アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
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【終了まであと5日!】谷山博史さんからのメッセージ

2022年10月26日 更新

現在挑戦中のJVCのクラウドファンディング。
託していただいたご寄付が410万円を超え、目標まで残り90万円弱のところまでやってきました。
かなりの額をお寄せいただいたものの、今回は500万円を集めなければ寄付が全額返金となってしまう形式で実施しています。
必ず支援を届けるため、活動地での学びを止めないため、なんとか最後まで全力を尽くしていきますので、引き続き、寄付や拡散などで応援いただけると嬉しいです。

昨日届いた、前代表の谷山博史さんからの応援コメントを紹介させて頂きます。

>>全文はこちらからご覧いただけます

JVCの代表・事務局長を20年にわたって務めた「JVCの顔」の一人です。今は顧問として、沖縄からJVCを支えてくれています。
今回は、谷山さんが特に長きにわたって(現在も)関わり続けているアフガニスタンの事例をもとに、コメントを寄せてくれました。

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紛争下で、人々は絶望に打ちひしがれているだけではありません。
どんなに厳しい状況でも前を向いて歩こうとしているのです。
それを支えるのが"学び"の力です。

忘れられた戦争。そんな戦争が世界各地で存在し、今もその影響で多くの人が傷つき命を失っています。

アフガニスタン、イエメン、スーダンでの戦争は、世界最悪の人道危機、とまで言われる事態を引き起こしました。戦争は起こすのは簡単ですが、終わらせるのは難しい。
そして戦争の影響は社会の隅々にまで傷跡を残し、人々の心の傷は次の戦争を生む出す負のサイクルの要因にもなります。

私たちは世界最悪の人道危機と聞くと、人々は打ちひしがれ、ただ力なく運命に身を委ねていると考えがちです。しかしそこには私たちの想像もつかないくらい困難な状況にあっても、頭をもたげて前を向いて生きていこうとする人々の姿があります。
"学び"は彼らにとって絶望の鉤爪に掴まれた受け身の状態から、希望に向けた一歩を踏み出すための力です。

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20年間も「対テロ戦争」という名の戦争が続いたアフガニスタンに、私は4年半駐在していました。

対ソ連の戦争や内戦も含めて、アフガニスタンでは「戦争」が村の隅々にまで影を落としています。
治安の悪さから女性はブルカをまとい、男性の同伴なしでは外を歩くこともできなくなりました。
親は娘たちを学校に行かせることが危険だと考えるようになり、いつしか女性は学ぶ必要がないということが常識のようになってしまいました。
文化的、宗教的な理由を上げる人もいますが、長く続いた戦争の影響も計り知れないのです。

そんななか、JVCの活動を受け継いだYVO(元JVCアフガニスタン事務所の現地スタッフが独立して立ち上げたローカルNGO)は、女性の識字教育を続けています。女性が学ぶことに否定的な親や夫を訪ね、説得に説得を重ねて同意を取り付けることもしばしばです。

女性が字を学び、計算を学ぶと家庭の環境が変わっていきます。子どもの教育に対する考え方も変わり、内向き志向の負のサイクルが前向き正のサイクルに変わっていくのです。どこの社会でも家庭での女性の影響力は大きいのです。

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タリバーンが復権して世界中が驚愕し、タリバーンが女性の教育の権利が奪うことを非難しました。タリバーンと話し合うこともせず、経済制裁を加えてタリバーンバッシングに終始しました。

そんななか、国際社会の目が届かないところでYVOのスタッフ達はタリバーンと交渉を重ね、女性の識字教育活動を再開する許可を獲得しました。そればかりでなく、村で女性の教師を採用する許可まで得たのです。

YVOは村で対立する者同士の対話の活動を続けていました。圧倒的な権力として目の前に現れたタリバーンに対しても、彼らの態度は変わりませんでした。対話によってタリバーンの信頼を得、道を切り拓いたのです。

これを読んでくださった皆さん。アフガニスタン、イエメン、スーダンで、"学び"を力に前向きに生きようとする子どもたち、大人たちにエールを送ってください。そして現場で奮闘するスタッフを支えてください。

JVCのクラウドファンディングの応援をどうかよろしくお願いします。

谷山博史(JVC前代表・現顧問)

大学院在学中からJVCに参加。1986年からJVCのスタッフとしてタイ、ラオス、カンボジア、アフガニスタンに計12年間駐在する。東京では事務局長と代表理事を20年間務める。2015年~2019年国際協力NGOセンター(JANIC)理事長。著書に「『積極的平和主義』は紛争地に何をもたらすか?!」(編著、合同出版)「非戦・対話・NGO」(編著、新評論)「平和学から世界を見る」(共著、成文堂)など。

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谷山さんが実際に自分の目で見た人々の姿、そしてもちろん今でもJVCの活動地には(それ以外にも世界中に)、このような人々がたくさんいます。
どんなに厳しいとされている状況でも、そこに必ずそれをどうにかしようと奮闘している人がいて、私たちはそのような人々とともに在りたいと思っています。

今回のクラウドファンディングで集まった資金は、紛争の影響が大きく学びの機会を理不尽に奪われている地域で、学ぶことをあきらめない人々と子どもたちへの教育のために使わせていただきます。

あと6日、引き続きクラウドファンディングの達成に向け、皆様のサポートをよろしくお願いいたします。

>>ご寄付はこちらから
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