2006年1月の記事一覧
昨年11月、JVCではパレスチナとイスラエルのNGOからジハード・マシャルさんとマスキット・ベンデルさんを招へいし、占領下のパレスチナの人権と医療に各地でシンポジウムなどを行いました。今回、その団体の一つである、テルアビブの『人権のための医師団−イスラエル(Physicians for Human Rights - Israel)』の事務所を訪問しました。(関連記事 No.117をご覧ください)
1月5日、イスラエルのアリエル・シャロン首相が重度の脳卒中のため入院しました。現地のニュースやBBCなどではエルサレムのハダッサ病院からの中継が続いています。
パレスチナ事業では、心的外傷(トラウマ)を持つ子どもたちの治療支援を2005年9月から開始しました。
長引く紛争や占領下において子どもたちが受けた心理的な悪影響は大きく、2002年の調査では、子どもの9割以上は不安や恐怖を感じ、親の約9割は、悪夢、夜尿、多動、凶暴化、集中力の低下等、子どもにトラウマと見られる兆候が見られると感じているとの結果が出ています。