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2014年3月31日

インターン現地訪問記(5)【カンボジア・シェムリアップ編_2】

2013年度広報・会員インターン 大村 真理子
2014年3月31日 更新

インターン現地訪問記(5)、今回はカンボジア訪問記、前回に引き続きシェムリアップ編です。

現地訪問記(1)【ラオス編】は、こちら
現地訪問記(2)【南タイ編】は、こちら
現地訪問記(3)【プノンペン編】は、こちら
現地訪問記(4)【シェムリアップ編_1】は、こちら

カンボジアでの最終日には、村での田植えに参加させて頂くことができました。カンボジアの主食はコメです。農民の多くが、自給のための稲作を行っていますが、人口の増加や天候の不順などで、伝統的な農法による稲作では十分な食糧を得ることができなくなってきています。そこで、JVCでは、幼苗一本植え(SRI : System of Rice Intensification)という稲作栽培法を農民に紹介しています。伝統的な田植えでは、大きくなった苗を10本ほど束にしてランダムに植えていくそうですが、SRIでは、若い苗を1本ずつ植えるというのが基本です。これによって、稲が本来持つ生命力を引き出し、化学肥料などを利用せずに収穫量を増やすことができるそうです。

出発前、カンボジアの活動を紹介するのに田植えの写真が足りていないと広報担当の広瀬から聞いていました。ですから私は、日本でしっかりと現地での活動を伝えるためにも田植えへの参加はもちろんのこと、広報インターンとして、田植え中の写真を村の方に撮らせて頂きたいという目標のもと、田んぼに向かいました。田植えの写真は、みんな下を向いているのでとにかく撮るのが難しい。ギリギリのところまで下がって撮影させて頂きます。私たちが来るというのを知って、いつもよりおしゃれをしてきてくれた女の子がいました。普段の様子を撮影させて頂くつもりだったので予想外の展開に驚きましたが、同時にすごく嬉しくなりました。私は自分自身が美容師だったこともあり、洋服が好きです。この女の子も、どうやらピンク色の服がとても好きな様子。田植えなのにアクセサリーまでばっちり身につけて来てきれたおしゃれ心に、どこに行っても女の子はおしゃれが好きなのだなあと嬉しい気持ちになりました。

撮っていいよと言ってくれたものの、いざ撮られるとなると作業がしずらそう。でも、優しく撮影させて下さいました撮っていいよと言ってくれたものの、いざ撮られるとなると作業がしずらそう。でも、優しく撮影させて下さいました
おしゃれをして来てくれましたおしゃれをして来てくれました

何はともあれ、私も田植えに参加させてもらいます。

コツを教えてもらいながら植えていきますコツを教えてもらいながら植えていきます

田植えは初めてではなかったのですが、カンボジアの暑さの中での田植えは初体験でした。日本では初夏の頃に田植えを行うので、あそこまで日に照らされて植えることはないと思います。30℃を超える炎天下の中、腰を落として作業をしていく経験をして、私は本当に今回来て良かったなあと感じていました。写真で伝わることもあるけれど、写真では伝えきれないこともあります。あの暑さ、日差しの強さ、湿度、苗の根元についている肥料の牛糞のにおいなどは、間違いなく現地でしか経験できないことでした。おそらくカンボジアでの暮らしは楽しいことばかりではなく、大変な作業も多いと思います。それでもみんなが笑顔で自分の村の人と協力して暮らしている様子を見て、改めて魅力的な国だな、と感じました。プノンペンでキリングフィールドを訪れたからなおさら、そう思ったかもしれません。想像を絶する経験をこえた国はとっても温かくて強い国なんだ、という思いを胸に、みんなと一緒に田植えをしました。

右が村長です右が村長です
苗床から苗をとっているところ苗床から苗をとっているところ
作業の合間の2ショット作業の合間の2ショット
事務所スタッフのポンロックとカンボジア担当の山﨑事務所スタッフのポンロックとカンボジア担当の山﨑

そして田植え中にも、JVCの徹底した仕事ぶりを見せて頂くことができました。

虫を記録する山﨑と坂本虫を記録する山﨑と坂本

山﨑の手にとまった小さな虫。珍しい虫であったようで、現地駐在員の坂本が、すかさずカメラで接写していました。どんなときにも自然の様子に注意を払い、目を配る。この積み重ねが、カンボジアでの事業に繋がっているのだなあと感じ、目の前でその様子を見れたことも、良い経験となりました。いくら日本で良いとされている技術やものでも、それが現地で使えるものだとは限らない、まずはその地の文化と知恵、自然に目を向けなさい、とはJVCの会議で良く聞く言葉ですが、本当にその通りだと思います。気候も違えば文化も違う。いくら日本で良くたって、現地にはあわないものは沢山あるのでしょう。何があっていて、何が合わないのか、それを把握するために、飛んできた虫1匹逃さず観察し、記録をする様子を見て、本当に勉強になりました。

長くなりましたが、今回を持ちましてインターン現地報告記は終わりです。夏の2週間の出来事なのに、活動について色々考えたり、自身の進路に悩んだりしている内に、あっという間に3月になってしまいました。私は3月でインターンを終え、ご縁があって4月からJVCのカレンダー担当として働くことになりました。国際協力という分野に興味がありながらも企業で働いていた私に、「やっぱり私はNGOで働きたい」と決意させてくれたのは、間違いなくこの夏の事業地訪問です。国は違うけれども、それぞれの地で色々なことを考え、行動し、働いている出会った人達との思い出が、「もっと世界中の人と繋がりたい」という私の気持ちを強くさせました。世界には色々な国があって、それぞれにずっと培ってきた知恵や独特の文化があります。それを知るのは心底楽しいし、それを何よりも大切にして活動をしているJVCに惹かれました。

私は人と話すのが大好きです。それは、その人が経験してきたその方のそれまでの歴史を、その本人の口から聞くことができるから。今回の訪問で、唯一の心残りは、直接現地の人たちと満足に会話ができなかったことです。何か知りたくても誰かを通して会話をしなければいけないことが、とても悔しかった。この気持ちを忘れず、語学を勉強して、簡単な挨拶からでいいから、現地の言葉でコミュニケーションをとれるようになりたいと思います。そしてせっかく東京で働くのだから、今までの私のように「興味はあるけど一歩踏み出せなかった方」に積極的に活動を紹介し、もっともっと活動に関わる人が増えたら良いな、と思っています。

ここまで読んで頂いて本当にありがとうございました。これからも東京事務所日記に登場することがあるかと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

カンボジアでのJVCの活動詳細はこちら

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