国連改革パブリックフォーラムは、国連が果たすべき役割について政府と市民が直接議論できる場です。
2000年という新しい世紀の幕開けに、国連加盟国の元首・首脳レベルが一同に会し、今後の国際社会のあり方について議論し、それを「ミレニアム宣言」として発表しました。それから5年後の2005年、ミレニアム宣言で謳われた価値の実現と課題の解決を具体化するために、国連改革への議論が注目されるようになりました。特に同年3月、当時のアナン事務総長が発表した『In Larger Freedom』というレポートが重要です。このレポートは、「ミレニアム宣言」を実現するために、「開発」「軍縮」「人権」などの分野においてどのような課題に取り組むべきかが示されており、その中で国連の役割の再構築と制度の改善が提案されています。一方、日本でも国連についての議論はありましたが、そのほとんどが日本の安全保障理事会の常任理事国入りばかりで、地球規模の課題の解決に向けて国連はどうあるべきかという議論はほとんど聞かれませんでした。
この状況に対し、「国連改革を考えるNGO連絡会」を構成する私たち三団体(市民外交センター、ピースボート、日本国際ボランティアセンター)は、日本が国際社会の中で責任ある行動を取るためには、日本の中でもしっかりとした国連外交のあり方や国連改革についての議論がなされるべきであり、またそこに市民の参加が不可欠であると考えました。そして、政府(外務省)に対し「日本の安全保障理事会の常任国入り」の問題ばかりでなく、「地球的規模の課題と国連のあり方」を包括的・多面的に市民と共に議論する場をつくることを求め、「パブリックフォーラム」として開催されることになったのです。また「NGO連絡会」は、これに先立ち、『世界市民に責任を負う国連へ?国連改革に関する日本政府への呼びかけ』(WORD形式、74kB) と題した提言書を6月28日付けで外務省に提出し、その中で「非戦・非暴力・非武装の徹底」「人権と人間安全保障の実現」「公正な多国間主義の強化」「二重基準の排除と普遍性の実現」を求めました。
国連改革パブリックフォーラムは、「開発(時には環境問題も含む)」、「平和構築」「軍縮」「人権」の4つの分科会と共通テーマについて話し合う全体会を基本構成とし、これまで年2回のペースで定期的に開催しています。このフォーラムは、国連改革・国連政策という決められたテーマではありますが、「パブリックのためのフォーラム」であり、基本的に誰にでも参加可能な討論の場です。日本の外交政策に市民が意見を述べることができるユニークな場として、これまで学者・研究者、NGOから高校生・大学生まで幅広く多数の一般市民の方々が参加し、討論を重ねてきています。
この国連改革パブリックフォーラムを主催する「国連改革を考えるNGO連絡会」は、以下の3つの市民団体で形成されています。
「国連改革を考えるNGO連絡会」事務局へのお問い合わせは、お問い合わせページからお願いいたします。
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