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2015年5月26日

安全保障関連法案審議に寄せてJVC事務局長からのメッセージ

JVC事務局長 長谷部 貴俊
2015年5月27日 更新

今週から国会で安全保障関連法案の審議が本格的に始まりますが、紛争地で活動するNGOの事務局長として、また、一個人として、コメントしたいと思います。

私自身、決して武器を持つことなく、紛争地での国際協力にどう関わり、戦争をなくしていけるか考え、行動していきたいという思いで、2005年にJVCに参加しました。

それからアフガニスタンの現場に7年関わりましたが、何人ものスタッフ、知人が「親戚、知り合いを空爆、戦闘で亡くした」と、時には怒りこめて、時には力なく話しかけてきました。タリバーンだけでなく外国軍も加害者でしたし、一方で攻撃におびえる多くの米兵達にも会ってきました。

この2~3年、イラクやパレスチナのガザ地区を訪問し、暴力の惨(むご)たらしさを目の当たりにしてきました。

この4月にイラクのクルド地域を訪問した際には、一家でトラックに乗せてもらったり、徒歩で何百キロも離れたキャンプに逃げてきた人々から、様々な思いを聞きました。ISの台頭により、過去1年間でイラク国内にシリアからの難民、国内避難民の方が200万人以上います。また、過去1年間でアフガニスタンでは戦闘で3,699人の民間人が紛争により死亡しています。

私は現在の安保法案の動きに反対ですが、日本が協力したアフガニスタン戦争、イラク戦争をきちんと検証することなく、現在の法整備、憲法改正に進むこと自体、おかしいのではないでしょうか。

先日、日本の防衛にかつて従事してきた方々、紛争地で国際協力をされてきた方々と話す機会がありました。リアリズムの現場を踏んできた人たちだからなのでしょうか、我々同様、現在の安保法案の動きを大変危険に思われています。

私たちJVCのアフガニスタン人スタッフは私にこう言いました。「日本には軍事力を背景としないユニークさがある。アフガニスタンの政府関係者、一般の人々から日本は中立であるとみられているし、その中立が強みなんだ」と。日本は、武器をもたない国際平和を追求すべきではないでしょうか。

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