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警察官が街に戻ってきた

パレスチナ現地代表 小林 和香子
2003年7月 4日 更新

6月30日にガザ回廊の一部、7月2日にベツレヘム中心部のセキュリティの管轄が、イスラエル防衛軍からパレスチナ警察へ戻りました。7月4日に訪れたベツレヘムの市内には、新しいブルーのユニフォームを着た警察官がたくさんいました。
(時期によってユニフォームの支援をする国が違うため、いろいろなユニフォームの警察官がいます。今回はブルーのユニフォームが若い警察官に支給されたようです。)
どの警察官もはつらつとしていて、仕事に戻れたことがとても嬉しそう。でもパトカーが足りないとタクシーで移動するところがかわいいというか何というか…

ベイト・ジブリン・キャンプの前を護る警察官ベイト・ジブリン・キャンプの前を護る警察官

JVCが支援するベイト・ジブリン・キャンプの前も3人の警察官が護っていました。これでイスラエル兵がキャンプに入ってくることはしばらくないでしょう。写真を撮っていいかと訊ねると、快く応えてくれました。ベツレヘムの入り口に近いキャンプの前のメインロードには、アラファトの写真とパレスチナの旗も掲げられていました。

キャンプのみんなも嬉しそうです。ベイト・ジブリン文化センターでみんなのお兄さんとして活躍していたムハンマドさんも、本職は警官です。仕事に戻れたことがとても嬉しいらしく、初出勤の日の夕方には、ユニフォーム姿をセンターにお披露目に来てくれました。
こと和平の話になるとちょっぴり辛口の発言の多いディレクターのアッザさんも、この日ばかりは目を細めて
「このままうまく行ってくれることを願っている」と前向きな発言。
そう、これでほんの少し、普通の生活に近づくことができたのです。

もちろんベツレヘムの中の移動が自由になっても、メインロードを外れればまだイスラエル軍のジープが止まっていますし、エルサレムに出るには検問所を通らなければなりません。また、何か事があればイスラエル軍はすぐに戻ってくると言っています。また、ベツレヘムからの撤退をカモフラージュに、エルサレムの村が次々と入植地化されているという報告もあります。
和平への道のりはまだまだ遠い。いつ頓挫するかわからない。それでも希望を持ちつづけることの大切さを感じました。


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