アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
  • JVC facebook
  • JVC twitter
  • イベントメルマガ配信中
  • 文字サイズ:大きく
  • 文字サイズ:中くらいに
  • 文字サイズ:小さく
JVC English website

 エルサレム事務所から一時帰国中の福田直美が、パレスチナの現状をお伝えする報告会を4月20日に文京シビックセンターにて開催。学生さんや社会人やJVCにボランティアで関わっている方たちなど、約40名が参加されました。

パレスチナ報告会パレスチナ報告会
福田

 ガザ地区では2008年末から3週間続いた軍事攻撃から1年以上経った今も、壊された建物が瓦礫のまま残っている様子を報告。ガザへの物資の搬入はイスラエルに管理されるという封鎖状態におかれ、セメントなどの復興物資が地区内に入らず、なすすべもなく放置されている建物が多いのです。

 そんな中で、「今あるものでブロックを作ろうじゃないか」と瓦礫を砕き、溶かして、再度ブロックを作る動きも起こっています。そんな彼らが話すのは、「今私たちが必要なのは、食料援助よりもイスラエルの封鎖の解除だ」という根源的な訴えです。ただ足りないものを提供するのではなく、根本的な解決のために私たちは何をすべきなのか。ガザからの問いが投げかけられました。

瓦礫からブロック瓦礫からブロック


 一方西岸と東エルサレムでは、パレスチナ人の地区にイスラエル人が家を建てて住み始める「入植」が広がり、パレスチナ人の土地がどんどん少なくなっている様子を映像を交えて報告。
 また「イスラエル人をテロリストから守る」との名目で建てられている分離壁が、パレスチナの人々が病院や仕事場へ行くのを難しくさせている現状を報告。できるだけ病気が早期に発見されるよう、JVCは壁の影響を受ける地域の学校で健康診断を行っています。「昔は2、3分で行けた病院が、壁ができてからは何十分もかかるんだ」と医師の声が伝えられました。

壁と住民壁と住民


●会場からの質問●
Q「ガザでは失業率がとても高い(49%)とのことですが、どんな職業の失業が特に多いのですか?」
A「家具や衣類など製造業での失業率が特に高いです。かつては原材料もイスラエル側から入ってきており、またガザからイスラエル経由で輸出していましたが、今はそれが止められているというのが大きな理由です。逆に、公務員、国連職員、NGO職員、医者などは比較的失業が少ないです」

Q「子どもの栄養失調の話を聞きましたが、写真を見ると母親たちはずいぶん太っていますね。その理由は?」
A「栄養の偏りが理由の一つです。野菜が十分に摂れず、小麦粉と油に頼ることが多いです」

Q「イスラエル人がどんどんパレスチナ人の地域に入っていくのはなぜ?」
A「入植者は大きく分けて2種類います。ひとつが、経済的に余裕のない若いイスラエル人家族。入植地は税控除や教育で優遇されているのです。そういった人々は、自分たちで入植地に住んでいる、自分たちが入植者である、という認識はあまり強くないケースも多いのです。もうひとつが、熱心なユダヤ教徒の一部。『エルサレムは聖書でユダヤ教徒に約束された地だ』として、東エルサレムのパレスチナ人の家を自分たちのものにしようと動いています。この入植はオバマ政権も非難していて日本でもニュースになっています。」

●参加者の感想●
「インターネットやニュース、本から得るパレスチナの情報とはまた違った目線で見ることができてよかったです。自分なりにできることを探してみたいと感じました」
「映像が多く臨場感のある報告だったので、パレスチナにそれほど詳しくない私でも現場の状況が身近に感じられました」
「貧困などにさらされているパレスチナの人々を草の根的に支援することはもちろん重要ですが、イスラエル側にもアプローチしていけるといいのかなと感じました」

●パレスチナの活動はこちら●
http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/palestine/

【東京事務所の日々】
おだんご?

広報担当 広瀬 哲子
2010年4月 6日 更新

お花見のおだんご?

アフガンスイーツアフガンスイーツ

いえいえ違います。
これはアフガニスタンからのお土産スイーツたち。
ドーナツをシロップに漬けたような感じ・・・?
ガツンとした甘さを楽しめます。

団体案内
JVCの取り組み
11ヵ国での活動
イベント/お知らせ
現地ブログ
あなたにできること
その他
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F 【地図】
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519 E-mail:info@ngo-jvc.net