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2016年7月 4日 【 NGO女子徒然日記

火は上手に燃せるようになったのか?

アフガニスタン事業担当 加藤 真希
2016年7月 4日 更新

7月が始まりました。2016年が早くも折り返しを過ぎたことに若干の焦りを感じつつ、刺繍がなかなか進まないと言っていた大村の前回の投げかけに続き、私も年始に立てた目標を振り返ってみます。

私は今年、こんな目標を掲げていました。

20160704-farmer-0.jpg

昨年あたりから、自分で食べるものを自分で"全く"作ってないくせに、食品の産地や添加物が気になり、食べ物選びに敏感になっていることに少し矛盾を感じてきました。文句を言うなら自分で作れよ、という自分へのツッコミです。とはいえ、現実的には農家に転向することもできず、それならできる範囲でせめて「自給率ゼロ%」を卒業する!と決め、農業を教えてもらうために、そして農家暮らしの知恵を学ぶために、成田にあるお百姓さんのところに時々通うようになりました。

そこでは、『まずは火を燃せるようにならないとな』と言われました。生きる力の基本です。そこのお宅にはとってもとっても素敵な薪ストーブがあり、冬場は薪を燃して暖をとっています。火が点かないと、寒くて大変!

こだわりの薪ストーブ、フォルムが実に美しい!テーブルからも庭の豊かさが伺えるこだわりの薪ストーブ、フォルムが実に美しい!テーブルからも庭の豊かさが伺える

太めの薪と、細い木の枝と、紙をうまい具合に重ねて空気の通り道を作るとちゃんと燃えるのですが、私はマッチ一本で(つまり一発で)火を点け、続かせるのにはまだ苦戦しています...。火が紙に着火してボッと燃えるまではいいのですが、そこから木の枝と薪まで燃え移るのが、なかなか難しいのです。カマドに火を入れるのも経験しましたが、同じ要領です。正直、思っていた以上に火を煌々と燃やすコツを掴むのは難しい!火が安定するまでを見届けるはらはら感と、上手くいった時の満足感はなんとも言えません(笑)

カマドで火を燃す。ここまで燃えれば安心!カマドで火を燃す。ここまで燃えれば安心!

やがて季節が移ろい、田植えの時期が近づいてきました。もう火を燃す時期は過ぎたかな、と思いきや、ここのお宅にはこんな素敵なアイテムが導入されていました!

ぬかくど(もみ殻竈)を使って強火で炊くご飯は、絶品!!ぬかくど(もみ殻竈)を使って強火で炊くご飯は、絶品!!

ぬかくど(もみ殻竈)です。お米のもみ殻を燃料にして、ご飯を炊きます。やっぱりここでも火入れが必要です。火が点かないと、ご飯が食べられない!

 
まだかなり火に及び腰...?まだかなり火に及び腰...?

お米作りでは、新たな発見がありました。考えたこともなかったのですが、稲も最初は種まきからだったのです!!(←当然)

稲の種まきに初挑戦!しかし手の向きが逆だと注意される。※手のひらは上だそうです稲の種まきに初挑戦!しかし手の向きが逆だと注意される。※手のひらは上だそうです

種まきをしたあとは、ビニールハウスで苗を育て、田植えができるまで成長させます。

種から芽がでて、苗が育っています種から芽がでて、苗が育っています

育った稲の苗をトラックに積み込み、田んぼまで運び、ようやく田植えです。田んぼに苗が並ぶまでにも、色々なストーリーがあるんですね。

美しい水田。ここに稲をそっと沈めていく美しい水田。ここに稲をそっと沈めていく

ここで触れる全てのことが、とても新鮮です。普段、東京事務所の中で使う感覚とは別の感覚が、刺激を受けています。私だってもともとは和歌山の田舎で生まれ育ち、家も学校の周りも田んぼだらけなのに、そして毎日食べるお米なのに、それを作る過程を何も知らなかったことを今更、実感しています。私を含め、現代では「消費者」と「生産者」との線引きがくっきりとされていて、多くの「消費者」は自分たちの食べているモノの本当に基本的なことも知らないまま過ごしているのかもしれません。私がお世話になっているこの農家で生産者の方々は、両者をできるだけ近づけたいとおっしゃっています。都会に住んでいても、電車で移動できる距離に結構、畑は広がっているものです。

というわけで、2016年の上半期は、たき火を練習し、主食のご飯の始まりにちょこっとだけ参加させてもらえました。秋にお米の収穫まで携われれば、私の自給率ゼロ%卒業に一歩近づけます!たとえ1%であっても、スタートはそこからです。『上手に火を燃せるようになる』という私の今年の目標、引き続き達成に向けて下半期も頑張ります!

お気に入りのマイもんぺ!地下足袋にぴったりマッチお気に入りのマイもんぺ!地下足袋にぴったりマッチ
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