| ソック・サバーイ70号 |
| 2006年3月発行 |
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目次
JVC持続的農業・共同体開発(SACD)事業スタッフ研修!
在日カンボジア留学生協会(CSAJ)総会
編集後記 |
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| JVC持続的農業・共同体開発(SACD)事業スタッフ研修! |
JVCカンボジア事務所代表 米倉 雪子
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2005年10月31日〜11月8日にかけ、各国でJVCの持続的農業・共同体開発(SACD)事業を担うスタッフがカンボジアに集まった。JVCカンボジアのSARD事業を起案したアルデンドゥ・S・チャタジー氏をインドから招き、研修を行なった。
目的は、タイ、ベトナム、ラオス、カンボジア、南アフリカで、小規模農家が生計を改善するよう持続的農業の普及や住民による自然資源管理やコミュニティーの相互扶助を強めるグループ活動を担うスタッフが、活動の質を高めるために必要な力をつけることであった。
具体的な目標は、1)スタッフが「エコロジー」、「エコシステム」、「持続性」などの基本的なコンセプト、そして「農業」、「自然資源管理」、「開発」、「コミュニティー」など関連するコンセプトを理解すること。2)スタッフが外部者としての役割を自覚すること。3)SACDプロジェクトを企画、実施、モニター、評価、改善(プロジェクト・サイクル・マネジメント)ができるようになることである。
この研修を企画した背景には、JVCは各国でSACD活動を10年以上実施してきたが、日本人と現地人スタッフの頻繁な人事異動がある一方、過去の経験の蓄積が体系だてて行なわれておらず、後継者に充分に引き継がれていない面があり、SACD事業を推進する日本のNGOが希少な中、もったいないと思われたことがある。また、現在SACD活動を現場で担うスタッフが、現活動の質をあげよりよい斬新な企画を考え実践できるようになるにはさらなる研鑽が必要であることを、各国の現場で感じていたことがあげられる。
企画についてのブレーンストーミングは1年前に始まった。チャタジーさんが2004年にカンボジアを再訪した際に、JVCカンボジアのSARD/TRC現地スタッフに対して3日ほど研修をして下さったことがきっかけだった。チャタジーさんが10年前にSARD/TRCを立ち上げた時に研修を受けたことがある古株スタッフは2人しか残っていなかった。初めて研修を受けたスタッフ達は啓発され、これでは足りない、また研修を受けたい、と希望した。一方、JVCの現地スタッフの継続的な能力強化には、各国の日本人担当者が力量をつけることが不可欠と思われ、当初は日本人担当者向けの研修にしようと考えていた。しかし、各国の現場からは、ぜひこの機会に同僚の現地スタッフの能力強化も行いたい、と強い希望が出たため、日本人と現地スタッフの両方を対象とすることにした。ただ研修では通訳をいれずにチャタジーさんと直接対話をしながら学ぶ点が重要なので、その条件を満たすため研修は英語を共通語として行ない、現地スタッフ参加の場合は英語で対話ができることが条件となった。これにより英語はできないが村での活動に優れるスタッフが参加しにくくなってしまったことは残念だったが、研修後各参加者は学んだことを帰国したら他の同僚に共有することも条件とした。これは、過去のスタッフが後継者に自分の知見や経験を充分に伝えきれずに去っていったという教訓にもとづく。また、過去に研修や研修旅行の後、学んだことを実践するという面が弱いことも教訓としてあがっていたので、参加者は現場にもどったら実践を試みることを心がけるよう促された。
最終的な参加者は、対話式の研修なので参加人数は20名以下に抑えたいというチャタジーさんの意向をくみ、チャタジーさんを含め総勢19 名(うち女性10
名)となった。タイから参加できず残念だったが、ベトナムから5人(伊能、栗原、フン、フオン、ニャー)、ラオスから3人(名村、新井、フンパン)、南アフリカ1人(小林)、カンボジア7人(山崎、米倉、ヴィラク、ソチアット、ネアリー、チンダ、ソヴァニー)、東京事務所3人(壽賀、川合、鈴木)が参加した。
3日座学、3日フィールド、3日座学で計9日間をかけた。長いようだが、一つ一つの内容が濃かったため、もりだくさんの研修となった。予定された研修概要と日程は以下の表である。
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10月31日(月) |
11月1日(火) |
11月2日(水) |
11月3日(木) |
| 場所 |
バンタイレストラン |
バンタイレストラン |
バンタイレストラン |
SARD活動地 |
| 7:30〜9:00 |
自己紹介
研修内容紹介 |
開発のコンセプト |
エコロジーとエコシステムの基本 |
グループに分かれ、PRAをもちいてフィールド調査 |
| 9:00〜9:20 |
休憩 |
休憩 |
休憩 |
| 9:20〜10:50 |
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持続性(ゴール)のコンセプト |
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| 10:50〜11:10 |
休憩 |
休憩 |
休憩 |
| 11:10〜12:40 |
コミュニケーション手法:ポスターの作り方 |
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| 12:40〜14:00 |
昼食 |
昼食 |
昼食 |
昼食 |
| 14:00〜15:30 |
参加型アプローチの基本 |
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フィールド調査の計画 |
グループに分かれ、PRAをもちいてフィールド調査 |
| 15:30〜15:50 |
休憩 |
休憩 |
休憩 |
| 15:50〜17:20 |
続きと議論 |
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| 11月4日(金) |
11月5日(土) |
11月6日(日) |
11月7日(月) |
11月8日(火) |
| SARD活動地 |
SARD活動地 |
バンタイレストラン |
バンタイレストラン |
バンタイレストラン |
| グループに分かれ、PRAをもちいてフィールド調査 |
オンスノール郡マカッ集合村トロペアンレアン村でJVCだけではなく、CEDACとも活動する篤農家(メイソムさん)訪問、SRIを最初に実践した人である。 |
集めたデータ分析 |
既に入手したデータのふりかえり |
地元の知恵と適正技術のコンセプト |
| 休憩 |
休憩 |
休憩 |
| 集めたデータ分析 |
参加型自然資源調査や参加型学習調査ツール |
将来事業の計画づくり |
| 休憩 |
休憩 |
休憩 |
| 可能な介入について協議 |
資料センターの役割について協議 |
経験の共有 |
| 昼食 |
昼食 |
昼食 |
昼食 |
昼食 |
| グループに分かれ、PRAをもちいてフィールド調査 |
自由行動 |
プロジェクト企画の起案 |
生物多様性と保全のコンセプト |
評価 |
| 休憩 |
休憩 |
休憩 |
| 続きと論議 |
続きと論議 |
続きと論議 |
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今回はカンボジアSARD事業の活動地でフィールド研修を行なったが、研修中に参加者は日頃自分が担っている事業の経験をふりかえって考察する機会も多く、各国の日本人・現地スタッフの交流も深まった。お互いの各国事業について紹介しあうまとまった時間をとらなかったことは反省点として残った。
この研修で学んだことをいかに各人が現場で生かしていくかで、この研修をやってよかったかどうかが決まる。カンボジア事務所では研修後、参加できなかったスタッフに対して数日かけて研修内容を共有した。SARDスタッフの中には、研修直後のSARD中間レビューや年末レビューにおいて以前よりも慎重にデータを収集・分析したり、新活動地でも学びを生かしたいという意欲をみせる者もおり、今後が楽しみである。
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| 在日カンボジア留学生協会(CSAJ)総会 |
カンボジアボランティアチーム 近藤 裕之
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日本にはカンボジアからの留学生が100人以上滞在しているそうです。彼らの多くは、文部科学省の国費留学制度や各省庁からの派遣留学制度などを通じて、専門学校や大学等で学んでいます。企業に就職し技術を身につけたり、大学院に進む留学生もいます。東京では年に数回、留学生が集まる機会があります。そのひとつである在日カンボジア留学生協会(CSAJ)総会が、12月24日に行われました。昼過ぎにCSAJの会長選挙があり、役員が改選されました。
夕方からは、友人を招いてパーティーが開かれ、在日カンボジア大使も出席されました。新しい会長と役員の紹介、新会長の挨拶、在日カンボジア大使の挨拶と続きました。スピーチはカンボジア語で、日本語の通訳付きです。日程の関係でしょうか、参加者はいつもより少なく90名ほどでした。食事をしながらしばし懇談のひととき。お腹も落ち着いたところでゲームが始まりました。男女のペア4組で、流れてくる曲に合わせて踊るのですが、ペアの2人の踊りが同じで曲に合った踊りでなければ失格となります。意外と難しいようで1曲で1組が脱落、すぐに優勝ペアが決まりました。
この後は、みんなでカンボジアの踊りを踊りました。いつも教わりながら踊ってみるものの、なかなか踊れません・・・。約2時間踊り続け、10時過ぎに閉会となりました。
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編集後記
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| 昨年末、東南アジアシーゲムズがフィリピンで行われました。これはオリンピックの東南アジア版といったもの。2年に一度開催されております。今回、カンボジアの成績は総獲得メダル数で11カ国中10位。しかも金メダルはゼロ。ちなみに1位は地元ホスト国フィリピン、最下位は東ティモール。2011年の大会はカンボジアがホスト国の予定とのこと。それまでには一つでも金メダルのとれる競技を・・・無理かなー・・・。(稲口) |