腕におぼえのある事務局長から、箸より重いものはめったに持たないような
か弱き乙女たちまでが、ぞろぞろと応援にかけつけました。
外はごらんのとおり、やけつくような、まぶしすぎる日差しです。
台車を3台並べて、往復すること数回。
数千部のカレンダーが倉庫にきっちりと納まりました。
「ありがとうございました。おかげで早く済みました」とニコニコ去っていった業者さん。
・・・あれ? 立派な台車をお忘れですよ。
「おぉ、便利そうな台車だねぇ~」と喜ぶ不謹慎なスタッフたちでしたが、すぐに気付いて戻ってこられました。よかったよかった。
さぁこれで、いつでもご注文にお応えできます!
2009年JVCカレンダー「風のささやき」をどうぞよろしくおねがいします。
JVCには今、東京に19人、海外に75人のスタッフがいます。
海外スタッフの多くは、カンボジア人やラオス人などなど、その国の人です。
スタッフ全体の名前の取りまとめをしていたら、
ひたすら続くカタカナに目がチカチカ、頭はクラクラ。
例えばアフガニスタン事務所はこんな感じです。
シャー・モハンマド、モハンマド・ナシーム、ジャンナト・グル、ハビーム・ラ
フマーン、ナビ・ジャン、フルシード、アブドゥル・ワハーブ、モハンマド・ア
ミン、ルトゥフル・アハド、ワグマ、ファティマ、ハミドゥッラー・マルーフ、
ミル・ジャマー・ジャマル、モハンマド・シャプール・サフィ、ファヒーム・ア
ハマド、アブドゥル・ラジク、デラワール、イザトゥッラー、アガ・グル・パチャ
、サイード・サファール・アガ、ザマヌラー・メムラワル、サビルッラー・メム
ラワル
ひゃ~。
人数を数えるのも一苦労です。
どこまでが一人の名前なの~。
さらに「ハミドラ」「ハミドゥッラー」、どちらの表記にするの?などもあり、
奥深い名前ワールドにはまり込んでいきます。
私にとってはカタカナの羅列でも、それぞれ意味深い名前なのでしょうね。
★各国のスタッフをこちらのページで紹介しています★
今日の最高気温は33度。
暑いですねぇ~。
そんな中でも、JVC事務所は午前中はたいていエアコンを使っていません。
扇風機と自然の風で、なんとかしのいでいます。
「二酸化炭素排出削減を!!」というより、
「ま、夏だしこんなもんかぁ~」
「扇風機でそこそこ涼しいよね~」
という、ゆるい選択です。
東南アジアやアフリカで暮らした
暑さに強いスタッフが多いのも理由の一つでしょう。
ビルの外から見ると、JVCがある6階の窓が開いてるのが分かります。
これはエアコンがついていない証拠。
外から戻る時は、開いている窓を見るのが何よりつらい・・・。
さすがに最近はお昼ごろになるとエアコンを稼動するようになりました。
安心して遊びに来てくださいね。
さて、突然ですが問題です。
世界にいまだ多く残る地雷。
金属探知機を使っての除去活動が行われていますが、
いくつかの動物たちもその活動の力になりえるそうです。
その一つは犬。麻薬捜査犬のように匂いから火薬を探します。
犬の他に、訓練を受けて地雷を探すことができる動物はどれでしょう?
A ネコ
B ねずみ
C 蜂
・・・・答えは、BとC。それぞれ嗅覚を利用して、地雷の近くで特別な行動を
取るように訓練できるそうなのです。犬以外は普及にはまだ時間がかかるそうですが。
8月2日と3日、「地雷廃絶日本キャンペーン」が毎年開催している「地雷語り部講座」に参加してきました。その中で出たのが上記のクイズです。
この講座は、地雷とクラスター爆弾がもらたす被害と、その廃絶のための取り組み
について学び、自分の言葉で語る「かたりべ」になろうというもの。
学校の先生、学生、社会人、ドイツからの留学生など様々な顔ぶれが集まりました。
私は以前小学校で講演をして、子どもの質問に十分に答えられなかった!という
思いのもと参加。
講座はリアルな模型を使って進められます。
「この地雷に入っている火薬は200グラム。あえて殺さずに大怪我を負わせることで、けが人の運搬者など多くの人を戦線離脱させることが目的なんです。」
JVC事務局長の清水も講師を務めました。
地雷の被害者の80%は一般市民です。
クラスター爆弾の被害者に至っては、実に98%が一般市民だとの調査結果も
あるそうです。
カンボジアやアフガンで民間人の被害者と向き合ってきたNGOの呼びかけから
始まった、地雷・クラスター爆弾廃絶への動き。
この歩みをもっと前に進めるために自分たちにできるのは何か、改めて考えさせ
られた2日間でした。
この講座は、講師の方々が使った写真などのデータCDという心にくいお土産つき。役立てていきますね。