
調査研究担当: 高橋清貴
今回のサミットは、「開発」やMDGsに関連する部分に関して総論的に言えば、既にG8サミットで出し尽くした提案を、改めて確認した程度でしかありません。新しい約束も、約束を守るための具体的な施策も打ち出されていません。この事に対して、国連の横のダグ・ハマーショルド・プラザ前広場で、GCAPによる街頭イベントを行いました。参加したので、簡単に報告します。
このイベントは、ミレニアム開発目標(8つのゴール)を前進させるコミットが、今回のサミットで得られなかったことに対する風刺です。マスコミの取材をねらい、世界75カ国の市民・NGOが決して満足していないことを示すものです。
「MDGsというゴールを、世界のリーダー達がブロックしている。恥を知るべし!」というのがメッセージです。内容は、サミットに参加した首脳達を模して、スーツを着た男達がしかめ面をしてサッカー・ゴールの前に立ち、女性や子供達が蹴るボールをブロックするというパフォーマンスです。
私も、日本の“リーダー”としてジャケットを着て立ちました。「貧困で毎日5万人が命を失っている。ゴールを決めよう、エイッ!」と言って蹴られたボールを成り切って必死にブロックしました。私たちもやっているうちに、何からこのゴールを守っているか分からなくなっていました。口では、「No More Money! You're terrorists!」と言ってはいましたが。
素晴らしいアイデアだと思いませんか。楽しみながら、風刺を効かせる。日本は、この辺りが苦手ですよね。楽しみの部分とまじめな部分が分かれてしまいますから。平日の朝で、小雨模様だったためもあって、人の集まりが悪かったのが残念でした。それでも、カナダやイタリアから来ていたTVが、映像をたくさん撮っていったので、どのような映像になるか期待が募ります(後で送ってもらおうと思います)。
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