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6月20日『世界難民の日』

JVCスタッフ/J-FUN共同議長 佐伯 美苗
2014年6月20日 更新

2013年12月、南スーダンに「クーデター」とされる激しい内乱が起こり、一時は政権転覆も現実味を帯びる事態となりました。
2月以降、首都周辺の状況はやや落ち着きを取り戻しつつありますが、戦闘は南スーダンの北部地方(スーダンに近い側)で集中して繰り返され、病院や教会に逃げ込んだ人を襲うという残虐行為が報道され、世界の人々に、国の中で一部の人間が同じ国民である他方を大量殺害したルワンダを想起させました。
それでもどうにか5月にノルウェイのオスロで当事者間の会合が開催され、ようやく和平合意が締結されました。今後はその実施過程が注目されます。

この内乱は、国家として再統合の入り口にあった南スーダンという国を、あわや分裂の危機に追い込みました。
いま南スーダンの一部で戦闘が続いていますが、それを止めて、生活をたて直そうとする力が有効に働かないことは、たいへん歯がゆく思われます。

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この内乱は、南スーダンの人々の生活を、戦後の混乱からようやく生活を建てなおし、独立国家として歩み出した若い国の人々の生活を、土足で踏みにじった事件です。

そして、南スーダン人のみならず、南スーダンに保護を求めて避難してきた難民も大きな迷惑を被っています。
南スーダンにはエチオピア、コンゴ民主共和国、またスーダン(北)からの難民が多く身を寄せています。それぞれ故郷の戦乱を避けて、昼に身を潜め夜に歩いてたどり着きました。寄る辺のない彼らが細々と暮らすキャンプにも、12月の内戦による混乱が襲いかかりました。

本来武器を携行する者はなんぴとも入域できないはずのキャンプ地に、血走った眼をした兵隊たちがのしのしと我がもの顔で歩きまわり、時には小競り合いを繰り返す、それは必死の思いで逃れた祖国の戦乱を思い起こさせる光景であったことでしょう。
「せっかく生き延びたのに、ここでもまた戦争なのか」、そのような絶望感を抱く光景でもあったことでしょう。

難民にとっては、キャンプは庇護を与えてくれる場所ですが、やはり他国に仮住まいしていることには変わりありません。
自分たちの土地で根を張った生活でないために、故郷の村と畑に帰る日までの当座の生活を送るはずのキャンプが、そのように武力で脅かされ、和平合意が成立してもまだ先行きが分からないという不安にさらされています。

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毎年6月20日は「世界難民の日」です。この日は難民についての記事を読み、どうかかれらの今日この日を思って下さい。遠い世界の皆さんが、今日彼らを思うことはやがて彼らが故国に笑顔で帰る道筋を生み出します。

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