
調査研究担当: 高橋清貴
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国連は、今、厳重なセキュリティに守られています。そのため、1st Avenueから東の国連ブロックだけ人が少なく、世間から隔絶された感じです。しかし、そこに至る1ブロック前、つまり2nd Avenueまで戻るとNYの喧騒が姿を現します。
国連と言えども、一カ所に170カ国以上の世界の首脳が集まるというのは、考えてみれば大変なことです。それぞれの国、地域で訴えたい事を抱えた人々が、大勢います。そして、二つの通りの間でさまざまなデモが行われています。イランの民主化、パキスタンの軍事政権反対、そして日本の従軍慰安婦の問題を訴える韓国人。少しでも目に留めてもらおうとつくったと大きな垂れ幕が列をなしています。
代表部の入っているビルに向かうとき、不幸なことにちょうど演説を終えたブッシュ大統領が車で通るということで、30分ほど道ばたで待たされました。職員ですら、足止めをくらっていました。セキュリティのためとはいえ、かつてないほどに国連は市民から遠ざけられています。
国連は、市民との対話を強化しているのでしょうか。それとも、制限していく方向にあるのでしょうか? 6月に市民社会との対話を行い、日本でも8月にパブリック・フォーラムが開かれました。しかし、それらの意見は、今回の成果文書を見る限り十分に反映されていません。政策、特にこのような開発や人権や平和に関する政策がますます市民から遠ざけられていくことは、十分に憂慮すべきことでしょう。北朝鮮の6カ国協議を市民に開いて下さいと言っているわけではありません。もし、国家間の思惑の違いから成果文書がまとめるのが難しかったならば、今一度市民の声に耳を傾けるということがあっても良かったのではないかと思います。
国連をガードする警官の腕に、さまざまな色のバンドを見かけましたが、残念ながら白が見当たらなかったのは、ご愛嬌です。
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