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サッカーは人生だ!アジアカップで国際協力を考える

―サッカー・アジア杯・対戦国を知ろう!「今中東はどうなっている?」開催&大盛況!―
2014年度パレスチナ事業インターン 橋本貴彦
2015年1月15日 更新

アジアカップ開幕!

開場一杯の参加者開場一杯の参加者

ご存知の方も多いと思いますが、サッカーのアジア最強国を決めるアジアカップがついに開幕!前回優勝国の日本と同じグループになったのは、パレスチナ、イラク、ヨルダンという、奇しくも今まさに情勢に関心が集まる中東の国々。そこで、「今まで国際協力にあまり馴染みのなかったサッカーファンの方にもこれを機に中東に関心を持ってもらおう!」とNGOのサッカー好きが中心となって、上記イベントが11日、市ヶ谷の「JICA地球ひろば」で開かれました。

第1部 サッカー好き続々集合

NGOのサッカー通(左から細野さん、佐藤さん、山本さん)NGOのサッカー通(左から細野さん、佐藤さん、山本さん)

「果たしてサッカー好きは国際協力にも関心を持ってくれるのか!?」開催前は、参加者が集まるか心配しましたが、フタを開けてみれば開場とともに人が集まり、7つのテーブルの島80席があっという間に埋まり、ひとまずほっと胸をなでおろした主催者でした。

アジアカップとはなんぞや?アジアカップとはなんぞや?

イベントは2部構成。

第1部は我がJVCのサッカー通、細野事務局次長(日本代表&ジェフ千葉のサポーター)渾身のパワーポイント「アジアカップ見どころダイジェスト」を中心としたトークセッションでした。JIM-NETの佐藤真紀さん(仕事柄イラクのサッカーに詳しい)、ピースボートの山本さん(FC東京の熱烈サポーター)の3人が「アジアカップとは?」「この選手に注目!」などそれぞれ熱い思いを披露。熱く語るあまり、ついつい時間はオーバーしがちでしたが、初心者にもわかりやすく、それでいてサッカー好きにも面白い内容で、つかみはバッチリ!対戦各国の大使館からも領事、書記官が参加して下さり、各々代表チームへの愛をたっぷり伝えて下さいました。

フリートークでつながろう

その後のフリートークは参加者がそれぞれ自分が関心のある対戦国のテーブルに分かれて行いました。「ボールさえあればコミュニケーションが取れる、言葉以上のツール。海外でサッカーという『芸』を持っていてずいぶん得をした。」「紛争当事国(サッカーの)多国籍軍プロジェクト」「パレスチナって大変な地域だったんですね。」などなど。老若男女、サッカー好きもそうでない人も、国際協力に興味がある人もそうでない人も、思い思いに語った25分に、ふとスタジアムを揺るがす観客の大合唱(ANTHEM)と国際協力のイメージが重なりました。

みんなで心を一つにして選手たちを応援する。素晴らしいプレーにはたとえ敵であっても賛辞の大合唱を惜しまない...。誰かが誰かを応援する。その応援で誰かが頑張れる。応援した方も何かを得る。これって国際協力と同じじゃないでしょうか?

この対極にあるのが、「ヘイトスピーチ」だと僕は思います。大声で誰かを貶める事で自分を浮き上がらせ、何かを得た気になる(実はなにも得ていないのに)。ヘイトスピーチのような非人道的なものはANTHEMでかき消しちゃいたいですね。

第2部 イラク、パレスチナの力の源は国民の誇り

それぞれの思いを語る参加者それぞれの思いを語る参加者

第2部は、JICAの森裕之中東欧州部次長、パレスチナ子どものキャンペーンの中村哲也さんなどが、映画「イラクチグリスに浮かぶ平和」の監督、綿井健陽さんの映像を交えてのちょっと真面目な国際協力話でしたが、1部目当てだった参加者もほとんど席を立たず、このイベントの成功を確信しました。

最新作を解説する綿井監督最新作を解説する綿井監督

今大会の優勝候補、日本の強敵イラクも、国際大会初出場を決めたパレスチナも、国内は、侵攻、紛争で疲弊しきっています。それにも関わらずここまで力を発揮できるのはなぜなのか?どちらの国民の声もなかなか国際社会に届かない中で、自国の代表が活躍するということは、自分たちの主張を伝える数少ない手段であり、アイデンテティーを確認する機会でもあるのではないかと思うのです。今回の企画は単にサッカーの代表以上のものを背負っているチームの存在を国際協力と関わりのなかった方々に伝える役割も果たしたのではないかと思います。

「好きな事を入り口に」― 国際協力を広げるヒントがここに!―

イラク、ヨルダン、日本各代表!イラク、ヨルダン、日本各代表!

考えてみれば今回の参加者はその興味の範囲が「サッカーだけ」「サッカー好きで国際協力」「国際協力だけ」と多様で、それだけに、内容のバランスが求められる非常に難しいイベントだったと思います。しかし参加者にとってはそれまで自分が知らなかった世界を知るとても良い機会になったようで、「好きな事を入り口に」これからもっともっと国際協力のすそ野が広がっていくための大きなヒントが隠されているように思います。

「サッカーは人生だ!」佐藤真紀さんの締めの言葉で無事終了した今回のイベント。一つのボールがそれこそ国中を、国と国とをつないでしまうサッカーというツールで、たくさんの人がつながる事が出来ました。
僕が個人的に応援するパレスチナ代表は、日本戦4-0と初戦を飾れませんでしたが、次戦は守備の要を退場で欠いたヨルダンです。アジアカップ初勝利を目指して、ハッザ・サアィードゥン!ヤー、パレスタイン!!(がんばれ!パレスチナ!)

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