アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
  • JVC facebook
  • JVC twitter
  • イベントメルマガ配信中
  • 文字サイズ:大きく
  • 文字サイズ:中くらいに
  • 文字サイズ:小さく
JVC English website
2016年7月11日 【 NGO女子徒然日記

現政府が好きでも嫌いでも、私たちがすべきだと思うこと

パレスチナ事業担当 並木 麻衣
2016年7月11日 更新

こんにちは、パレスチナ現地駐在員の並木です。7月10日は選挙でしたね。エルサレムに引っ越しをしたばかりの私は投票に行けず、日本よりも6時間遅い時差を隔てながら、NHKのネット中継を見ていました。

結果を見て、同僚女子たちとチャットをしながら思い出したことがあります。それは、大学の授業で教わった、近現代のヨーロッパ史の内容でした。ナチス・ドイツが、どうやって人々の間に亀裂を作ったのか。ヒトラーが、どういう話法で人々の心を動かしたのか。そういったことも、授業で学ばせてもらったのを覚えています。

授業では、あのユダヤ人大虐殺も、最初はほんの些細な変化から始まったことを知りました。例えば政府が、人々の身分によって就ける仕事を分ける。貰える配給の量を変える。するとだんだん、人々の着るもの・食べるもの・話すことに、違いが出てきます。あの人が羨ましい、あの人は身なりが汚い、と、人々の心の中に隔たりができます。そして結局、様々な制限を受けたユダヤ人に対して、同情心が麻痺する社会が出来上がっていったといいます。

戦後の収容所で遺体の山を見たドイツの人たちは「知らなかった」と涙を流しました。「いいえ、あなたたちは知っていたはずだ」と、生き残ったユダヤ人たちは答えています。サイレント・コンセント(無言の同意)こそが、誰かを裏切り、いのちを奪うのだと、犠牲になった人々は知っていたのでした。

だからもし、私たちが「自分が・周りが人間らしく暮らせる社会」を創りたかったら、先ず細かな変化に耳を澄ませなければならないのだと思います。「現政権が好きだろうと嫌いだろうと、一つひとつの精査を怠る理由にはならない」...。私が、歴史を知ることで学んだエッセンスは、そういうことです。

私を、私の娘を、家族を、友人を、大切にしてくれる政府かどうか。国や民族の名の下に、誰かの暮らしやいのちを奪う方向へ動いていないかどうか。ときに民主主義だって過ちを犯すものだと、歴史が証明しています。大切なのは、常に感性を研ぎ澄まし、必要であれば声を上げ、世界中に知ってもらうこと。そう、私は思っています。

※私のお気に入りはこちらの、7分の動画です。10分近くも経ったようには感じられない、メッセージの詰まった時間を、たくさんの方に体験していただきたいと思います。ぜひご覧ください。
「戦争のつくりかたアニメーションプロジェクト特設サイト

この活動への寄付を受け付けています!

月500円からのマンスリー募金で支援する

今、日本全国で約2,000人の方がマンスリー募金でご協力くださっています。月500円からの支援に、ぜひご参加ください。

郵便局から募金する

郵便局に備え付けの振込用紙をご利用ください。

口座番号: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所

※振込用紙の通信欄に、支援したい活動名や国名をお書きください(「カンボジアの支援」など)。
※手数料のご負担をお願いしております。

JVCは認定NPO法人です。ご寄付により控除を受けられます(1万円の募金で3,200円が還付されます)。所得税控除に加え、東京・神奈川の方は住民税の控除も。詳しくはこちらをご覧ください。

遺産/遺贈寄付も受け付けています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

団体案内
JVCの取り組み
11ヵ国での活動
イベント/お知らせ
現地ブログ
あなたにできること
その他
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F 【地図】
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519 E-mail:info@ngo-jvc.net