「タイの農村で学ぶインターンシップ」募集開始!
※この募集は締め切りました。ご了承ください。
プログラムの趣旨
このプログラムは、国際協力や環境保全、NGOに関心がある人を対象に、タイの農村に約7ヶ月間派遣し、国際協力に関わる上での視点を養うプログラムです。このプログラムを通じて、国際協力や開発を考える上での基礎的な考え方を学び、将来はNGOをはじめさまざまな分野での社会活動を担えるようになることを目指しています。
タイの農村への貢献や現地の村人を支援するのではなく、参加者が農村開 発の現場に身を置いて、村人から「学ぶ」ことを重視しています。知りたいこと、学びたいことがあれば自発的に行動を起こせるような自主性を持った人のためのプログラムです。
- プログラムについてより詳しく知りたい方はこちらのプログラム紹介ページをご覧ください。
- 募集要項はこちらからダウンロードできます。(募集要項PDF 338kB)
募集要項
募集人数 | 最大4名(最少催行人数2名) |
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参加費 |
75万円 ※国際航空券、海外旅行保険を含めた価格です。(参加費に含まれるものと含まれないものの詳細はこちらをご覧ください) |
滞在地 | タイ東北部(ムクダハーン県、コンケーン県、ヤソトーン県、チェチュンサオ県など) |
研修期間 | 約7ヶ月間(2015年9月上旬~2016年3月末) |
応募条件 |
※自分探しや海外での変わった体験・秘境での生活体験、農村ホームステイ、タイでのロングステイを 希望する人のためプログラムではありません。プログラムの趣旨を十分にご理解いただいた上でご応募ください。 |
参加条件 |
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責任 | 研修生は自身の意思において研修に参加し、万一身の回り品の損失や不慮の事故などの被害に遭遇した場合においても海外旅行傷害保険によって対処していただきます。受入れ先と問題が生じた場合はJVCが調整します。 |
応募方法 | 所定の申込用紙と志望動機作文(1200字程度、書式自由)を郵送、Email、FAXのいずれかでJVCに提出してください。申込用紙の書式はこちら(申込用紙、Word 53kB)からダウンロードしてください。 応募先: |
採用 プロセス |
応募書類を提出していただいた後、書類選考を行います。その後、書類選考を通過された方には面接を行います。面接はJVC東京事務所で行います。面接会場までの交通費はご自身でご負担ください。
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帰国に関して | 2016年3月末の帰国後、最終報告書の提出および外部への報告会を実施してプログラム修了とします。その後の長期滞在を希望する際は、2016年3月末に一旦帰国をしてから個人として再渡航してください。 |
修了後の進路 | 修了後の就職の斡旋は基本的にはしていません。修了後にJVCスタッフになれるわけではないことを、予めご了承ください。 |
プログラムの内容
JVCは次のような研修機会を提供します。
9月上旬 日本での事前研修 研修終了後、渡タイ
【場所】座学:JVC東京事務所、農業実習:千葉県 (約5日間)
【内容】現在の世界情勢やタイや日本の農村・農業の変遷・現状について学びます。またNGOが取り組む国際協力の基礎を学びます。その後、約2日間の農業実習を行います。
【過去の講座例】
「日本のNGOの役割の変遷」谷山博史氏(JVC代表理事)
「NGOにおける政策提言活動」長谷部貴俊氏(JVC事務局長)
「世界の貧困問題の構造」熊岡路矢氏(JVC前代表理事)
「日本の農業の近現代史」大野和興氏(農業ジャーナリスト)
「有機農業基礎理論」大柳由紀子氏(アジア学院)
9月中旬 タイでの研修
【場所】タイ東北部ムクダハーン県カオデーン農園 (約1ヶ月)
【内容】タイの農村に派遣される前に身に付けておくべき農村での過ごし方を農業実習やタイのNGO訪問を通じて学んでいきます。タイ語の語学研修もこの期間に行ないます。
10月中旬~3月 農村への派遣
【場所】タイ東北部の農村 (約5ヶ月)
【内容】NGOや農民グループなどの活動が入っている農村へ派遣し、実際の村人の暮らしを体感すると共に、タイの農村・農業における課題をインターン自身で見つけていきます。途中、中間報告会を行い、お互いの学びの進捗状況を確認し合います。
2月 他の農村地域の事例視察
【場所】タイの派遣先以外の農村地域 (約4日間)
【内容】派遣先以外でNGOや農民グループが活動する農村の活動を視察します。他の事例を見ることで、自分の派遣先での活動を客観的に見て、学びを深めることが目的です。
3月 最終報告会、帰国
【場所】東北タイ カオデーン農園 (2~3日間)
【内容】約6ヶ月間の活動報告を行い、プログラムを締めくくります。
帰国後 帰国報告会、報告書提出(日本語・英語)
【場所】東京
【内容】日本から応援していただいた方々に向けて報告会を行います。(1日)
報告書提出をもってこのプログラムを修了します。(帰国後1ヶ月以内)
2013年の春にインターンを終えた13期生がインターン期間に書いたプログがこちら!
タイでの受入れ団体の紹介
農村派遣前研修
カオデーン農園(ムクダハーン県)
タイ東北部にある自然の循環が目に見える形でデザインされた農園。元JVCタイスタッフとノンジョック自然農園(1998年~2003年までにJVCが実施した自然農業のモデル農園)の研修生が自給的な有機農業を営みながら、スタディツアーや研修を受け入れています。ここに約一ヶ月間滞在しながら研修を行ないます。約70時間のタイ語研修と農業の研修をすると共に、農村に滞在する前の心構えを学びます。
農村派遣
派遣先は、研修生との話し合いをもとに調整してきます。派遣後、JVCから仕事や課題を与えることはしません。まずは自分が何をしに来たのか、何を学びたいのかを滞在先の家族に伝えることから始めます。原則として、参加者は農村に一人ずつ派遣され、現地コーディネーターが随時フォローアップします。
ポン郡有機野菜市場ネットワーク(コンケーン県ポン郡)
2000年にJVCタイによる地産地消、地域経済・資源の循環、生産者と消費者の関係構築を目的とした「地場の市場プロジェクト」から始まった活動。ポン郡内の有機農産物生産者が、町の消費者に直接農産物を売る市場を運営する。元々、村内の小さな朝市の活動として始まり、2002年からはポン郡の郡庁前の敷地で毎週月曜と金曜に朝市を行うようになった。現在の生産者会員数は、200人以上。
これまで地元で生産できるものでさえ外部から購入するという状況がつくられていたが、地元で生産されたものを地元で消費する場ができたことで、お金のみならず、地域の資源が村内で循環するようになった。収入の向上だけでなく、子ども、女性など幅広い層がこの市場に参加でき、村が活性化された。
JVCのプロジェクトとしては2005年に終了し、現在では生産者会員による「市場委員会」を中心に運営されている。
アースネット財団(ヤソトーン県)
ヤソトーン県で有機農業を普及している団体。有機のお米を作り、主に海外で販売をしています。農民の農業での自立を目指し、農業協同組合なども立ち上げ、農業に関する様々な研修を行っています。
サナムチャイケート有機農業グループ(チェチュンサオ県)
チェチュンサオ県で1982年に僧侶や教員が始めた地域の貧困問題を改善するための団体が設立され、その後、タイのNGOと共に農村開発プロジェクトを実施。その過程で2001年に「サナムチャイケート有機農業グループ」として、有機農産物の生産および販売のグループが設立されました。バンコク近郊という立地からバンコクをはじめとする都市生活者への有機農産物および加工品の販売を行っています。計画的な生産管理を行っているほか、伝統野菜の保存や普及なども行っています。
インターン修了生のいま
インターン修了生はさまざまな分野で活躍中です。プログラム紹介ページに掲載しています。
お問い合わせ
タイ事業担当の下田(arita@ngo-jvc.net)までお気軽にお問い合わせください。電話:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519
主催
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター(JVC)