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住民参加型農村開発 活動詳細
2005年1月27日 更新
[現地スタッフ]

前ベトナム事業担当: 新井綾香

1. 環境保全と安全で持続的な食糧生産

■斜面に適した等高線農業のモデルを
  設置し、村人に実物を見てもらう

JVCの活動する4村では、山の斜面で天水に頼った農業が長い間行なわれてきました。このことから、環境にやさしく土壌が衰えない方法によって傾斜地や荒廃地をできるだけ無駄なく活用すること、灌漑を整備して水を調整できるようにすることを目指した農業支援を行っています。具体的には、灌漑水路の補修や、在来の自然資源を用いた堆肥作り、等高線に沿って土留めとなる植物を植える方法などの紹介です。作物自体についても、一つの作物を連続的に栽培すると土壌の質が悪くなるため、複数の作物を植える方法も取り入れています。このように、一時的な増収だけでなく、土や水の質、農民の健康などに配慮した農業改善を試みています。

2. 地域住民の生活改善

■育成した草の根獣医のフォローアップ研修。
  技術の復習をしたり新しい技術を学ぶ。

生活改善については、村人が生活に必要な最低限の現金収入を安定して確保できるよう、畜産の振興や野菜栽培、果樹栽培などを行っています。家畜は、農家にとって"万一の時"のための貴重な財産であり、牛や水牛は耕作のための労働力ともなります。JVCでは、資金がなくて家畜を買えない農家のために、家畜銀行を実施し、貧しい家庭でも家畜が手に入るような仕組みを作っています(家畜銀行とは、借りた子牛や子豚を育てて大きくし、それから産まれた子牛や子豚を返すものです)。併せて、家畜を病気から守るために必要な草の根獣医の育成を支援しています。草の根獣医とは村人の中から選ばれたボランティアで、数週間の研修によって家畜の病気予防についての基礎的な知識を習得し、簡単な獣医活動をします。彼らのネットワークを作ることによって、病気予防についての情報交換や知識・技術の向上が期待できるため、JVCは積極的に取り組んでいます。

3. 地域住民/地方行政職員の能力育成

以上のような活動は、住民と政府、双方の理解と協力がなければ効果が期待できません。JVCでは、地域住民だけでなく地方行政職員も活動の対象者とし、共に活動に参加することでプロジェクトについての理解がより深まるよう働きかけています。また、他の地域における同じような活動を行っている農民との交流や研修を通じて、地域住民のみならず行政に携わっている人たちが、環境にやさしい持続的な生活改善を行うために必要な見識や能力を習得するための支援を行っています。

 
 


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