2007年3月の記事一覧
今年も女性グループの研修旅行を行いました。訪問先との調整やバスの手配、参加者からの参加費徴集など、全て女性達の手によるものです。昨年に続き2回目なので、すでに要領を得ている様子で、調整はスムーズです。3月31日の研修旅行に参加したのは女性グループのメンバー17人とその家族、なんと総勢90名になりました。研修旅行の目的は、女性グループのメンバーに、他の女性グループや難民の実施している、現金雇用創出プログラムを視察し、情報交換し、関係を構築することで、今後の活動の向上を目指すと同時に、女性達自らが企画・運営することで、女性達に責任感を持たせ、自信に繋げること。また、女性メンバーの子ども達や家族も参加することで、グループ間の交流を深めると同時に、女性達と彼女達を日頃支えている子ども達への慰労も兼ねています。

3月27日午前9時半頃、ガザ北部にあるウム・エル・ナセル村が浸水しました。5人が死亡、20人以上が怪我、10人以上が行方不明です。家屋被害は250件、村の住民5千人が避難を余儀なくされています。この浸水は、すぐ近くの丘に設置された汚水の貯水池が決壊し、その汚水が村を飲み込んだものです。亡くなった方は、70歳の女性2人、子ども3人です。現地の国連機関や国際NGOは、急遽避難キャンプを設置し、テントや毛布、水・食料の確保・提供に動いています。
ベツレヘムのベイト・ジブリン難民キャンプで婚約披露会がありました。婚約したのは女性刺繍グループの中心メンバーの1人スハットさんの娘さんウラでベツレヘム大学の2年生です。昨年の夏に親戚の結婚式でヘブロンを訪れたときに、ある青年弁護士に見初められてからとんとん拍子で話しが進み、この度めでたく婚約することになったそうです。ウラは大学をアルクッズ大学のオープン大学に籍を移し勉強は続ける予定です。でも、お母さんのスハットさんは、昨年3人娘の2人をお嫁に出したばかりなので、嬉しいながらも少し淋しい様子。