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食べるという営みについて考える

アフガニスタン事業担当 加藤 真希
2015年12月 3日 更新

アフガニスタン事業担当加藤の初投稿です!

たまの休日くらい、きちんと料理をしようと思う。お米を洗って炊く準備をして、さて、まずは足りない材料を買いに外に出よう。歩いてお店まで行って、野菜を選ぶ。売り場で目が合う、美味しそうなやつに決める。ついでに卵とか、豆乳とかも買って帰ろう・・・。家に戻る。小さなキッチンに立って、調達してきた野菜を洗って、皮をむいて、包丁で切って、火を通す。様子を見ながら、適当に味をつけていく。出来上がったお料理を、一応、お皿に盛り付けてみる。手を合わせて、「いただきます!」体と心に満たされる栄養に感謝。...食後は、調理器具を片付けて、食器を洗って、乾くように並べて、こびりついたごはん粒はすぐにはとれないから、しばらく水につけておかなくては。

そして思う、あぁ「食べる」って結構、一大事!食事をしようと思ってから一段落するまでに、丁寧にこなすとほとんど半日かかってしまう。

トルティーヤトルティーヤ

何気なくふと思い出す。学生の頃、メキシコで暮らしていて、中央部にある先住民族の村に出入りしていた。親しくしてくれた家族のうちに何度か泊まりこみ、そこでの暮らしを見せてもらった。朝一番、まだ薄明かりの空の下、お母さんは枝を取りに山を歩き、集めた木々で火を作る。ちなみに、このうちの台所は屋外だ。トウモロコシは昨晩から水につけてある。それを石臼で潰して粘土のような粉の状態にしたら、全身を使ってこねて塊を作り、最後に丸く薄く平たい形に伸ばす。それを火の上の大きなフライパンにぴらっと乗せると、それがまた美しく膨らんで、主食のトルティーヤのできあがり!お母さんは大人数の家族分、黙々とその作業をこなしている。毎食のトルティーヤには、いつもサルサソースが添えられる。唐辛子、にんにく、トマト、玉ねぎなどなどを包丁で細かく刻んで、専用の石臼ですり潰した、ぴりっと新鮮なサルサがまた絶品。それから、放してある牛を集めてきて乳搾りをして大きなボトルにためて、台所まで運んでくる。そこから手鍋に注いだミルクは、コトコトと火にわかして飲む。もう一つの主食とも言える豆(フリホーレス)も、おいしく柔らかく煮こむにはかなりの時間を要するみたいだ。

家族の生活を見ていると、農作業をこなし、羊の放牧をし、トルティーヤを作り、一日の大半は食事をすることに費やしているように見えた。そして感じた、あぁ「食べる」って生きること。いつも忙しくて疎かにしがちな食事だけど、ファストフードな世の中だけど、やっぱり、ゆっくりじっくり大切にこなすことが、丁寧に生きることに繋がる気がしてくる。

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