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2015年5月14日

旧浦島小学校の施設利用について考える【4】
~先進事例視察と視察報告会~

震災支援担当 石原 靖士
2015年5月20日 更新

2月27日から3月1日の日程で高知県への視察を実施しました。この視察の目的は、廃校活用に関する知見を深め、今後の旧浦島小学校の施設利用の検討にそれを生かすことです。視察には、JVCスタッフのほか、浦島地区振興会の役員および地区住民10名が参加し、三つの廃校活用事例について学びました。

初めに訪れた「みどりの時計台」は、県外から移住した夫妻によって宿泊施設および住居として活用されている施設です。参加者たちは、まず夫妻の説明を受けながら教室を改修してつくられた客室や浴室などを見学しました。また、意見交換の際には、「(廃校施設を借り受けるため)役場と話し合いを重ねるとともに、地域住民の理解を得るために何度も説明会を開催した」、「長期的な活用を考えるならば、無理せず、できる範囲で活用することが重要」等々、廃校の活用に至るまでの取り組みや廃校を活用する上でのポイントが夫妻から説明されました。

客室の様子(「みどりの時計台」にて)客室の様子(「みどりの時計台」にて)
廃校の活用に関する意見交換(「みどりの時計台」にて)廃校の活用に関する意見交換(「みどりの時計台」にて)

続いて訪れたのは、2015年2月の講演会に講師としてお招きした大﨑 登(おおさき のぼる)氏が施設長を務める「森の巣箱」です。この施設では、住民の要望をもとに「宿泊施設」、「集落コンビニ」、「居酒屋」が営まれており、その管理・運営は、住民自身により行われています。「近くに買い物ができるところがあると便利だね」、「住民が集まり、お酒を飲みながら交流できるのはいいアイディアだ」と、参加者は、講演会の内容を振返りながら施設の様子を見学しました。

「森の巣箱」の外観「森の巣箱」の外観
集落コンビニの様子(「森の巣箱」にて)集落コンビニの様子(「森の巣箱」にて)

三つ目に訪問した施設は、築20年ほどの木造校舎を活用した地域交流施設「ほっと平山」です。この施設には、宿泊場所だけではなく、ピザ窯や体育館等も整備されているため、宿泊客のほかに、ピザ焼き体験などの体験プログラムやスポーツ活動を目的に訪れる利用者も多くいます。参加者たちは、交流人口の拡大を目的とした様々な取り組みについて熱心に耳を傾けていました。

施設の内部を見学する参加者(「ほっと平山」にて)施設の内部を見学する参加者(「ほっと平山」にて)
施設の説明を受ける参加者(「ほっと平山」にて)施設の説明を受ける参加者(「ほっと平山」にて)

3月17日には、浦島地区住民を対象とした高知視察報告会を開催し、浦島地区振興会のメンバー等、およそ20名の参加を得ました。当日は、視察に参加した住民から廃校を活用した施設の様子や現地で行われていた取り組みが報告されました。また、報告者から「熱意、心意気、やる気、活用方法のアイディア、それらが素晴らしいと感じた」、「(視察先はどこも)山間部だった。それと比べれば、浦島地区の条件は恵まれており、何をやってもやりやすい」等々の感想が語られました。

高知視察報告会の様子高知視察報告会の様子

2014年度、JVCは、浦島地区振興会とともに講演会や先行事例視察、意向調査等を実施し、旧浦島小学校の施設利用の検討を進めてきました。この一年間の活動を通じて、徐々に住民の廃校活用に関する知見が深まり、さらには、旧浦島小学校の施設利用の可能性に気づき始めた住民も見られています。
JVCは、旧浦島小学校が住民によって有効に活用され、住民が誇りを持ち活気ある暮らしを送ることができる地域が実現されるよう、2015年度も引き続き支援活動を実施していきます。

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