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【第一回】
クーリエ・ジャポン×GARDEN×JVC
「南スーダン現地派遣職員 緊急報告会」を開催しました。

広報担当 大村 真理子
2017年6月15日 更新

広報担当の大村です。少し前ですが、2月23日、講談社クーリエ・ジャポンと元NHKアナウンサーで、ジャーナリスト堀潤さん主宰のGARDENとのコラボで、「南スーダン現地派遣職員 緊急報告会」を開催しました。「GARDEN」は、JVCのようなNGOや、地域のために活動している公益事業者を発信で支えてくれる頼もしい存在!今回はJVCが南スーダンで緊急支援を行い、職員が現地と日本を行き来していることを知った堀さんが、「多くの方に知ってもらうべき情報だ」と一緒に企画をしてくださり、更にはクーリエ・ジャポンさんとつなげてくださったのでした。

満員の会場

満員の会場満員の会場

さて当日、告知期間が限られていたにも関わらず、160名の方のお申し込み、そして10社を超えるメディアの皆さんにお越しいただきました。当時の日本は、「南スーダンPKO自衛隊『日報』問題」が連日ニュースで大きくとりあげられ、現地で起きているのは「戦闘なのか、衝突なのか?」そんなことが議論をされている時期でした。

この日はスピーカーのJVC人道支援/平和構築グループマネージャーの今井のほか、聞き手として堀潤さん、そして講談社『現代ビジネス』ゼネラルマネジャーの瀬尾傑さんにもご登壇いただきました。

日本の自衛隊について触れられている南スーダンの現地新聞を紹介する今井日本の自衛隊について触れられている南スーダンの現地新聞を紹介する今井
さすがのトーク術で、今井の話を引き出してくださる瀬尾さん(左)、堀さん(右)さすがのトーク術で、今井の話を引き出してくださる瀬尾さん(左)、堀さん(右)

現地で起きていたことは?

今井は10年にわたり、スーダン、南スーダンに駐在し支援を続けてきました。2016年7月の南スーダンでの紛争後も、9月には現地入りしていた数少ない日本人です。

約10年前の2006年、ジュバの友人たちと記念撮影約10年前の2006年、ジュバの友人たちと記念撮影

今井は言います。「『武力衝突か、戦闘か』なんて、現地にいる者から見れば『言葉遊び』にすぎない」と。今井の長年の友人たちが住むジュバでは、戦闘地域とその周辺の住居が破壊され、略奪やレイプが横行。犠牲者は三百人と言われていますが、実際の数は誰にもわからず、千人以上とも言われています。ジュバでの戦闘のあと、戦火は南側に100キロ以上も離れたウガンダ国境やコンゴ国境の方面にも拡大していました。そうした地域の出身の方々に今井がインタビューした中で、親族が誰も死ななかったという人はまずいなく、中には「いきなり武装したグループが入ってきた。殺された村人の死体は切り刻まれ、家に投げ込まれて火をつけられた」と言う方もいました。

JVCの緊急支援

そんな中今井は、築いてきたネットワークを生かし聞きとり調査を実施。第一次支援として9月には、最も深刻であった食料支援として約300世帯1,400人に対してトウモロコシ粉や食用油、塩などを配布したほか、最低限の生活物資として蚊帳や衣類などの支援を行いました。支援詳細:http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/sudan/2016emergency.html

トウモロコシ粉を一緒に運ぶ今井トウモロコシ粉を一緒に運ぶ今井
食料を受け取った方々と食料を受け取った方々と

資金に限りがある中、JVCが行えた支援には不十分な部分もあり、物資を受け取る方からは「どうして(おかずの)豆がないんだ」との声もあがったそう。それでも今井が、「日本から持ってきたお金は、これで全部なくなってしまった」と正直に伝えると、皆さん「これだけでも、嬉しいよ。助かる。ありがとう!」大きく笑いながら受け取ってくださったそう。今井はいつも、「明るく、裏表がなくサッパリとした気質の南スーダンの人が大好きだから、活動も続けられる」と言っていますが、そんな言葉の背景が少し知れるようなエピソードでした。

自己資金で活動するということ

質疑応答も活発に。高校生の来場者からの質問も質疑応答も活発に。高校生の来場者からの質問も

JVCの南スーダンでの活動は、すべて皆さんからのご寄付で行われています。渡航制限がかかり、必要な時に入国できない可能性がある政府系資金には頼りきらず、民間(自己)資金で活動を行うからこそ、必要な時にスピーディに入国し、現地で聞きとりを行ったうえで内容を決定できる柔軟な支援が行えています。そんな事情を知っている堀さんからも来場者の皆さんにご寄付の呼びかけをしてくださり、当日はすべて合わせて9万円を超える南スーダン活動資金をいただくことができました。この場を借りて御礼申し上げます。

シリーズ化?!

多くの方にご来場いただき、大好評のまま幕を閉じたクーリエ・ジャポン×GARDEN×JVCコラボの第一弾。今後もより多くの方に活動地で得た情報を直にお伝えできるよう、定期的にイベントができると良いな、と思っています。

と、思っていたら本当にシリーズ化して第二弾を開催することができました!第二弾イベントの様子はこちらから

今回の「南スーダン現地派遣職員 緊急報告会」の様子は、クーリエ・ジャポンさんの記事としてもまとまっています。ぜひどうぞ。
http://courrier.jp/news/archives/83985/2/

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更新日タイトル
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