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第6回:コンサート事務局 石川朋子

2015年度広報インターン 清水 春香
2015年12月11日 更新
現在は、JVC国際協力コンサートの準備に大忙しな石川さん。現在は、JVC国際協力コンサートの準備に大忙しな石川さん。

こんにちは。広報インターンの清水です。
スタッフインタビュー第6回目は、学生の頃、JVCが主催している国際協力コンサートを聴きに行ったことがきっかけで、現在コンサート事務局の担当をされている、石川朋子さんです。収益がJVCの活動にあてられるJVC国際協力コンサートは、12月6日(日)に大阪での公演を終え、今週12日(土)には東京公演を控えています。そんなJVCの一大イベントを担当する石川さんは、2児の母でもあります。ご家庭でのことや学生時代のこと、コンサートの魅力についても聞いてみたいと思います!

国際協力に携わろうと思ったきっかけは何ですか?

私は愛媛の田舎で生まれ育ったので、子どもの頃は、外国になんとなく憧れを抱いていました。大学で東京に来てからも、「どうやったら外国でボランティアするような人になれるのだろう」とぼんやり考えるだけで、今のようにインターネットも発達しておらず、同じようなことを考える友人もいなかったので特に具体的なことは何もしていませんでした。海外でボランティアすることに関心を持ったのは、小学生の頃に、「ネパールにかけるにじの橋」という本を読んでことがきっかけです。「人に感謝され、働ける」って素敵なことだな~と思い、「将来は人のために何かしたい」と考えていました。

高校卒業後は東京の大学に進学し、日本語教室でボランティアをしていました。JVCとの出会いが、この「JVC国際協力コンサート」でした。昭和女子大学の学生だった私は、ある日、JVC国際協力コンサートの看板を学内で見つけました。初回の1989年から東京公演は昭和女子大学のお世話になっていたんですね。「国際協力」と書いてあったので、このコンサートに行けばなにか情報がもらえるんじゃないか、と考えて、早速コンサートのチケットを買いました。この時友人も誘って5000円のA席を2つとろうと思っていたのですが、友人にあっさり断られてしまい、思い切って1万円のS席を予約しました。そしてコンサートを聴きにいって、JVCを知って、気がつけば翌月にはJVCの会員になっていました。元々JVCのことを知っていたわけではありませんでしたが、コンサートで配られたパンフレットを読んで、「もっと国際協力について知りたい!」「JVCに関わってみたい!」という想いが大きくなりました。

大学4年生の頃に、JVCと出会った石川さん。大学卒業後の進路はどのように考えていましたか?

子どもの頃は、保母さんになりかったそう。学生時代のことを、懐かしそうに話してくださいました。子どもの頃は、保母さんになりかったそう。学生時代のことを、懐かしそうに話してくださいました。

実は、大学卒業後はすぐに就職せずにJVCでボランティアをしていました。
周りが就職活動に専念している中で、なぜか「就職しなきゃ」という気持ちになれなくて、就職活動の波に乗り損ねてしまいました。何社か受けてはみたものの、「ここで働きたいんです!」ということがどうしても言えなくて、当然うまくはいきませんでした。

そして、いつものように朝からJVCに来てスタッフの手伝いや事務作業などをしている時、スタッフから「ともちゃん、同じような年齢の人達が夜に集まって、ボランティアチームというのをやっているの。よかったら参加してみたら?」とお誘いをうけ、面白そうだったので参加してみることにしました。その日は火曜日だったので、夜はアフリカのボランティアチーム※注①が活動をしていました。ボランティアチームに入ると、同じ関心を持つ友だちができたり、NGO同士の横のつながりができたりして、それがもう楽しくて、楽しくて...。気がつけばそこが私の居場所になっていました。こうして毎週のように参加していくうちに、未知の世界だったアフリカにもどんどん興味が湧いてきました。

※注①当時のJVCでは南アフリカだけでなく、エチオピアにも事務所を置いて活動を行っていました。

ただ、ボランティアを続けるうちに「働かないと食べていけない」という基本的なことに気づき、大学を卒業した年の5月頃にようやく就職活動を始めました。その時もJVCから近いところ、ボランティアに行けるように残業がないところという条件でさがし、神田にある企業で一般事務をすることしました。まさにJVCでボランティアを続けることを基準に、就職活動をしていましたね(笑)

ボランティアチームではどのようなことをしていたのですか?

現地から帰国したスタッフの報告会を企画したり、勉強合宿の企画、イベントの時には南アフリカやエチオピアの雑貨や食べ物を販売し、コンサートの手伝いなどもしました。当時はボランティアチームとして銀行口座も持っていてお金の管理もしていたので、イベントの収益を使って講師を呼び、勉強会の開催をしたりと、かなりボランティアが自主的に動き回っていましたね~。こうして活動をするうちに、いつしか「現場を見てみたい!」と思うようになりました。その中でも一番の関心は、よくお話を聞いていたエチオピアでした。

エチオピアへの興味が深まる一方で、当時勤めていた会社では有給をなかなか取得することができず現地にも行けなかったので、モヤモヤとしていました。迷いや葛藤もたくさんありましたが、ボランティアの仲間から「やらない後悔とやった後悔、どちらが大きいか考えてごらん」というアドバイスをいただき、私にとって「やりたかったのにやらずに安定を求めた後悔のほうが辛い」と思い、思い切って6年勤めていた会社を退職しました。そして、「とりあえず1ヶ月行くことにして、エチオピア事務所の代表の家にお世話になることにしました。
しかし、現地事務所でのボランティアやエチオピアでの生活が楽しく、当時の現地代表に相談し、JVCの仕事を手伝いながら滞在をのばすことにしました。仕事もやめて来ていたので、帰る理由がなかったんですよね(笑)。一度帰国しましたが、結局、1年半ボランティア、そのあとまた半年滞在することになり、エチオピアには合計2年ほどいました。

1995-7年頃、今もJVCが参加しているグローバルフェスタ(当時は国際協力フェスティバル)に、アフリカボランティアチームとして出店していました!1995-7年頃、今もJVCが参加しているグローバルフェスタ(当時は国際協力フェスティバル)に、アフリカボランティアチームとして出店していました!
後列右。アフリカボランティアチームが企画した勉強合宿にて。楽しみながらも、みっちり勉強していました。後列右。アフリカボランティアチームが企画した勉強合宿にて。楽しみながらも、みっちり勉強していました。

エチオピアでは、どのようなことをしていたのですか?

念願のエチオピア生活時代。週末通っていた「八百屋」のみなさんと。ここで言葉も少しずつ覚えていったそうです。念願のエチオピア生活時代。週末通っていた「八百屋」のみなさんと。ここで言葉も少しずつ覚えていったそうです。

東京事務所との連絡や会計領収証の整理など、主に事務作業をしていました。プライベートでは近所の八百屋で売り子をやっていました。そこでエチオピアの文化や生活習慣、言葉を学びました。週末遊びに行っては、まかないを食べ、野菜や生活雑貨を売り、しゃべり、これは本当におもしろかったです。そして、私が1年半のエチオピア滞在を終え、帰国したあとに、「エチオピアの事務所を閉めるのを手伝ってもらえないか」と声がかかり、短期派遣のスタッフとして三度エチオピアへ。事務所を閉める作業は、決して楽しいものではありませんでした。長年、JVCをお手伝いさんとして支えてくれていた女性に「私に仕事をください。もしくは息子に仕事を見つけてください」と、土下座され、サンダル履きの私の足に口をつけられた衝撃は今でも忘れられません。

その仕事を終え、私が日本に帰ったときに「コンサート担当のポジションが空くのだけれど、やってみない?」と当時の事務局長に声をかけられました。国際協力を仕事にしたいとかNGOの職員になりたいと思ったことは一度もありませんでしたが、長年ボランティアとしてJVCに関わり、この団体の理念や活動に共感していたし、自分自身が国際協力、JVCと出会うきっかけとなったコンサートの仕事ということもあって、「やってみる」と即答し今に至ります。

ところで、石川さんには2人の小さなお子様がいらっしゃいますよね。仕事と家庭の両立はどのようにしていますか?

パートナーの下田さんはJVCタイ事業担当。お子様はJVCのイベントに遊びにきてくれることも。ご家族そろってJVCに参加しています。パートナーの下田さんはJVCタイ事業担当。お子様はJVCのイベントに遊びにきてくれることも。ご家族そろってJVCに参加しています。

JVCがスタッフ1人1人の声をしっかりきいてくれ、子育て時期も働きやすいように配慮してもらっています。それもあって、意識して仕事と家庭の両立とか、そのバランスを良くしようという気持ちはあまりないです。こちらから積極的に働きかけなくても、子育ての状況を理解して、サポートするよ、という体制があり、同僚にもとても助けられています。

そもそも私にとって、JVCで働くことは、お給料をもらうためというより、活動そのものが生涯関わりたいテーマでもあるんですよね。だから現在の状況自体、「国際協力に携わっている」という充実感があります。なので、私の場合ワークライフバランスとよく言われますが、生活そのものに、JVCの活動が含まれていて、それぞれを切り離して考えていないので、特にバランスを意識する必要がないんだと思います。

最後に、JVC国際協力コンサートの魅力や見どころを教えてください。

東京は27年、大阪は22年続いているコンサートです。音楽の質をとても大切にしているので、国際協力うんぬんに関わらず純粋に演奏を楽しめると思います。もちろん、このコンサートを通じて「国際協力に携われる」ことも大きいですね。毎年公演後には、演奏への感想のほか、「メッセージが伝わりました」といった声を多くいただいています。それはコンサートに出演する方々が、"なんのために歌うのか"を理解し意識して歌ってくださっているからだと思います。歌声にメッセージをのせて運んでくださっているんですね。
またJVC国際協力コンサートは、スタッフ以外のボランティアの方が沢山のサポートをしてくださっています。多くの方に支えられているということを日々、実感しています。ぜひ聴きにいらしてください!(チケットの購入はこちら

このコンサートが、国際協力に興味がある方々の、一歩を踏み出すきっかけになれば良いな、と思います。JVCのコンサートへ行く、という一歩を踏み出した私が、コンサートをきっかけに国際協力の活動に参加でき、それを仕事とし、夫も見つけ(笑)、家族をつくる、という今につながっていると思うと、学生の頃に買った1万円のJVCコンサートのチケットは安かったですよね~!(おほほ)今でも、その時のコンサートでどこに座っていたかはっきりと覚えていますよ。

【インタビューをしてみての感想】

池田さんが、石川さんは「JVCのお日さま」とおしゃっていた通り、笑顔がとてもよく似合うお方です!池田さんが、石川さんは「JVCのお日さま」とおしゃっていた通り、笑顔がとてもよく似合うお方です!

思い立ったらとにかく行動に移し、JVCとともに人生をすごしてきた石川さん。それでいて休日は子供と遊び、お菓子作りをしているそう。こんなにも意志の強さと女性らしさを併せもつ方はなかなかいないのではないでしょうか。石川さんの笑顔はとてもキラキラとしていていつでも周囲を明るくしてくださいます。
私のインターン生活もあと4カ月をきりました。(2015年4月~2016年3月)インタビューを通じて、この間にひとつでも多くの魅力を吸収しなければ!と私の意識も駆り立てられる思いです。 (清水)

【次回予告!】

コンサート事務局の石川さんが「合唱向きのいい声をもつ人。」と讃するコンサート事務局の石川さんが「合唱向きのいい声をもつ人。」と讃する"あの方。"特徴的なヒゲがヒントになりそうです!

次回は、石川さんが
「JVCで一番合唱に向いてそうな人。声がいい。場に応じた自分の役割をしっかり認識して、きちんと果たす人」とおっしゃるあの方にインタビューします。乞うご期待!

■国際協力コンサートの詳細についてはこちらから
※2016年公演のチケットは2016年9月から販売開始です。

スタッフインタビュー2015 の記事一覧:こちらもぜひお読みください

更新日タイトル
2016年7月25日 更新最終回:2015年度広報インターン 
清水春香/渡邊由香
2016年7月21日 更新第19回:経理担当 中原和江
2016年6月16日 更新第18回:南アフリカ事業担当 渡辺直子
2016年5月 9日 更新第17回:南相馬事業担当 白川徹
2016年4月28日 更新第16回:気仙沼事業担当 横山和夫
2016年4月 8日 更新第15回:アフガニスタン事業担当 加藤真希
2016年3月23日 更新第14回:コリア事業担当 寺西澄子
2016年3月15日 更新第13回:パレスチナ事業担当 並木麻衣
2016年3月14日 更新第12回:カレンダー事務局 橋本貴彦
2016年2月25日 更新第11回:会員・支援者担当 宮西有紀
2016年2月16日 更新第10回:スーダン事業担当 小林麗子
2016年2月15日 更新第9回:ラオス事業担当 平野将人
2016年2月 3日 更新第8回:広報担当 大村真理子
2015年12月24日 更新第7回:アフガニスタン事業統括 小野山亮
2015年12月11日 更新第6回:コンサート事務局 石川朋子
2015年12月 3日 更新第5回:経理担当・イラク事業担当 池田未樹
2015年11月26日 更新第4回:カンボジア事業担当 山崎勝
2015年11月18日 更新第3回:事務局次長 細野純也
2015年11月12日 更新第2回:事務局長 長谷部貴俊
2015年10月15日 更新第1回:代表理事 谷山博史

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