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災害公営住宅の自治会結成
~住民同士が支え合える環境を作る~

震災支援担当 伊藤 祐喜
2017年4月21日 更新
市内最大規模となる鹿折地区の災害公営住宅市内最大規模となる鹿折地区の災害公営住宅

2016年7月より入居が始まった鹿折地区の災害公営住宅では、現在、全8棟の入居が概ね完了し、200世帯以上が新たな生活を送っています。入居開始後、JVCは住民間の交流を図るべく、顔合わせ交流会を数回行ってきました。しかしながら、入居から数ヶ月が経過した現在でも、住民からは「同じ棟でもまだ会ったことのない人がいる。普段廊下で誰かとすれ違うことも殆どないからね」といった声が聞かれ、住民間の繋がりの希薄さが依然として感じられます。

団地内の新たなコミュニティを構築し、それを維持していく上では、コミュニティの母体となる自治会の活動が重要な役割を担います。気仙沼市において災害公営住宅の自治会は行政主導で立ち上げられますが、先行して完成した災害公営住宅では自治会を結成する過程でいくつかの問題がみられています。その内の一つとして、自治会結成に向けて、先ず自治会の土台となる準備会が立ち上げられますが、その準備会のメンバーの確保に難航するケースがみられています。また、自治会立ち上げにあたっては、多くの住民の声を取り入れながら合意を形成していくことが重要となります。鹿折地区の災害公営住宅において、住民間の合意形成が十分に図られ自治会が円滑に結成されるよう、JVCは行政や地元支援団体と連携し、自治会の立ち上げに向けた活動を開始しました。

2月28日に行われた各棟の住民会合の様子2月28日に行われた各棟の住民会合の様子

2月20日、全棟の入居者を対象とした住民会合を開催しました。会合では準備会の立ち上げに関する周知を行うとともに、準備会のメンバーの決め方について参加者から意見を募りました。その結果、棟ごとに話し合いの場を設けた上でメンバーを2、3名ずつ選出することとなったため、2月28日と3月1日の二日間にわたり、各棟の住民会合を行いました。会合では準備会メンバーの選出に向けた話し合いが参加者間で行われましたが、「私には荷が重いので誰か他の人にお願いしたい」、「協力したいとは思うが仕事が忙しいので私には難しい」などの意見が多く聞かれ、メンバーがスムーズに決まらない様子がみられました。そのような中、「自分に出来るか不安だけど、皆がサポートしてくれるなら引き受けても良いです」と話す住民も数名いたため、8棟の内4棟については準備会のメンバーが確定しました。一方、残る4棟についてはメンバーが決まらなかったため、後日改めて会合を開き、メンバーが選出されるまで話し合いの場を設けました。

準備会メンバーの選出に向けて話し合う1号棟の住民準備会メンバーの選出に向けて話し合う1号棟の住民
8号棟の話し合いを進行するJVCスタッフ(中央)8号棟の話し合いを進行するJVCスタッフ(中央)

住民同士の話し合いを重ねた結果、全棟から準備会のメンバーが選出されたため、4月以降は準備会を中心に、住民間の合意形成を図りながら自治会の体制作りや事業計画の策定を行っていく予定です。鹿折地区の災害公営住宅において、住民同士が支え合い安心して暮らせる環境が作られるよう、JVCは引き続き自治会結成に向けた活動に取り組んでいきます。

災害公営住宅での取り組み の記事一覧:こちらもぜひお読みください

更新日タイトル
2017年4月21日 更新災害公営住宅の自治会結成
~住民同士が支え合える環境を作る~
2016年11月24日 更新新たなご近所付き合いのはじまり
~災害公営住宅のコミュニティ形成~
2016年5月23日 更新災害公営住宅のコミュニティ形成に向けた取り組み

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