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インターン主催イベント「考えることからはじめよう ~格差ってなんだろう?~」開催レポート

2017年度ホームページ分析インターン 佐藤 泉未
2018年5月 1日 更新

この記事は2017年度インターンが3月に作成したものです。

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こんにちは、ホームページ分析インターンの佐藤です。

先日、3月17日に、私たちが企画をした「考えることからはじめよう ~格差ってなんだろう?~」新・貿易ゲームワークショップイベントを開催しました。
3月で1年間のインターンを修了する私たちにとって、インターンとしてイベント企画をするのは、これで最後。人が集まるか、参加者の学びに繋がるかなど、さまざまな不安を抱えながら当日を迎えました。

結果、目標の12名を超える13名の方にご参加いただき、ゲームも盛り上がってイベントは大成功!
たくさんの方から「楽しかった」「考えるきっかけになった」とのお声をいただきました。

「新・貿易ゲーム」とは

国に見立てたグループに分かれ、お金を稼ぐシミュレーションゲームです。世界経済の動きを擬似体験することによって、そこに存在するさまざまな問題について学び、その解決の道について考えることを目的としています。

ルールはとてもシンプル。各グループはファシリテーターから指定されている製品を作り、それをマーケットに売りお金を稼ぎます。最終的に一番お金を稼いだチームの勝利となります。

しかし、ゲームの最中には世界の事象を表すさまざまなイベントが発生します。
参加者はそれに翻弄されながらも、いかに自国が生き残るか、試行錯誤をしつつ、ゲームを進めていきます。

盛り上がる土曜日のJVC東京事務所

「よーい、どん!」

A~Dの4チームに分かれて、ゲームがスタートしました。私たちインターンはファシリテーターとしてゲームを進行していきます。
合図とともに参加者のみなさん立ち上がり、周りをきょろきょろ。 他のグループを観察しに行く人もいれば、「それ貸してくれませんか?」と早速交渉を始める人も。この先どんな展開になるのか、とても楽しみでした。

話し合いを始める参加者たち話し合いを始める参加者のみなさん

最初はぎこちなく自己紹介をする皆さんでしたが、ゲームが始まると、話し合いが発生し、ワイワイと楽しそうにゲームをプレイしています。

しかし、どのグループもだんだんと行き詰まりをみせはじめます。
「どうしたらたくさんのお金を稼げるのか」と、グループ内で熱い議論がされていました。そんな状況の中、ファシリテーターから援助や新資源発掘という形で素敵なプレゼント(?)が!
それによってゲームの流れも変わり、あっちで交渉をしていたと思えば、コロッと切り替えてこっちと交渉を始める人、グループ内で議論を続ける人、黙々と作業をする人などさまざまでした。

新資源を発掘したD国に群がる参加者の皆さん新資源を発掘したD国に群がる参加者の皆さん

「おお、そんな交渉もあるのか」「その考えは予想できなかった」

と、私たちインターンも驚く出来事が満載でした。

「終了でーす!」

ゲームが終わり、各グループの稼いだ金額を発表。
最初の条件が有利なチームが勝つかと思いきや、予想通りのグループもあればそうでないグループもいて、結果に驚きました。

貿易ゲームは参加者によって流れも結果も全く異なるものになります。
イベント開催前に、スタッフでリハーサルとして一度プレイしたのですが、今回の結果はスタッフ間で行ったときとは異なる結果になり、参加者によってゲームが全く違うものになることを実感しました。

ゲーム終了後の振り返りタイム

ゲーム終了後は振り返りシートの記入、共有をしていただきました。
さまざまな気づきや考えが共有され、参加者のみなさまにとっても、私たちインターンにとっても良い学びを得る機会になったのではないでしょうか。
参加者の方の声はこの記事の下に一部掲載しているので、そちらをご覧ください。その後はJVCスタッフの岩田さんから、JVCの活動地のひとつであるラオスのお話をしていただきました。

「これはなんですか?」

机の端っこに集められている紙の切れ端を手に取りながら話が始まりました。産業廃棄物の話、大規模開発によって受ける影響の話など、お金を稼ぐことを目的とした貿易ゲームとは違った視点からのお話でした。

最後に今回のイベントを通して得た気づきや視点から、「明日からできること」を参加者の皆様に発表していただきました。私たちも気付かなかった点に着目している方もいて、私たちにとっても良い学びの場となりました。

参加者の声

ご参加いただいた方からたくさんの感想を頂戴したので、いくつかご紹介したいと思います。

  • どのように格差が発生しているのか、各国がどのように交渉し、利益を得ようとしているのかがイメージできた。同時に、自国の利益だけを考えていては、他国からの信頼や支援を失ってしまいかねないと感じ、それぞれの社会で生きる一般の人々の暮らしを想像することの大切さを意識した。
  • ニュースなどを見る時には、その国がどのような考えからそういう決断に至ったのかを想像したい。
  • またこのようなゲームを通じて世界を知るイベントを開催してほしい。 手持ちの資源、資本を活かして最大の利益を得ることに意識が集中していることに気づき、一方で資源を大切にしようという考えはなかった。 目の前の利益を追求する一方で、裏で何が起きているかを意識して生活していきたい。

イベントを通じて伝えたかったこと

皆さんは、ご自身でお使いのものがどういった経緯でできたものなのか、世界で起きている出来事はなぜ起こったのか、考えたことはありますか?例えば、スーパーに並んでいる野菜はなぜ同じ形をしているのか、今着ている服はどこで誰によって作られているのか、など。
私たちがインターンとして活動してきて共通して感じたことは、自分の置かれている環境や自身の生活について改めて考えさせられることが多い一年だったという事です。

このことから、皆さんにも自分の身のまわりのものや出来事について、日常生活の中でふと立ち止まって、一度考えてほしい、という思いからこのイベントを企画しようと考えました。

イベント自体は1時間半と短い間でしたが、終了後も残って参加者同士で議論をしたりと、格差や世界の問題、経済の仕組み自体について考える時間になったのではないかな、と感じています。
参加者の方だけではなく、私たち自身も新たな視点からの気づきや学びを得ることができました。

参加者の中には、JVCに興味を持てた、関わっていきたいと言ってくれた方もいて、イベントを企画して良かったと思っています。
私たちは貿易という大きなものでも、その細かい繋がりを見ていけば自分の生活に繋がる部分があると考えています。このイベントを通じて思ったこと、考えたこと、感じたことが皆さんの次のアクションに繋がるひとつのきっかけになればとても嬉しいです。

最後になりますが、当日ご参加いただいた皆さん、本当に有難うございました。皆さんの熱意あるゲームプレイで、想像以上の盛り上がりになりました。

JVCでは、このほかにもたくさんのイベントを実施しています。
ぜひぜひ、イベントのお知らせページも覗いてみてください!

※当イベントで使用した教材/テキストは、開発教育協会(DEAR)発行の教材です。を詳細を参照してください。

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