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イスラエル軍侵攻とガザの人々の生活 4

パレスチナ現地調整員 藤屋 リカ
2006年7月 6日 更新

新しい命、命を守るために
 7月5日の夜から、イスラエル軍はガザ地区北部にも侵攻しました。昨日、アメリカのNGOの代表と流血の惨事に至るのではないかと、心配していたのですが、それが現実になりました。
6日、北部のベイト・ラヒアではイスラエル軍と武器を持つパレスチナ人が衝突。ガザ市内でも爆音が鳴り響いていたとの事です。今日だけで、ガザ地区内では空爆や衝突で20人以上のパレスチナ人とイスラエル兵一人が死亡しました。パレスチナ側の犠牲者には巻き込まれた子どもも含まれているようです。

子どもの栄養改善事業のフィールド・コーディネーターのサナは、自宅近くの北部のジャバリヤの病院で男の子を出産しました。母子共に健康で母乳も与え始めたとのことです。サナの夫がモナに電話で連絡してきました。帝王切開だったので、2−3日入院が必要だろうとモナは言います。病院の電気や水が足りなくなることや急に産気づいたときに病院にたどり着けなかったらと、周囲共々心配しましたが、親子とも健康と聞いてほっとしています。

ガザ市内も爆音が響いているとの事です。「人間の大地」の代表イテダルは、今日は出勤。喘息の発作は断続的に続いているようですが、昨日に比べればずいぶん良いようです。明日は金曜日でセンターが閉まるので、コンピュータとプリンターを自宅に持ち帰って仕事、と言います。少しは仕事から離れて休んだらと私が言ったら、「そんなことをしたら私は死んでしまうわ」と笑っていました。

ガザセンターでは、今日から新しい保健指導員が働き始めました。以前「人間の大地」で働いていたヒンディは、大学で科学を勉強した後、更に教育の勉強もしています。仕事に対してとても熱心で、忍耐強い女性とイテダルは言います。
午後に近づくにつれ、爆音や戦闘機F16 が飛行する音も激しくなり、イスラエル軍の侵攻に伴って北部での軍とパレスチナ人の間での衝突も激しくなってきたので、イテダルは11時半にはセンターを閉めました。母親や子どもたちが安全に家にたどり着くには、早くセンターを出たほうが良いだろうと、命を守るための判断でした。(7月6日)


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