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2015年3月12日

【連載・震災から4年目を迎えて】
心の復興を願って

震災支援担当 白川 徹
2015年3月12日 更新
南相馬市小高区塚原で行われた法要の様子南相馬市小高区塚原で行われた法要の様子

去る3月8日、福島県南相馬市小高区塚原地区の公民館(塚原公会堂)で東日本大震災の犠牲者を弔う法要が執り行われた。小雨が降るなか、遺族や地区の住民、市長などが訪れ、この世を去った人々に鎮魂の祈りを捧げた。住民の寄付で建ててられた慰霊碑のお披露目もなされた。

今回の法要は、JVCの福島支援を長年支え続けてくれているアーユス仏教国際ネットワークの呼びかけで集まった有志の僧侶らがボランティアで行ってくれた。8人もの方が各地から集まってくれた。震災から4年を経て、被災地への関心が薄れる中、これだけの方々が福島に関心を寄せ集まってくれたことに感謝の意を表したい。

しかしながら、南相馬の復興への道のりはまだまだ道半ばだ。南相馬市小高区は原発から20キロ圏内ということもあり、震災後には立ち入り禁止の警戒区域に指定され、今でも住民は住むことができない。東京と仙台を結ぶ常磐道が今月はじめに開通したこともあり、車両の往来は増えているが、そこにあるはずの人々の生活は戻ってきておらず、夜になると町は静寂に包まれる。

仮設住宅サロンの様子。毎朝ラジオ体操が行われている仮設住宅サロンの様子。毎朝ラジオ体操が行われている

JVCは南相馬市の仮設住宅4ヶ所で地元団体と共に、住民にコミュニケーションの場所を提供するサロン活動を続けている。長い人では入居から3年以上が経過し、疲れが見え始めている。若い世代の多くが放射能被害を逃れるため市外に避難しているため、南相馬市の仮設住宅の平均年齢は80歳近い。息子夫婦と離れ、仮設住宅で高齢者夫婦が暮らすことは、大きなストレスとなる。また、阪神大震災の時に大きな問題となった単身者の仮設住宅での孤独死も問題になっている。JVCの活動地では無かったが、昨年度20人もの方が仮設住宅で孤独死の犠牲となった。孤独死ではなくても、故郷の家を離れ、仮設住宅でこの世を去る人も出てきている。

震災から4年を経て、南相馬市では確かに店は増え、人の往来も増えた。しかしながら、住民の心の復興はまだ道半ばにも達していない。少しでも住民の方々に寄り添い、活動を続けていきたい。

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