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危機的な状況に陥っているガザ…
『ガザでは全てが不足しています。牛乳などの食べ物や紙や洗剤などの日用品から、停電のときのロウソクや、ガソリンや灯油などの燃料も、全てが希少で値段が倍増しています。
子どもの栄養失調の問題は深刻で、子どもの栄養失調児のセンターに通う子どもたちは増え続けています。治療を受けても回復しない子どもがいます。家に食べ物がないのです。
ガザに本当に必要なのは、自由貿易と開発支援で、支援に頼らなくても自立した生活ができるようになることです。
残念ながらそれが実現するにはまだ時間がかかりそうです。それまでは、私たちはガザの人々が自分たちの生活と健康を何とか維持しようとする努力を支え続けていきたいのです。』
(2008年1月 JVCスタッフからの報告から抜粋)
ガザ地区に住む約140万人の生活は困難を極めています。ガザとイスラエルとの境界、エジプトとの国境は、閉鎖されています。ガザに入ってくるのは、「人道支援」物資と限られた流通商品のみで、ガザは「大きな刑務所」になっています。
2008年1月、エジプトとの国境の壁が破壊され、ガザの人々は、一時的にエジプトから物資を調達できましたが、また国境は封鎖されました。燃料不足によるガザの電力不足は深刻で、停電により水道も止まり、冬なのに暖房がない状態など劣悪な生活環境を招いています。
ガザ栄養支援
JVCでは、緊急支援として行ってきた子どもの栄養改善に取り組む現地NGO「人間の大地」のセンターを通しての子どもへの栄養食提供と母親への栄養指導支援を再開するとともに、従来の活動である、幼稚園での鉄分強化牛乳・栄養強化ビスケットの配布を続けています。 (なお、JVCはこれに合わせて、08年2月末の攻撃で被害を受けたPMRSへの支援も計画中です)
支援【1】
子どもたちへの栄養食提供と母親への栄養指導への支援
- 内容:
- 栄養失調児に対する栄養食の提供
- 母親が安い食材で栄養価の高い食事を作れるよう指導
- 期間:2008年4月から6ヶ月(前期分、後期も6ヶ月予定)
- 対象地域:パレスチナ・ガザ地区
- 対象者:子どもの栄養を専門とするNGO「人間の大地」のセンターに来る栄養失調児と母親(栄養失調児の実人数 550人、1日約100人)
- 規模:6ヶ月 約300万円
- 費用の内訳:
- 食材:野菜、果物、肉、植物油、乾燥ナツメヤシなど食材は、基本的にはガザ内で調達できる季節の安価な野菜と果物が中心
- 母子が栄養センターに通うための交通費
- 日本人スタッフの人件費・活動費
支援【2】
幼稚園での鉄分強化牛乳・高栄養ビスケット配布
1日1パックの牛乳と高栄養ビスケットで、1日に必要なたんぱく質の30%と、貴重なビタミンや鉄分などのミネラルを補うことができます。経済・社会状況の悪化する中、この牛乳とビスケットが子どもたちにとっての貴重な栄養源となっています。
- 内容:鉄分強化牛乳と、高栄養ビスケットの配布、健康教育
- 期間:2003年2月〜継続中
- 対象地域:パレスチナ・ガザ地区
- 対象者:栄養状態の悪い地区の幼稚園児 約500人
- 規模:1ヶ月約60万円/月(子ども1人あたり1000円/月)
- 費用の内訳:
- 牛乳、ビスケット実費
- 日本人スタッフの人件費・活動費
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