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パレスチナ出張記【8】「聖地と銃と観光あれこれ」編

広報担当 大村 真理子
2017年12月 7日 更新

パレスチナ出張記【7】「ガザ出域」編のつづきです。

美しすぎる、聖地エルサレム

ここまでの出張記では、主にガザ地区について報告してきました。ここからは、聖地「エルサレム」と、パレスチナ自治区の「ヨルダン川西岸地区」について少し紹介したいと思います。

赤丸をつけた「ヨルダン川西岸地区」と「ガザ地区」が「パレスチナ自治区」。緑丸をつけた「エルサレム」はイスラム教、ユダヤ教、キリスト教の聖地で大変人気のある観光地でもあります。詳細は出張記【1】(https://www.ngo-jvc.net/jp/tokyostaffdiary/2017/07/20170725-palestine-1)をどうぞ)赤丸をつけた「ヨルダン川西岸地区」と「ガザ地区」が「パレスチナ自治区」。緑丸をつけた「エルサレム」はイスラム教、ユダヤ教、キリスト教の聖地で大変人気のある観光地でもあります。詳細は出張記【1】をどうぞ)

さて、まずは聖地・エルサレム。こちら一言で言うと、ほんとうーーーーに、美しい場所でした!さすが、3つの宗教の聖地と言うべきか、息を飲む美しさなのです。ですが、宗教的には本当にセンシティブな場所で、下の写真をご覧いただければ一目瞭然なのですが、ざっくり言うと対立しているイスラエル(ユダヤ教)とパレスチナ(イスラム教)の聖地、本当に目と鼻の先なのです。これはお互い「エルサレムは自分たちの首都だ」と主張しますよね。ちなみにお互いの聖地、こんなに近いのに行き来はありません。

「嘆きの壁」では、ユダヤ教徒の皆さんが、熱心に壁に向かって祈りを捧げていらっしゃいました(写真は遠慮しました)。「岩のドーム」のある「神殿の丘」は、一部日時のみ観光客にも開放されているので、イスラム教徒でなくともドームを近くで見ることができます(お祈りをしている中まで入ることはできません)。

もう、お互いのすぐ裏がお互いの聖地@エルサレムもう、お互いのすぐ裏がお互いの聖地@エルサレム
これがもう圧巻の美しさ!岩のドーム。これがもう圧巻の美しさ!

キリスト教の聖地である「正墳墓教会」については省きますが、こちらも言葉をなくすような美しさです。(気になる方はぜひ画像検索してみてください。すばらしいです)
これらの聖地はすべて、世界遺産「エルサレム旧市街」の中にあり、多くの観光客で賑わっています。

エルサレム旧市街「ダマスカス門」。※門がたくさんありますエルサレム旧市街「ダマスカス門」。※門がたくさんあります
夜の旧市街・・・最高に美しいです夜の旧市街・・・最高に美しいです

イスラエル兵による「警備」

すべてがあまりにも美しいので、ついこれらを取り巻くしがらみを忘れてしまいそうになるのですが、この旧市街の中には至るところに銃を持ったイスラエル兵がいて、「警備」にあたっています。ぱっと見て「そうでない」と分かる観光客は声をかけられることはまずありませんが、パレスチナ人は声を掛けられ、IDチェック(※エルサレムに入って良いというIDを持っているか。パレスチナ人はもともとこのあたりに家があった人など、一部の人しかエルサレムに入ることが許されていません)などを受けていました。自分たちにとっての聖地であることに、どちらも変わりはないはずなのに、このいびつな構造はどこに行っても変わることがありません。ニュースで見るような両者の「衝突(殺人を含む)」が良くおきているのも、この旧市街です。

パレスチナ人を囲んで身体検査をするイスラエル兵パレスチナ人を囲んで身体検査をするイスラエル兵
至るところで警備しているのですが、どうしても、最後まで慣れることができませんでした・・・至るところで警備しているのですが、どうしても、最後まで慣れることができませんでした・・・

素敵なお土産屋さんがたくさん!

ところで、このエルサレム旧市街には、素敵な雑貨屋さんが軒を連ねています。私のお気に入りは、この食器屋さん。パレスチナ自治区のヘブロンという街の、有名な陶器です。

全部買い占めたい・・・!全部買い占めたい・・・!

ぜひ、足を運んでみてください

このように聖地エルサレムは、目を見張るような美しい場所でありながら、目の前には大きな銃を持ったイスラエル兵が警備にあたっており、かと思えば素敵なお土産屋さんがたくさんあったり、あふれるほどの観光客がいたり、不思議な、不思議な、場所です。イスラエルの空港から旧市街に向かえば(行き方は出張記【1】)、ここに書いたことは誰でも同じ体験ができるはずです。複数の宗教の聖地であり、色々と気をつけなければならないことはありますが、ぜひ、多くの方に足を運んでいただきたいと心から思う場所でした。

ちなみに!当たり前ですがイスラエルにも、色々な立場や考えをもつ方がいらっしゃいます。中にはパレスチナの人々と協働し、占領問題に向き合うイスラエル人や団体もいらっしゃいます。JVCはそのような方々への聞き取りなどを始めており、この占領問題に対するアドボカシー(政策提言)などでの協働の道を模索しています。
パレスチナを支援するイスラエルのNGOの記事一覧

次回は、「ベツレヘム刺繍と、バンクシー」編をお届けします!
【この出張記を始めから読む

※12/6現在、アメリカのトランプ大統領がこの聖地エルサレムを、イスラエルの首都と公式に認定する方針を固め、イスラエルのアメリカ大使館をエルサレムに移転するよう指示するというニュースが駆け巡っています。大変心配な状況です。
参考(外部リンク):http://www.huffingtonpost.jp/2017/12/06/trump-jerusalem-move_a_23299322/

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