
パレスチナ事業現地活動調整員:藤屋リカ(ふじやりか)
エリコ研修旅行
2006/3/30
| | ■超満員のバスの中 | 3月24日、予定通り、ベツレヘムのベイトジブリン難民キャンプ・ハンダラセンターの女性刺繍グループ(関連記事No.138,No.139,No.146,No.147)のエリコ研修旅行(関連記事No.151,152)は決行となりました。女性と子ども、75人が参加、朝7時半出発、ベイトジブリン難民キャンプを出発しました。
| | ■3月14日イスラエル軍の襲撃を受けたエリコ刑務所(写真中央)の横もバスで通過 | エリコに行くには、幾つかの検問所を通過しなければなりません(これは次の現地便りで詳しくお伝えしたいと思います)。この日は3ヶ所のイスラエル軍の検問所を通過、待たされることはありましたが、厳しい検査を受けることなく、無事にエリコの町にたどり着くことができました。
予定より少し遅れて、エリコのYWCAに到着。子どもたちはバスの中で待ち、女性たちは40年以上にわたって活動している先駆的なグループの代表から話を聞き、活動を見学しました。
| | ■YWCAの研修室で、代表からの説明を熱心に聞き入る女性たち | | | ■経済危機への対策として、女性の収入創出のために5年前に始まった食品工場を見学 | | | ■パレスチナで伝統的な食品の一つ、クリーム・チーズ作り。これを親指ぐらいの大きさに丸めて、オリーブオイルと一緒に瓶詰めし、保存食として出荷 | YWCAでは、ヘアドレッサー、洋裁、コンピューター教室、高校中退した女性対象に高校卒業試験(これに合格すると高校卒業、大学入学資格が得られる)のための教室と様々な活動を展開してきました。ハンダラセンターの女性たちにも刺激になったようです。 この日は金曜日で普段YWCAは休みなのですが、ハンダラセンターの女性グループの女性たちは金曜日しか出かけることはできません。YWCAは女性たちの企画ということで要望を重視してくださり一部の仕事を振替、センターを開け対応してくださいました。ハンダラセンターのリーダーの女性は、通常の活動を行っている日に再度具体的な話を聞きに来たいと言っていました。
| | ■公園でくつろぐ女性たち | 女性たちの研修の後は、子どもたちお待ちかねのプールのある公園でした。パレスチナでは、修学旅行や女性団体の旅行の場合、バス1台で入園料が決まる割引価格があります。
| | ■プールで楽しむ子どもたち | 今回の研修旅行もその対象になりました。ベツレヘムにもわずかですがプールはありますが、個人の場合は高額で子どもたちは年に1回プールに行ければよいほうです。
| | ■プールで楽しむ子どもたち | 海面下、400メートルのエリコは3月でも泳げる気温なので、ここも旅行のコースに入れていました。
安い値段でくつろげる別の公園にも行きました。
| | ■芝生の上での食事、難民キャンプは土が見えるところさえ限られます | 午後7時、エリコを出発しましたが、帰りの検問所の渋滞で1時間以上待たされたので、キャンプに着いたのは10時を過ぎました。何人かの父親はキャンプの入り口まで迎えに来ていて、疲れて眠った子どもたちを抱きかかえて家族で家に帰って行きました。
この旅行を中心になって企画をした女性グループの代表は「これが最初で最後!」と冗談交じりに言いながら、「事故もなく、みんな喜んで帰って本当に良かった」と胸をなでおろしていました。
今回の企画は、女性グループの企画に、参加した女性たち一人ひとりが自分たちの責任において行くという宣誓書にサインし、各自が責任を持って参加しました。自分たちでやり遂げた自信が、今後の活動にもつながって欲しいと願っています。
|